『龍馬伝』キャスト2次発表!

キター------!!!!
今か今かと待ってたよ! 待ちくたびれたよ!

一部、スポーツ紙やなんかでフライング報道されてるのもあったけど、これが正式発表。

イイネ!イイネ!イインジャナイノ!

副主人公ともいえる岩崎弥太郎。剃刀のような頭脳をもちつつ、粗野で人付き合いが悪く龍馬に卑屈な思いを抱くなんて役どころで、香川照之の芸達者ぶりは遺憾なく発揮されるに違いないし、大森南朋は、『ハゲタカ』つながりでの抜擢でもある、演出の大友啓史の期待にばっちり応えるだろう。本業の役者でない福山雅治を演技面でがっちり支えるふたりだ。

真木よう子にはちょっとびっくりしたなあ。そうきたか。当初、この位置にいちばん近いのは宮沢りえじゃないかと期待してたんだよね。時代劇での実績もじゅうぶんだし、大河ドラマはアイドル時代に白拍子を演じた「太平記」以来となるので、話題性にも富むと思って。でも、赤ちゃん生まれたばっかりだから、それは無理かぁ・・・て思ってたら、なんとなんと、こちらも赤ちゃん生まれたばっかりの真木さん。美人で名高く、またけっこう気の強い京女だったというおりょうのイメージにはぴったりかもしれない。でも私、この人、『風林火山』の美瑠姫(かなりおいしい役だった)で見たんだけど、せりふまわしっていうか、声質?がちょっとどうかと思ったんだよね、そのときは・・・。でも、かなり力入れて役作りをされることでしょう! 期待しましょう!

ほかの女性陣、早々にスポーツ紙がスクープしてた広末涼子は、高知出身ってことで大河おなじみの“ご当地枠”から必ず出演するだろうと思ってたので驚きはなし。まあ出番も序盤のみでしょう。千葉さなの貫地谷しほりさん、いいねいいねいいね! この人こそ、『風林火山』で主人公・勘助の恋人として、迫真の演技で視聴者を驚嘆させ、ドラマ序盤をおおいに盛り上げた殊勲者! 彼女の時代劇での演技は折り紙つきといっていい。たくさん出番つくってほしい〜。楽しみ〜。

龍馬の育ての母ともいえる女傑・乙女役も、「黒木瞳?」「天海祐希?」「大地真央?」「真矢みき?」なんてネットでおおいに盛り上がってたけど(いま挙げた人、みんな宝塚出身だな・・・)、寺島しのぶねー、その手があったね! 好きです! これはよい〜。

若手男性陣もいいじゃないですかあ。大泉さんも要さんも見せ場のあるいい役! 演技力にも不安なし。岡田以蔵といえば、いまだに私の中では12年前の正月大型時代劇「竜馬がゆく」で以蔵を演じた長瀬智也が鮮烈に残ってるんだけど、この狂犬みたいな役どころ、佐藤健さんはいい味だしてくれそう。

NHK,総じていいとこ突いてきたね〜! やっぱり、ここんとこ大河ドラマの視聴率や話題性がかなり上がってるので、キャスティングもやりやすいんだろうね〜。あと、これからの発表の目玉は、寺田屋お登勢、大浦お慶、桂小五郎久坂玄瑞、西郷さん(これは高橋克美だとスポーツ紙が報じている)、大久保さん、陸奥宗光、竜馬の父・権平、千葉周作千葉重太郎といったところだね。3次発表はまた3ヶ月くらいあとかな。期待してますぞ! 

こんなにいい配役そろえて、今年の「天地人」みたいな体たらくにだけはしないでほしいと切に願う。『ハゲタカ』に『白洲次郎』の大友啓史が、美学あふれる画面を作ってくれるだろうとは思うけど、いちばん不安なのは、脚本の福田靖かも・・・。大河ドラマらしい本を、いっちょお願いしますよ! 

あと、福山さんね。あまりにも竜馬のイメージとはかけ離れてるからね。いまだに私、竜馬は長瀬さんが最適だと思ってるもん。若い頃はのほほんと茫洋としてて、覚醒したあとはとことんワイルドっていう竜馬の感じは今の長瀬さん30歳にぴったり! 『歌姫』で高知弁もばっちりマスターしてるしさ。でも、福山さんのプロ意識はよく知られたところだし、本業の役者じゃないからこそ、スタッフの意見を素直に受け容れて演技するのが彼のポリシーらしいから、変に先走ることはないだろうしね。くー、やっぱり脚本と演出にかかってるよな! 

あー、キーボード叩く指が止まらない!
天地人」が俳優陣のがんばりに反してアレな作りなんで、余計に来年を待ちきれなく感じるよ!