『とと姉ちゃん』 第20週 「常子、商品試験を始める」
表札のラストカット。私「あれ何て書いてるかわかる?」息子6才「?」私「ほしの」 息子「ほしの・・・・・。えーーーっ! もどってきたとかいな。なんか、すごいはやくみたくなってきた!!」 #とと姉ちゃん
時代の移り変わりと常子たちの現在(五反田さん!)を鮮やかに映し出す冒頭に見入っていたら、常子怒涛のまとめセリフにあんぐりw まったく、ひどく無口なときもあればこうして立て板に水の如くまくしたてたりして、極端なヒロインだよw
家庭に入った女性から見れば常子の仕事人ぶりは別世界だろうし、常子には愛する人と結婚し子を産む人生は遠いものだろう。でも前者の愛読者が「応援してる」と言ってくれるのが、示唆的で #とと姉ちゃん らしい。そして常子も花山も一家の主婦ではないけどずっと暮らしの目線に立ち続けるんだよなあ
商品試験で合格点の出た石鹸をもって青葉ちゃんのところに行く→星野さん発見 という筋書きであろーか。#とと姉ちゃん
かかに聞かれて何げなく答えた「男らしい人」。男らしさ・女らしさ、その意味をこれから問い直していくのかな。#とと姉ちゃん
星野が出征していたのだとしたら、従軍して、復員して、結婚して(出征前の結婚かも?)、それから子どもを2人もうけて、その上で妻がいない(死別又は離別)というのはやはりとても大きな経験で、星野さんがどう変わったのか変わっていないのか、すごく気になるなー。#とと姉ちゃん
対する常子はというと、あまり変わってないように思えて、やはり変わったよなと。会社を作り花山をパートナーに得て、経営の厳しさを知り鞠子を嫁に出し、その間、結婚も出産も男性との交際もなく仕事に邁進、それはやはり少数派で「女性らしさ」とは少し遠い生き方かも #とと姉ちゃん
結婚にしろ子育て(家族の生活の糧を得るための仕事)にしろ大多数の人の暮らしで、現実の喜び悲しみめんどくささ理不尽さにみちている。常子は暮らしの目線に立ちつつも、そういった自己の経験はなく、今では生活の糧のためというより理想を追求する仕事をしている。#とと姉ちゃん
互いの15年間について四方山話をすぐに始めないところとか(普通の間柄なら再会後すぐその話になるよね)、君子に再会は告げても奥さんとの死別は言わないとか、この2人らしいし、彼らの親密な日々と別れは、やっぱりいまだ消化しきれないところのある特別なものなんだなーと感じた。#とと姉ちゃん
それでいて、奥さんがいないとわかっていても、再会で上の空になったりせず、いつもどおり仕事中は集中している常子の姿を見ると、大人なんだなあ月日は流れたなあとも思う。星野さんは何の仕事してるんだろうね。己の興味関心や理想を追求するものか、それとも。#とと姉ちゃん
商品試験の場面の作り込みを見ると、予算や描写の軽重がきっぱりしてる作品だと思う。戦中?闇市もそうだった。Pは見映え的なことも言ってたけど、やっぱり誌面作りや編集のノウハウより、理念を描くのに力を入れてるのもあるかなと。検査機関ですら中立でない中で…って話、すごい。 #とと姉ちゃん
あの頃の常子は若いのに家族を養うため、ただそれだけのために働く #とと姉ちゃん で、ダサめの服着て(花の職業婦人のはずなのに事務員か!とかTLでつっこまれてた)欲しいものもなかったけど、今は洗練された「素敵な洋服」を着て理想を追求する仕事をしてる「おばちゃん」なんだね
常子や私達の知っている星野さんはなんでも正面から切り込んじゃう不器用でKY気味な人だったじゃないですか。その星野さんが常子との間柄を聞かれて「昔、ご近所で」という当たり障りのないことを言うの、星野さん大人になっちゃったんだなーと感慨深いようなせつないような。 #とと姉ちゃん
美子が自立し始めて南さんとデートしてるから、大量のコロッケを常子をが独り占めできるのは(よっちゃんはどんだけ食べるんだって話だけどw)、「妹たちをもう少し見守りたいから」と星野さんとの結婚をお断りしたことを考えるとなんとも複雑なのよね。 #とと姉ちゃん
「もしかしたら戦争で、と思っていたので ただただほっとしました」 その嬉しさと驚きと懐かしさと子持ちであることの不思議な感覚とで胸がいっぱいになってしまうよね。そんな常子の胸のうちは今までの常子を観てきたからよくわかる 感情が表には出なくとも #とと姉ちゃん
【西田征史】インタビュー記事をご掲載いただきました!是非ご覧ください!↓描きたかったのは、「人々の暮しの変化」 脚本家・西田征史―『とと姉ちゃん』の舞台裏 URL
RT 大橋&花森さんを題材に選んだ理由、“モチーフ”について、芸人からの転身について、「人生は最初に思っていたものと違って、少しずつ形を変えたり辿り着いていくものでは」、今後の展開に込めるもの、#とと姉ちゃん 後の仕事… 多くない文量で様々な部分に触れられた良いインタビューだった
先日の @kamitonami さんによるPへのインタと比べて読むと、インタビュアーのスタンスによって出て来るものがこうも違うというのがわかって面白いですね。木俣さんがどんな成果物を作りたかったかよくわかるというか URL #とと姉ちゃん
ご本人は、記事公開後、twitterアカウントで「わかるひとにはわかるだろう、というところで戦いました。シン・ゴジラの若い政治家たちのような気持ちで」と明言されていましたからね。
批判的スタンスで取材しても一向にかまわないのだろうけど、言葉の選び方・切り取り方があまりに恣意的でね… 取材相手への敬意もない、議論を深める気もまったくない、批判スタンスを明らかにできるほどの人でもない、気分悪い記事でしたよ
大手が圧力かけてるんじゃない、勝手に自粛、萎縮してるのって今もそうなんだよね、角を立てずに立ち振る舞うのが日本的なアレとして容認されちゃってるよね、真っ直ぐ、正直なだけじゃ生きていけないって #とと姉ちゃん
夫が息子を歯医者に連れて行ったので一人で見たんだけど、星野の語る話にびっくりするほど泣けてしまった。昔と全然変わってないこの笑顔は、南方に従軍して爆撃され終戦を迎えやっと復員したら仕事もなくなってて、そういう混乱をくぐり抜けてきたものなんだねえ #とと姉ちゃん
大阪に行くときも駅に学友たちが見送りに来てたし、森田屋の皆に可愛がられたように、従軍先でも変わり者を認知された上で何となく好かれてうまくやってたんだろうなと思う。そこからの空襲や終戦、その後の混乱は、優しい星野には耐えがたいものだったんじゃないかな #とと姉ちゃん
15年前、常子と星野に何があったのかを知るのは君子だけ。鞠子と水田の仲をニヤニヤ見守りプッシュしまくった美子は、常子と星野の仲もてらいなく推しそうだなあ。しかし美子自身のお付き合いはあまりに仲良しぶりを見せつけてるだけに妙にヤな予感がしたりもする #とと姉ちゃん
常子と星野の仲がどうなるかはわからないけど、確かに言えるのは、従軍後、同僚を亡くし仕事を失くし、出会った妻まで亡くした星野にとって、2人の子どもがどれほど大切な存在か、#とと姉ちゃん として生きてきた常子には痛いほどわかるだろうってことだ。その上で作る関係性になるだろうなと。
#とと姉ちゃん 。「とと姉おばちゃん」という呼称のわけのわからなさ。なんか、これ引きずりそう
お絵かきが好きでお裁縫も得意な美子が、イラストを描いたりミシンを操るだけでなく、顕微鏡をのぞきこんでいる。雑誌作りの奥にある真髄を感じる。それでいて、社長重役以下、みんなで歯を磨くのも雑誌作り=理念のための、大事な、大変な時間。#とと姉ちゃん
本物と代替物の話をずっとやってきた #とと姉ちゃん。視聴者目線では亡くなった奥さんが常子の代わりのように思えたけど違うんだな。常子が亡くなった奥さんの代わりになるのかどうかなんだ、今や。
#とと姉ちゃん 15年前は常子が家族を養うためにこだわりなく(自分が好きなわけではない)仕事をしてて、星野は自分の好きな仕事(研究)をしてた。今は逆。昔は星野が先に常子を好きになった。今回は常子が先に意識するのかな…
雑誌作りとはかけ離れて見える実験設備。160円を払ってもらうための莫大な投資。情熱と本気って、凡人にはクレイジーにも見えるものだとつくづく思う。娘相手に敬語の竹蔵も、滝子の本物への拘りも、星野の植物オタクぶりもそうだったね。クレイジーな本気を大事に描いてきたドラマ #とと姉ちゃん
今後の商品試験でメーカーともトラブるんだろうけど、クレイジーに本気な常子たちは上から簡単にダメ出しするクレーマーじゃないんだよね、命運をかけてやってる。だからダメ出しは辛辣だけど、逆に合格点の出た商品は常子たちと同じくらい真剣に作られてるものといえるんだろうね #とと姉ちゃん
今、子どもたちを育てるため、現実を守るほうに傾いて見える星野は、クレイジーな情熱を取り戻すことがあるんだろうか? いや、主婦の道を選んだ鞠子然り、クレイジーであることが唯一の最良ではない、多様性を肯定する脚本なんだけども。#とと姉ちゃん