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福山雅治 デビュー20周年記念ツアー『道標』

音楽


8月9日の日曜日、マリンメッセ福岡にて、福山雅治のコンサートに行ってきました! withまりちゃん。

会社に熱狂的ファンのお姉さんがいて、大量にチケットを持っているらしく「買わない?」と持ちかけられたので2枚購入。その時点ではお姉ちゃんと行く予定だったのだが、彼女、最近の激務でダウンし、戦線離脱。急遽、前々日に友だちに声をかけると、なんとまりちゃんが結構な福山ファンであることが判明したのだった。

以下、コンサートレポート的なものを書き残しますが、わたくし、実はミュージシャン・福山雅治にはめっきり疎いのです。

日本の正しい女子として(? 島田紳助が『日本女性は福山に支配されている』発言したことあるんですってね)福山さんの顔はモロ好みだし、テレビから何となく伝わってくる彼のステキなお人柄も好きなのですが、ミュージシャンとしての彼に魅力を感じたことは、正直、ほとんどなく、むしろ、「なんでこの人の歌まで売れるんだろ・・・もにょもにょ」みたいに思ってました。

でも、チケットが余っているのだったら、彼の音楽を体感してみるのも一興!と思って行って来た次第です。

そんなわけなので、このコンサート時点では、ニューアルバム「残響」も未聴なのはもちろん、よく売れたシングル曲以外、ほとんど彼の曲を知らない状態でした。結論から言うと彼のコンサートはすごく楽しくて大満足! ますますましゃが好きになっちゃったぜイェイ!て感じなのですが、もともとすんごく福山さんファンの人が読んだら不快な部分もあるかもしれないことを申し添えておきます。では、いきます。長いよ!

  • 福岡4daysの最終日。マリンメッセで4daysもやるミュージシャンは、ほとんどいません。B'zとかドリカムぐらいですかね。すごいよ福山さん! 大人気だよ!
  • 16:00開場、17:00開演。会場内では、ちょうどオンエア中の「福山雅治 SUZUKI Talking FM」を流している。
  • この冒頭で、自身の両親が被爆したことを話したらしい(今日のヤフーニュースで知った)が、私は16:15頃に入場したので聞けず。放送は録音だったのだろうが、『このあとマリンメッセでライブです。福岡のみなさん、もうすぐお会いしましょう!』などなどライブに向けた楽しいトークもあり、会場内では時おり拍手が起きる。
  • 設営はシンプル。正面にステージ、アリーナ6,000、スタンド3方向に2,000ずつ、バックステージにSS席500くらいか? みっちりと満席。ステージ左右に巨大スクリーン、正面にも必要に応じて(?)映像が出ていた。
  • 客層、男女比1:9か、もっと女子が多かったかも。年齢層は、20代、30代、40代とほぼ均等な感じで、母娘のカップリングもちらほら。福山さんのイケメンキャリアを感じます。驚いたのは、未就学児のようなお子さん連れもちょいちょいいたところ。
  • ほぼ時間どおりに開演! 
  • ステージが明るくなると福山さん以外のバンドメンバーが勢ぞろいしている。ゆっくりとしてテンポで流れ始めたのは、『でんでらりゅう』という童謡(?)のインスト。
  • ♪でんでらりゅうば でてくるばってん でんでられんけん でてこんけん こんこられんけん こられられんけん こーんこん♪ て歌ね。みなさんご存じ? 私は子どものころ、母親(佐賀出身)が歌ってくれてたので知ってるのだが、母親以外が歌ってるのを聞いたことがないし、北部九州の方言なので、長崎に伝わる民謡?なのかも。“でんでらりゅう”って竜の一種(?)で、長崎おくんちと関係あるのかもしれないし。
  • ちょっと中華っぽいメロディーを奏でるキーボードがハッとするほどいい音! 九州での公演のみのサービス的なものなのか、あるいは長崎出身の福山さんなので、全国でやってるのかわかりませんが、粋なオープニングで一気にテンション上がる。
  • そして福山さん登場! 白いシャツ、薄い色のジーンズに、白いロングコートを羽織って、ギターは白っぽいきらきらしたフライングV。福山さんにフライングVというイメージがまったくなかったし、そのスター然とした出で立ちがちょっとおかしく、でももちろん、さらにテンションは上昇。
  • ちなみに、ギターは2,3曲おきに持ち替えてました。テレキャスエレアコみたいなのとか、いろいろ。たまにマイクのみで歌う曲もあり。
  • ちなみに私の席はアリーナのまんなかより後方だったので、肉眼ではステージ上の表情など細かい部分ははわからず・・・。
  • 1曲目、ニューアルバム『残響』の1曲目「群青」。なかなか壮大なメッセージ・ソングで、曲の終盤には、世界各地の人々のポートレート写真や、地球を思わせる映像が正面に映される。マイケル・ジャクソンに馴染んだ私には、「1曲目からヒール・ザ・ワールド?」て感じだった。
  • 少し余韻をとって、続けて2〜4曲目。2曲目は、打って変わってアップテンポでセクシーっぽい曲。ここまで福山は、ステージ中央からほとんど動かず。3曲目は『HELLO』。♪こ〜いが始まったなら き〜みが止まらない〜♪とかいうアレね。4曲目は、題名がわからんかったけど、これもたぶん有名なシングル曲。ここでギターを置いてステージの上手、下手へと歩み寄りお客さんをあおる。
  • いきなり最初から縦横無尽に駆け回ったりしないあたり、福山さんも四十路というか、まあバリバリのロックミュージシャンでもないし、HP温存型・ペース配分型・エコライブ型な感じなのかな、と、この時点では思っていた。
  • 4曲目終わったところで最初のMC。「フクオカ来たぜ〜!」みたいな。あと、彼のライブではお決まりらしい『出席確認』と呼ばれているもの。内容は、「スタンド下手(しもて)〜!」「上手(かみて)〜!」「アリーナ〜!」て感じの、まあ一般的なあおり。熱狂するお客さんたちに、「なんか食べられちゃいそう・・・」みたいな反応。その言葉に私らがまたワーキャー言うと、「いいよ、食べちゃって。今日はもう、アンパンマンな気持ちだから」など、さすがに軽妙なトーク。
  • 「僕のライブに来たら聞いときたいな、みたいなやつを2曲」と言って、『It's only love』と『milk tea』を続けて。
  • 次のMCでは、今日「長崎から来た人〜!」「佐賀!」「熊本!」「九州以外!」「福岡〜!」みたいに客席にたずねて手を挙げさせる。ほかに、「男〜!」「女〜!」そして最後に、「これ重要。年齢確認です。『自分は若い!』ていう人〜!」と聞いて、わーっと老若男女(笑)が手を挙げたところで、「ハイ以上です!笑」と打ち切る。
  • 「新しいアルバムから3つ」と言って曲へ。紹介の仕方がラジオのパーソナリティっぽく、親切設計だなーと思う。
  • そして曲が始まると、さらにびっくり! なんと、左右のスクリーンに、歌詞が字幕スーパーで! もっと若いころ、有名ミュージシャンのコンサートにもいろいろ行ったけど、こんな趣向は初めて。。。 どこまで親切なんだ、福山! 
  • 3曲のうちの2曲目は、字幕スーパーなし。さっきの曲が特別だったのか? と思うと、3曲目ではまた字幕が出現。うーん、どういう基準なんだろうか?と考え込む。聞いてると、2曲目は、けっこう重苦しい「ある男の一生」的な歌詞だった。3曲目は、「幸福論」という、「みんないつか死んじゃうけど、君が今生きてるってことが僕の幸せなのさ♪」的な明るい曲。あんまり重たい歌詞を活字で見せつけて引かせたくないのだろうか? あるいは、重い歌詞ほど、耳で聞き取ってほしいという意志のあらわれか?
  • ここまでで9曲やったことになる。ポップな曲で盛り上がったところで、これも恒例らしい『ぶらり旅の途中下車』みたいなMCコーナー。公演地ごとに、福山さんが行った場所なんかを写真に撮って紹介するというもの。いつもそうなのだろう、このコーナーが始まると、お客さんたち、示し合わせたように座り出す。福山さんも「あ、そうそう、座ってねー。いくら今日は若い人たちばっかりだからって、ずっと立っとくわけにもいかないしね〜」と、あくまで親切。
  • この日は、「福岡では、志賀島海ノ中道海浜公園なんかに行きました」などのMCを経て、「ニューアルバムを発売して間もないので、評判なんかも気になるので、ショップに行ってみた」と言って、キャナルシティ内のHMVやタワーレコード天神店の特設コーナーで撮った写真を紹介。
  • 店員さんが書いたPOPに、「ミュージシャン、俳優、観光大使」とあるのを写して、「細かいこというと、観光大使じゃないんだよね。“長崎ふるさと大使”なんだよ。・・・・って、3日前、ここのライブのMCで話したら、翌日! POPが追加されてました!」と言って、『福山さんごめんなさい・・・長崎ふるさと大使でした』という新しいPOPの写真を見せる。
  • 「なんか俺、圧力かけたみたいやん!」と言いながらも、「でも、ライブを通じて、その日のお客さんや、レコード店の人ともコミュニケーションできたみたいでうれしい。」と、きれいにまとめ、「あ、もう、これ以上、レコード店の店員さんを責めないでね! そっとしといてね!」とフォローも忘れず。良識人だ・・・。
  • 次の曲、これもニューアルバムから、『流れ星』。まだ座っといていいよーと言わんばかりのスローナンバー、歌詞の字幕スーパーあり。『少し酔ったみたい 帰ろうかな もう少し飲もうかな』『夜が終わるみたい 一人で帰れるわ』みたいな、恋に破れて酔いちくれる女子視点の歌詞・・・。
  • 「開演前にスクリーンでも予告を流してましたが、事務所の先輩・岸谷吾朗さんの初監督映画の主題歌です」と言って、ニューアルバムより『旅人』。アップテンポな曲なので、ここでみんな立つ。主演もアミューズの後輩、上野樹里らしく、なかなか面白そうな映画でしたよ。たぶんハチャメチャもの。
  • 次にもう1曲、ニューアルバムからやって(たぶん字幕はなかった。バラード)、ここで、ちょっとだけ福山さん退場。すぐに出てきて、後半に突入とばかりに、「もっと盛り上がろうぜ、ひとつになろうぜフクオカ〜!」みたいな感じでさんざん客席をあおり、超かっこいい、聞き覚えのあるナンバーが始まる。
  • それは、フジテレビドラマ『ガリレオ』の劇中音楽だった。福山さんが演じるナントカ教授(名前忘れた)が、一休さんばりに閃いて不可思議な数式を書き殴るときに流れるメインテーマ。歌はないんだけど、この曲、このアレンジが、ものっすご、かっこよくて、個人的にかなりツボだった! バンドメンバーかなり一流! てか、これも福山さん作曲なのか?
  • ここで今さらながらにバンドメンバーについて触れておくと、人数は15,6人ほどもいただろうか、ギターふたり、ベース、ドラム、パーカッション、女性コーラス3人か4人、バイオリンひとり、トランペットなどの金管楽器(というのか?)3,4人、ピアノ、そして彼らをまとめるバンマスは、キーボードの男性。全体的にすごく音は良く、大人なアレンジだった。正直、こんなにいい音が聞けると思ってなかったぐらいだった。
  • 予想以上のふたつめは、福山さんのボーカルだった。CDやなんかでは、ちょっと暗くて鈍い感じ(に私には聞こえる)なんだけど、コンサートで聞くナマ声には深みがあり、いい感じの湿り気、艶もあって、優しくセクシーだった。しかも声がすごく伸びてた! 数ヶ月全国ツアーを廻り、福岡だけで4日目なのに、かすれたり飛んだりすることもなくて、初めて聞くアルバム曲とかも、(字幕スーパーの謎に気をとられつつも)聞き入ってしまった。

・その後は、「デビュー20周年のツアーで、僕も40才になったんですが、そのアルバムで一等賞をとったし、シングルでも一等賞をとったのが10作品。これは、田原俊彦さん、近藤雅彦さんに続いて、男性ソロシンガーでは3人目らしいし、作詞作曲をするソロシンガーでは初めてのことです。みんなありがとう! もっともっと盛り上がろう!」というようなMCのあとにふさわしく、ここからは、後半を盛り上げるにふさわしい、シングルヒット曲のリレー。

  • とはいっても、メドレーみたいな編曲ではなく、すべてフルサイズでの演奏。『Peach!』では、ジーンズのお尻の上に紅白のふんどしをあしらったお尻のお面(?)をつけて、いやらしく腰を振る。次の曲、その次の曲も、アップテンポのシングル曲だった。左右にせりだした花道で、客席に向かって空気銃みたいなのからタオル(?)の玉をぶっ放つ。
  • 「20年前にデビューしたとき、福岡のビブレホールでライブをやりました。この歌から始まった」みたいな短いMCのあとは、デビュー曲『追憶の雨の中』。おお、三十路の私が、21世紀にこの曲をライブで聴くとは! ドラマ「ひとつ屋根の下」のチィ兄ちゃんで福山さんの美男子ぶりに転んだころ、この曲が入ったアルバムは、カセットテープにダビングして聞いていたのだ。
  • 雨の歌だからか、恒例の演出なのかわかんないけど、この曲のときは、水の入った紙コップを次々と何十個も客席に投げ入れていた。
  • だんだん記憶がおぼろげになってきたのだが、このあとはまた、ニューアルバムから2−3曲やったと思う。エロっぽい曲もあった。福山さんの場合、エロい曲も、女子的にまったく引かないんだけど・・・。比較的スローなナンバーでは、字幕スーパーも出てた。
  • この辺で、「あー、そろそろ終わりかな」て感じが伝わってきて、福山さんがあおればあおるほど、客席がそれに応えれば応えるほど、「もうすぐお別れ・・・」感が迫ってきて、より盛り上がる。これはどんなライブでもおんなじこと。
  • 福山さん自身が出演してる缶コーヒーのCMで流れてる曲『明日のSHOW』で、ややしんみりしつつ盛り上がり、福山さんもやたらと「ありがとう!」を連発するので、とりあえず本編はこれで終わりかなー?と思ったら、さらにMCがあった。
  • 「今日は、世界で2つ目の原子爆弾が、長崎に落とされた日です。自分も小さい頃から、祖母などにその話を聞いていた。自分はその血を受け継いでいる、それを、自分の手を見ると感じる。そんな気持ちから生まれた曲です」
  • そして最後の曲、ニューアルバムのタイトル曲、『道標』が始まった。
  • 「あなたの手が好きです、自分たちを育て、旅立たせてくれた手。自分たちを育て、旅立っていった手。」そんな歌で、このとき初めて聞いたんだけど、ちょっと泣きそうになったよー! ちなみにもちろん(?)字幕スーパーあり。
  • このあとも幾度かのアンコールあり。柴咲コウに提供した「KISSして」をセルフカバーしたあと、「まったく、今日のお客さんときたら、キスは上手だし、反応はいいし、声は大きいし、何度もおねだりするし・・・なんて、いやらしい人たち!」みたいなお得意のエロトーク(いくぶん、シモネタを期待する観客に対するリップサービス的でもあったが)や、無言で客席を順に指さすのにしたがって起こるウェーブに、「指先ウェーブだね」なんてにっこりしたり、いろいろありました。
  • あ、アンコール中のMCで、「いいんだよ〜、職場や友だちの前では言えない『ましゃ』って呼び方しても〜」なんて彼が言うと、場内がいっせいに「まーしゃ〜〜〜!」みたいに絶叫してたのも面白かった。確かに、世間では言いにくい「ましゃ」。よくわかってらっしゃる笑
  • 最後は、バンドメンバーを華々しく紹介して見送ったあと、たった一人でステージに残っての、『今夜君を抱いて』だったかな? ギター1本での弾き語りだった。ギター上手かったよ。


心地よい疲れとともに帰宅し、反芻すると、福山雅治というミュージシャンについて妙にいろいろ考えをめぐらせてしまったのだが、それについてはまた次の機会に。もう、長すぎですからね。