『JIN〜仁〜』 第9話

野風おいらんこと中谷美紀が、このドラマ最高の美しさを見せていた。本気出したらこれか!て感じ。お見それしました。それに演技がやっぱりうまい〜。これだけうまいと、具体的な色事が何もなくとも、かなりのムードになりんす。いやー、これまでいろんな女優がおいらん(をはじめとする遊女)を演じるのを見てきたが、かなり傑出してた気がする。あ、昭和時代は除く、ね。

で、来週は最終回なの? 違うの? どう考えても、もう1話分(拡大あり)しか話が残ってない気がするんだけど、予告に「最終回」って出てなかったよねえ? まさか!「続きは映画」になるっていうんで、最終回表示をしてないんじゃなかろうな。

・・・いま、公式サイト見てきました。やはり、最終回ではないようですね。しかし、なぜか5分拡大のようですね。初回放送前にすべての脚本があがっていたというこのドラマ、まさか! 視聴率が予想以上にいいんで、妙に書き換えたりしとるんじゃなかろうね!?

第1話の冒頭とどう整合させていくのか?とか、龍馬暗殺などの史実を最終的にどう処理するのか?とか、見届けどころはいろいろあるのだけど、なんせ原作がまだ未完なのだから、うまく風呂敷を閉じるのは難しいんじゃなかろうか。

しかし、今となっては、そういうことどもは結構どうでもいい。江戸を生きる中谷美紀綾瀬はるか、両方を選ぶことはできないし、むしろどっちも選べない結末である可能性が高いけど、とにかく登場人物たちみんなに悔いなく生きて(あるいは死んでいって)ほしい。今はその一心だ。ここまで思わせるだけの吸引力があるドラマって、なかなかないよねぇやっぱり。