約7キロ、40分

今日は夫と走る。

福岡市動植物園を廻るのは彼とのおなじみのコースなのだが、ここはとにかく、私の数あるランニングコースの中でも、いっとう傾斜のきつく長い坂を擁している。上りきるまでには10分少々といったところなのだけど、そのころには1回心臓が死ぬって感じ。幸い、その後は長い下り坂に入るので、そこで息を整えることはできる。

初めてのときは、下り坂を3分走っただけで音をあげた夫が、この3ヶ月ほどで坂を走って上るようになり、3.5キロのこの周回コースを、1度の休憩で走りきるようになったのは見上げたものだが、「どうもここから進歩せんのよな・・・」と、彼自身は停滞感をもっている様子。

へっぽこ市民ランナーとしてちょっとキャリアがあるからといって、あーだこーだと講釈を垂れては気を削ぐだろうと、伴走に徹することにしてるのだけど、
「あのさー坂道を標準コースにするの、もうやめない?」
と言ってみた。急激に心肺能力を鍛えたいとか、筋肉を作りたいとか、速いスピードで走りたいってならともかく、カロリー消費や脂肪燃焼が彼の主眼のはずだから、坂道でバテて20分しか走らないよりも、もっとラクに長く走ったほうが理にかなってるし、何より楽しいんじゃないかと思って。

ま、この意見を容れるのかどうかは夫次第。その後、私は同じコースを一人でもう1周しました。動植物園の入り口を守るガードマンの初老のおじさんが、通るたびに「がんばれ!」と手を叩いてくれた。ありがとーう、身に沁みるぜ!