『八重の桜』 第31話「離縁のわけ」追記

尚−大蔵(浩)のくだり、ちょっと書き足します。

尚之助が詐欺事件に巻き込まれたとき、結果的に「藩は関わりのないこと」という返答をするときの斗南藩の大参事は山川浩だってのは史実なので、その切り捨て描写がどうなるのかは、以前からひそかに注目していました。

浩が八重を思慕しているうえ、尚と八重との熱いシーンにわざわざ居合わせるシーンがあったりしたので、冷や冷やしていたのですが、結果的に、「鬼」発言と、そのときの玉鉄の、真骨頂!ていうものすごい覚悟の顔があったので、ほっとしました。

ていうか、浩が八重を好きだった設定も、このときのためだったんだなーと驚嘆。つまり、尚之助を切り捨てる=八重を悲しませる ことでもあるわけで。

尚と八重との間には、城の一件以来、ディスコミュニケーションも明らかになっているんだけど(それは本当はもっと早くから潜在的に存在していたんだけどね、八重ちゃん、特に三郎戦死以来、娘>妻だったから)、浩から見ると、尚八重は付け入る隙のない絆で結ばれた夫婦なんだよね。八重の激情を受け止めることができるのは尚だけだってのを目の当たりにしてるし、男としては尚が城で八重を置き去りにした気持ちもわかるだろうし、米沢出張でも尚八重の思い(八重さんのための斗南開発 / 今はいけないけど「待っています」)を確認してるし。

そんな尚八重を引き裂く、あるいは八重ごと尚八重を突き落すのが「尚の梯子外し」ってわけで、八重思慕設定があったからこそ、浩自身が、さぞかし痛みを伴う決断だったであろう、と。

八重思慕設定を、「八重に思われてる尚が気に食わねーから、アイツ陥れちゃえ」みたいなお花畑脳の脚本じゃなくてホント良かったです。ホント、そういう脚本になりかねない大河も、いろいろあったんで。

水無月の十三 / 「あまちゃん」東京編初回

●6月某日: パソコンに向かってるなーと思ったら、マルキョウのデジタルチラシを見てたりする。日曜の朝、目を覚ますと、いない(マルキョウに行ってる)。斯くも夫が愛するマルキョウである。パチンコじゃねえよ。庶民派スーパー。いつもお世話になってます。昼食後、夫がサクを連れて博多駅へ。新幹線のホームで心ゆくまで発着を見せてやったらしい。サク、興奮るつぼ。留守番の私はというと、しこしことヤマトタケルの感想を書いてたんだけど、それだけってのもあんまりか、ってことで(?)、風呂場や洗面所の気になってた箇所などちょっと念入りに掃除してみる。夜、「八重の桜」。鬱展開になった今月から嬉々としてテレビの前に座るようになった夫。意外に鬼畜なヤローだ。富士山が世界遺産登録へ。といって、ここ九州では、やはり特段話題にのぼらないような気もします。都議選は自公の完勝、そしてなにげに共産党議席を確保。新党がいかに胡散臭いと思われているかという…。

●6月某日: ゆうべいつもより1時間以上早く寝たサクがいつもより1時間早く起きた。きっちりしてらっしゃるのね。「あまちゃん」が東京編に。なんとかついてきていたお年寄りを振り落とすような、振り切れた初回だった。ジーザス! アイドル好きの私は、その光と闇が描かれるのを、もちろんかぶりつきで見ていくことになることになると思います。本日も雨が降りそうで降らない天気。近所で散歩がてらの買い物。「本屋に行こうか?」と誘ってみると「いいね! いこういこう!」と歓喜するサク。ほんと、好きだよね。みんなこうなのかしら。てか、まず私自身の本屋訪問回数が、平均(たとえばわが夫)に比べると多いんだろうけど。夜、健康診断の終わった夫と飲む。週明けから弾ける。ネプリーグでSPには東進ハイスクールの講師陣。これまで「いつから、いまでしょ」と呼んでいたサクがついに「はやしせんせい」という名を覚えた。ところで、この手のクイズ番組で回答者が書き取りをするのを見ると、「書き順が違う!!!」と思ってモヤることがすんごく多い。みなさんは漢字、書き順通りに覚えた手合いですか?