書を捨てよ、町に出よう

毎年我が社では、10月1日に大型の昇進・昇格辞令が交付される。今年も、全社員中、1.5割くらいの人が受け取ったんじゃないかな。
外資みたいに激しくはないけど、基本的に競争原理がはたらいている会社なので、昇進や昇格というのは、やっぱり仕事を認められたということで、励みになるもの。対象者はおおむね、目に見えてうれしそうだったり、さらなるやる気を起こしてるなって感じがする。
私はといえば、一昨年昇進・昨年昇格と続いたので、もう当分ないんだけど、周りの様子を見てると、やっぱり刺激を受けるところがある。それに、10月に入ったということは、9月の第2四半期決算(昔でいうところの中間決算)の作業の始まりを意味してるわけで、私の業務的に、あらためて気合を入れなきゃいけないところ。
そんなこんなで、1日の夕方、夫から「今日は仕事が早く終わりそうなので、どっか寄って帰るか?」というメールにこたえ、喜び勇んで帰路へとついた。・・・って、あれ? や、まずは酒でもくらって気勢をあげようって気持ちになるんですよー、こういうときは。ビョーキか。
サラリーマン同士、夫とおおいに飲んで語る。
どうでもいいけど、酒の強い人たちと飲んでばかりなので、店の人に「強いんですね〜」とか「よく飲まれますね」と声をかけられる確率がすんごく高いぞ。

翌日の金曜日は鈍い頭痛とともに出勤。ほんっと、進歩しないよな、自分。
ま、ダテにこんなことばっかりやってるわけでもないので、多少の二日酔いには耐性があります。やたらとイレギュラーな契約の会計処理を朝からいろいろと。
ひとつの取引に関する山のような契約書を見ると、そこまでもっていった営業担当者や事務担当者たちにも敬意が湧くってもんである。でも、約定にしろ数字にしろ、読むのが大変・・・。月末の駆け込み契約って、往々にして、成るまで経理にはほとんど経緯が知らされないのよね・・・。

土曜日、久しぶりに気持ちのいい晴天。夫は、実家にネット環境を作るため朝から出張していった。洗濯、クリーニングしてから家を出て、家の近辺を徒歩でぷらぷら。
平尾商工連合会主催の『ひら・ぐら市場』なるイベントがひらかれている。なかなかしっかりしたPR紙がポスティングされていたので、ちょっと楽しみにしていた。果たして、メイン会場・駅前の測量センター駐車場はけっこうな賑わい。10月だってのに、しかもまだ真っ昼間なのに、浴衣を着た子たちまでおったよ。地域のお惣菜屋さんやら居酒屋さんやらがテントで唐揚・おでん・ビールなどを売り出してて、行列もできてた。
ここらのお店はいろんな形でイベントに参加してるようで、それぞれ、セールやサービスなどで客を引いてた。私も2店舗でしっかり享受。初めての試みだったらしいけど、派手さはない(つまり、過剰な費用は使ってなさそう)のに、なんとなく一体感があって、いい感じのイベントだったんじゃなかろうか。次は3月にやるらしい。

日本の秋は祭りがたてこむ季節です。いったん帰って、次は「ミュージックシティ天神」へ。今年で8回目だって。予算的には一時期よりボリュームダウンしてるんじゃないかと推測するが、“おなじみ”感はしっかり出てるんじゃないかな。週末、なんとなく天神に出かけていくと、あちらこちらからライブの音が聞こえてきて、「ああ、今年もそういう時期かー」って感じるような。

特に天神で買い物する用事もないし、走って行くことにする。ちょうど誕生日に、とってもかわいいウェアをもらっていたので、昨今流行りの「ビジョガー」風ないでたちで(笑)堂々と天神の中心までランニングだ。

目当ては新天町商店街・時計台下の広場、ビー玉ラウンジの路上ライブ。着くとちょうど始まるところだった。juno姐さんが歌い始めると、通り過ぎようとしていたおじいさんが、打たれたように立ち止まり戻ってきてた。とても引きのある声なので、かなりの人が立ち止まって耳を傾けていた。三線二胡といった楽器とサニー兄のギターのハーモニーも違和感なくて、ライブらしいハプニング(1時間ごとに鳴る大時計の鐘が、ラストの曲にバッチリかぶった)もあり、楽しいライブでありました。サニー兄とはオンラインでやりとりがあるのでそこまでご無沙汰感はないものの、実際に会って話すのは3年ぶりくらいだったかも。痩せてた。お互い楽しく生きようぜ。

夜、夫、「晩メシが帰ってきたぞー!」といいながら帰宅。例によって、実家で山盛りのおみやげをもらってきてた。焼きそばだけ作って、あとは実家産の唐揚げ・がめ煮などで夜ごはん。