『小公女セイラ』 第3話 トマト投げ!

相変わらず快調! 少年少女を対象にしたドラマにありがちな、「もう見てらんない演技をする人」がひとりもいないので、大人が見ても楽しいんだよね〜。

樋口可南子は、5年くらい前の同じく土曜日に(局も時間帯も違うけど)小学生だった志田未来ちゃんをいじめてた天海祐希に勝るとも劣らない名演。せりふを喋るとき頭がちょぴっとも動かないことにプロ魂を感じる。まりあお嬢様もいいねえ〜。いじめっ子の演技が下手だと、ほんと萎えるけんね〜。気持ちの入った(?)いじめっぷりでスカッとする。てか、この子、ほんとは「ひろこ」って名前なんだ。ウケた笑

話が進むに従って、ドラマオリジナル設定の妙には感心するばかり。

セイラは原作どおりの聖少女ではなく、はっきりモノを言える気の強さをもっているけど、あまりの世間知らずゆえに周囲を引かせたり苛々させる。。。て、よく考えたよな、これ。

樋口可南子の、間違いなくセイラをけむたがってはいるものの、こう、何か一筋縄ではいかない思いを持っているというか、そういうのが見え隠れする様子も面白い。彼女がセイラの母親(やっぱりちょっとKYなお嬢様)とミレニウス女学院でクラスメイトだった、っていうのもオリジナル設定だよね。

あの、ストレートなロングヘアーの、冷め切った一匹狼みたいな女の子も気になる存在。こてんぱんに苛められ続けるセイラをあの子が助けてくれるんじゃなくて、セイラがいつか、あの子を助けるというか、あの子の誰にも踏み込ませなかった領域にズカズカ踏み込んでいくんじゃないかと予想してるんだけど。

そうだ、斉藤由貴の酒乱は、3話で早々に話の本筋に使われましたね。