11/8放送 NHK教育 『日曜美術館 華麗なる天平の女たち〜正倉院』

正倉院展って、名前はよく聞くけど毎年やってるんだ。てか、年ごとにとっかえひっかえ出品するって、宝物ってそんなに数あるのか! 奈良・京都あたりでは、一度は訪れたことのある率が高いんだろうなー。いいなー。 

今年は、天皇陛下即位20周年ということもあって、ひときわ名品が勢揃いしているらしい。一部を番組で映していたけど、なんとまあ豪華絢爛なこと! 保存状態の良さにたまげるのはもちろん、ミャンマーとかトルコとかの宝石もばんばん使われて、今でも鮮やかに輝いているではないですか(照明さん等の技量もあるにせよ。。。)

そうかあ、大陸文化、インターナショナル、シルクロード奈良時代ってそういう時代なんだ。来年は、平城京遷都1300年だって。そういえばそうだよね。はっ、だから「せんとくん」なの?! 今さらすぎる?!

光明皇后の『楽毅論』て! なんと直筆! そんなもんが残ってるのか!!! うわーすごい達筆! てか楷書だ! や、正確には違う名称なのかもしれないけど、日本で過去の時代の行書じゃない文字を見るのってすごく珍しい気がする。そうか、これも唐の模写だからか・・・。楽毅って、宮城谷昌光の小説にあるあの人だよね。

それにしても、21世紀に見ても、なんて美しい字・・・。漢字の造形についての美意識って、1,000年以上も変わらないんだな。ちょっと感動的。しかし、あの時代に女性がこんだけの漢字を書くってこと、あったんだ。光明皇后って、紫式部も真っ青の才女? それとも、「一という字も読めないふり」をするのは平安時代から? 皇后だから関係ないの?

番組、安達祐実のソツのない参加っぷりが印象的。さすがだわ。