歴史

生涯にわたって歴史を学ぼうじゃないですか、平和のために(追記)

ちょっと言葉足らずだったかも、と思い、追記します。前記事での「だいたい日本史を選択しないで高校卒業できるなんてどうかしてると個人的には思う」というのは、「日本史をとらずに高校卒業した人」を「どうかしてる」と思ってるわけじゃなくて、「日本史…

生涯にわたって歴史を学ぼうじゃないですか、平和のために (3・完)

ただ、この数年、「戦前」に言及するものは増えてきたなという感じがしてる。それも時代の移り変わりなんだろうなと思う。私が最初に受けた平和授業(小1)で、校長先生が「今年は戦後40年です」と言ったのをハッキリ覚えてる。もう四半世紀以上前のことだ(…

生涯にわたって歴史を学ぼうじゃないですか、平和のために (2)

「細かすぎる平和教育」の弊害(?)で長らく戦争周辺に強いアレルギーを持っていた私なんですが、いかんせん、同時期から大河ドラマが大好きだったもんで、自然、高校に入ると日本史を選択しますわな。そのころには流石に大人になりつつあったので、近現代…

生涯にわたって歴史を学ぼうじゃないですか、平和のために (1)

「はだしのゲン」閉架図書扱いの件がきっかけで、この夏は私のTLにも平和教育についてのツイートがよく流れてきた。いろんな意見があったけど、小学生ぐらいの子どもに何をどこまでどのように教えるか?てのは、けっこう難しい問題だと思う。今、福岡市では8…

『日本の中世を歩く』 五味文彦

日本の中世を歩く―遺跡を訪ね、史料を読む (岩波新書)作者: 五味文彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/03/19メディア: 新書購入: 2人 クリック: 4回この商品を含むブログ (10件) を見る刺激的な読書になった。歴史が好きで、中世が好きで、多少の知識…

『残照』杉本苑子 / 短編の慶喜公 / 歴史小説はどこへ?

はぁ〜。すごいな。100円で買ったんだけど。ブックオフで。たぶんもう、新刊書店では流通してないだろうな…(と、amazonに行ってみる。やっぱり中古品しか売ってない)。1987年作品。趣向が凝らされた短編集だ。最初の一編は戦国の遺風がいまだ残る江戸最初…

『街道をゆく 1』と、いま司馬遼太郎を読むということ

街道をゆく (1) (朝日文芸文庫)作者: 司馬遼太郎出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 1978/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (32件) を見る歴史が好きです。と言ったあとで(あまり言う機会はないがww てか、そもそもそれを言…

『街道をゆく 33 会津のみち他』 司馬遼太郎

街道をゆく〈33〉奥州白河・会津のみち、赤坂散歩 (朝日文芸文庫)作者: 司馬遼太郎出版社/メーカー: 朝日新聞発売日: 1994/02メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ (22件) を見るタイトルから、今この時期、私がこの本に対して何を求めたかは容…

幕末ごろの中級・下級武士の住まい・覚書

幕末下級武士の絵日記―その暮らしと住まいの風景を読む作者: 大岡敏昭出版社/メーカー: 相模書房発売日: 2007/05/01メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 54回この商品を含むブログ (18件) を見る『幕末下級武士の絵日記』(大岡敏昭)より ●武士の住まいは…

『幕末下級武士の絵日記』 大岡敏昭

幕末下級武士の絵日記―その暮らしと住まいの風景を読む作者: 大岡敏昭出版社/メーカー: 相模書房発売日: 2007/05/01メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 54回この商品を含むブログ (18件) を見るこれはちょっと驚くべき書であった。家から最寄りでない図書…

『この国のはじまりについて』 司馬遼太郎対話選集1(感想下)

この国のはじまりについて―司馬遼太郎対話選集〈1〉 (文春文庫)作者: 司馬遼太郎,関川夏央出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/04メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (10件) を見る●飛鳥朝の短い時間で、朝鮮半島では激しい変動が起き、国…

『この国のはじまりについて』 司馬遼太郎対話選集1

この国のはじまりについて―司馬遼太郎対話選集〈1〉 (文春文庫)作者: 司馬遼太郎,関川夏央出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/04メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (10件) を見る自分用メモ。以前に読んだ時の感想はこちら→ http://d.ha…

『古地図の中の福岡・博多』

古地図の中の福岡・博多―1800年頃の町並み作者: 宮崎克則,福岡アーカイブ研究会出版社/メーカー: 海鳥社発売日: 2005/12メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログ (3件) を見る読んだ内容を、備忘のためtwitterに投稿したログです ●1…

如月の十四 / 福岡城址

●2月某日: 思い立って、サクと福岡城址に遊びに行く。うちからはバスで片道約20分、320円の道のり。 NHK放送センター側の追廻橋を渡るとすぐに立派な石階段をのぼることになるのだが、周囲がいきなり森みたいですごく雰囲気がある。するとやがて見えてくる…

『歴史を考えるヒント』 網野善彦

歴史を考えるヒント (新潮文庫)作者: 網野善彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/08/27メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 43回この商品を含むブログ (21件) を見る「百姓」は農民に限定するべき言葉ではないとか、多種多様の職能民のこととか、わが国の…

「ボストン美術館 日本美術の至宝」 

記憶をたどると、太宰府へ来るのは6年ぶりにもなる。2月10日日曜日、気温7度ほど、冷えてはいるものの快晴。まだ正月なのかと疑いたくなるほどの人でごった返している。12時ごろ着き、参道「かのや」の2階座敷でそばをいただく。 天満宮の鳥居をくぐり…

ひとり “昭和天皇関連本” フェア

以下は1か月以上前に書いといた記事なんですが、気づけば今上の陛下の御誕生日間近に。これも巡り合わせね(違)。 ◆最近、昭和天皇関連本をあれこれ再読してた。それで思うに、あたりまえのことだけど、ひとつのテーマに対していろんな種類、いろんな角度…

『夜這いの民俗学・夜這いの性愛論』 赤松啓介

夜這いの民俗学・夜這いの性愛論作者: 赤松啓介出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2004/06/10メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 178回この商品を含むブログ (79件) を見る天下の奇書、ということになるんでしょうなあ。内容については、裏表紙の紹介が簡に…

『影刀 壬申の乱ロマン』 黒岩重吾

影刀―壬申の乱ロマン (文春文庫)作者: 黒岩重吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1997/02/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る『天智帝をめぐる七人』(杉本苑子)を読んだあと、「やっぱり古代って盛り上がるわ〜! この辺の時代の本、棚に…

『日本の歴史を読みなおす(全)』 網野善彦

日本の歴史をよみなおす (全) (ちくま学芸文庫)作者: 網野善彦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/07/06メディア: 文庫購入: 22人 クリック: 380回この商品を含むブログ (178件) を見る本棚から引っ張り出して久しぶりに読み始めた数日後、とある本屋に…

『一日江戸人』 杉浦日向子

一日江戸人 (新潮文庫)作者: 杉浦日向子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/03/27メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 137回この商品を含むブログ (111件) を見る杉浦さんによる大江戸案内書。おもしろすぎる。こんなに専門的で奥深い知識を惜しげもなく開…

『百日紅(上・下)』 杉浦日向子

百日紅 (上) (ちくま文庫)作者: 杉浦日向子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1996/12メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 49回この商品を含むブログ (114件) を見る百日紅 (下) (ちくま文庫)作者: 杉浦日向子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1996/12メデ…

『源氏物語』熱、再燃中

図書館で、田辺聖子さんの源氏本を探したんだけど見当たらなくて、かわりに目に入ったこれを借りた。紫式部の欲望作者: 酒井順子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2011/04/26メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 25回この商品を含むブログ (…

『枕草子REMIX』 酒井順子

枕草子REMIX (新潮文庫)作者: 酒井順子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/01/30メディア: ペーパーバック購入: 2人 クリック: 15回この商品を含むブログ (31件) を見るこれはもう企画の時点で成功が約束されたような本でしょう。酒井さんと枕草子っていう…

『江戸はネットワーク』 田中優子

江戸はネットワーク (平凡社ライブラリー)作者: 田中優子出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2008/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (8件) を見る(はてなハイクに投稿した感想) :無論ごく限定された世界だったんだろうけど、江戸という…

『この国のはじまりについて』 司馬遼太郎対話選集1

この国のはじまりについて―司馬遼太郎対話選集〈1〉 (文春文庫)作者: 司馬遼太郎,関川夏央出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/04メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (10件) を見る一日で読んでしまった。たまに司馬遼太郎を読むと、魔法…

『江戸百夢』 田中優子

図像学、というらしい。絵画や彫刻など、美術表現の表す意味や由来などについての研究のこと。江戸百夢 近世図像学の楽しみ (ちくま文庫)作者: 田中優子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/05/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 13回この商品を含むブ…

古代史ドラマスペシャル『大仏開眼』

HD録画のメニューリストに表示された番組タイトルを見て、夫が「なんじゃこりゃ?!」と仰天していた作品。4月に放送されたもの。やっと見た。おもしろかった。奈良時代って、けっこう盲点なんだよね。大仏といえば聖武天皇で、奥さんが光明皇后で、その娘…

『宮本常一が見た日本』 佐野眞一

表紙の宮本さんの写真がステキ。宮本常一が見た日本 (ちくま文庫)作者: 佐野眞一出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/05/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (9件) を見る 日本人が忘れてしまった「日本」をその著作に刻み続…

『ミカドの淑女(おんな)』林真理子

ミカドの淑女(おんな) (新潮文庫)作者: 林真理子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1993/07/29メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 18回この商品を含むブログ (13件) を見る今回初めて読んだのだが、この小説が最初に出版されたころ、けっこう話題になってたな…