2009年秋映画〜邦画部門

さて、この秋は、私にとって興味深い映画の上映が目白押し!

太宰治の原作は読んだことがないのですが、なんたって松たか子主演、しかもモントリオール国際映画祭で最優秀監督賞を受賞したというのですから、きっと良い映画のはず。
松さんの出演舞台については、劇評を意識的にチェックしており、常に絶賛の声が高いのでうれしいのだけれど、福岡にはなかなか、舞台って巡ってこないからねえ。
それに、最近はテレビドラマでの露出もほとんどないんだもん。私は松たか子に飢えている!
彼女の緊張感ある演技をスクリーンで見られるってことだけで、この映画にお金を払う価値はあるでしょう。

  • 『空気人形』

8月に堺さんの『南極料理人』を見に行ったときに、予告編を見た。
引いちゃうくらいの予告編だった。でも、見たいよ、板尾さんと空気人形のベッドシーン!
や、ARATAと恋に落ちるってのはわかってるんだけど、やっぱり、板尾さんのたたずまいがとんでもなかったもんでさ。
ズーンとして劇場を出る自分が想像できる。
是枝監督、毎回、挑戦してくるよねぇ。

これ、私が大学1年生くらいのころ、テレビドラマでやってたんだよね〜。
学業に怠惰すぎる大学生だったとはいえ、昼ドラだったのでさすがに全編見てはないんだけど、とても面白かった記憶がある。
今回の映画化での、主人公ののんちゃんママ・小巻が小西真奈美、別れた夫が岡田義徳というキャスティングも私のイメージではぴったり。きっと、心あたたまる佳品なのではないかと思います。

堺雅人の主演作、ってだけで見たいわけです。
今度は、どんな作品のどんな役を、どんなふうに演じてみせるんだろう?
っていう好奇心だけで劇場に足を運ばせる。これがノリにノッてる役者のなせる技。

  • 『風が強く吹いている』

上記までの4作品はもちろん興味深いんだけど、実際に劇場まで見に行くかどうかはわかんない。私と映画のおつきあいは、せいぜい年に1,2本といったところなので。今年は既に、『南極料理人』見ちゃったしね。
で、この秋の私の大本命はこれですよ!

三浦しをんの原作小説が、どんなに面白かったことか。
そして、原作を愛すれば愛するほど、それに比例して映像化には不安もつきまとうのですが、この映画のスタッフを見てのけぞりました。

脚本:大森寿美男
音楽:千住明

これはああああ! 私を熱狂させた、大河ドラマ風林火山』のコンビではないですか!!!

いち早く試写会を見た人の感想をネット上で読んでも、かなり好意的なものが多い。映画好きの人の中で、「今年これまででいちばん!」という声さえあった。たくさん笑ってたくさん泣けるんだって。それって、私が小説を読んだときの感じと同じだし!!!
ハイジ役が小出恵介さんときいて、「え、あのルーキーズで泣いてた人・・・?(あまり見てないけど)」という懸念もあったけど、小出ハイジも絶賛されてたし。
これはもう、期待するしかないでしょう!
ということで、きのう天神に赴いた折、さっそく前売り券も購入しました! あー封切りが楽しみ!