大河ドラマ

『真田丸』 第28話 「受難」

私、「真田丸」見て初めて泣いたんじゃないかなっていう第28話です。なんといっても新納慎也さんの演技がすばらしかった。優しげで、繊細で、ちょっとおバカで、これほどまでに愛すべき秀次像、そして彼が滅びていくさまの哀切は、脚本もだけど新納さんの演…

『真田丸』 第27話 「不信」

今日の #真田丸、落首事件のエピソードが効いてるなあと思った。秀吉はタガが外れれば一族皆殺しを平気でやるし、秀次はそれを見てた。落首事件で命を賭した諫言が容れられなかった三成はもう何も言えない。頼みの綱、寧の言葉すら秀吉を動かせない。来るべ…

『真田丸』 第26話 「瓜売」

天下統一したからこその唐入り。人には仕事を与えねばならないから。全国の兵が集められ、大金を使って城を築き渡海。半島で命のやりとりが行われる一方、肥前では茶番極まりない催しが。何という落差、何というバカバカしさ。天下泰平って何なのさ、全然す…

『真田丸』 第25話 「別離」

鶴松の死は、死ぬ前から葬儀の段取りや天下の行く末を算段される「政治的事項」であると同時に、幼い子の死という普遍的な悲劇でもある。という両義性が、力を入れて描かれたなという印象。前者が後者の悲劇をより際立たせもする。小さな子の死すら悼まれる…

『真田丸』 第24話 「滅亡」

信繁は歴代大河の“アゲられ主人公”のように、情を前面に出したトンデモ熱弁をふるったわけじゃないんだよね。冷静に状況説明をしつつ、降伏すれば命は助けるという条件を提示しその上で「どうか助かってほしい」と伝える。和睦交渉の使者として過不足ない弁…

『真田丸』 第23話 「攻略」

何をおいても今回は高嶋政伸の鬼気迫る演技である。『武田信玄』での中村勘九郎(当時)のように、語り継がれる敗軍の将になるのでは。実質3人きりで描かれていながら、「関八州の盟主・北条家の滅び」が目前にあるという重大さがひしひしと伝わってくる。…

『真田丸』 第22話 「裁定」

名胡桃事件。有名だけど、映像で詳しく描かれるのを見るのは初めて。しかも、歴史が大好き・大河が大好き、「だけど戦より会議シーンを書くほうが楽しい」といってはばからない三谷さんは、当然、力を入れて書くはず。とても楽しみにしていた。・・・ら、な…

『真田丸』 第21話 「戦端」

家康が氏政に会いに行くのが、なんかぐっときたなあ。大大名だけど人間同士なんだよね。損得勘定だけじゃないし、敵意とか友情とか簡単にまとめられないんだよなあ。人間同士の関係だから。#真田丸2016-05-29 22:23:48 via Twitter Web Client 家康の本気が…

『真田丸』 第20話 「前兆」

史料にもある落書事件をうまく取り扱って人間模様と政権の内外を描く、今週も鮮やかな手腕で惚れ惚れと、寒々としましたね。秀吉の「実はこういう人間だった」があり、それを見抜いているのが寧々であることで、これまでどこか心許ない存在だった寧もまた「…

『真田丸』 第19話 「恋路」

はー。すごいなー。茶々かわいそうって思っちゃったもんなあ。そして源次郎。他人事だったのにねぇ。他人事でいようとしてたのにねぇ。#真田丸2016-05-15 21:29:42 via Twitter Web Client 「日の本一、幸せな女子でした」。三谷さんすごいセリフ考えるなあ…

『真田丸』 第17話 「再会」

信繁と松の再会。信繁と家康の再会。家康と秀吉の再会。旭となかの再会。 #真田丸 うああああー面白かったー! 後世、真田昌幸の評価を決定づける「表裏比興の者」のフレーズがこんなシチュエーションで使われるとは、三谷悲劇よのう・・・! いっぽうで、TL…

『真田丸』 第16話 「表裏」

きりちゃん、秀次に目ェつけられてるから逃げてー! 今すぐ上田に帰ってー! って叫びたいけど上田には徳川が攻めてくる。信繁とともに、きりちゃんも危険極まりない大坂城にとらわれ、どこにも行けなく、帰れなくなってる。やはり2人はソウルメイト #真田丸…

『真田丸』 第15話 「秀吉」

怖い、秀吉怖い! カラフルでゴージャスな大坂城も怖い。そしてなんか哀しい。 先週、「大都会・大坂に来たら、信濃・関東方面が何だか田舎くさく思えた」って書いたけど、大坂が刺激的で怖いもんだから、今週はもう信濃が懐かしくて癒されて(泣)。 いやで…

『真田丸』 第14話 「大坂」

かくして、大坂編がカラフルに、華々しく幕をあけたのでした・・・。という、一言でまとめたらそういう回なんだけど、さすがの引きの強さですよね。信繁の、梅への思いの引きずり方が絶妙で。愛妻を失った純粋な悲しみももちろんあるんだけど、父を尊敬し叔…

『真田丸』 第13話 「決戦」

信繁青春編とやらのクライマックスとしても、もちろんこの一話だけを見ても、やっぱり完成度高いなー! あの直江さんが!気を回して、かき集めてくれた100名@海津城ですよ。行ってみると、明らかに戦力外で目をぱちくりする信繁。で、「ご武運をお祈りいた…

『真田丸』 第12話 「人質」

未発表の目玉キャストのうち、徳川秀忠役に星野源!! 徳川家の私的パラダイス感すごい・・・!2016-03-27 10:10:56 via Twitter Web Client どんなに登場人物が増えても、真田丸における三谷さんは描き分けるし役者の無駄遣いは絶対しないって信頼感がある…

『真田丸』 第11話 「祝言」

#真田丸 よかった…。主人公の祝言って大河ドラマの定点観測ポイントなんだけど、そこに私が大河で見たいものが詰まってた。親子や友情や兄弟、陰謀、その黒幕。真田が勝ち室賀が負けたけど、あの場の誰もが既に運命に囚われ雁字搦めで、ああするしかなかった…

『真田丸』 第10話 「妙手」

今週も見事な脚本。構成がとても綺麗で、その中身は生き生きとしている。45分があっというま!北条と徳川のあっと驚く同盟成立で終わった前週。冒頭ナレーション、「昌幸の次の一手は」に期待が高まるも、昌幸さん「わからん」とチと投げやりになっておられ…

『真田丸』 第9話 「駆引」

何週か前までは「ねぇこれほんと? ほんとにこうなの真田って?」と、あまりの展開に困惑気味だった夫が、今日の終了後は「で、次はどこにつくの真田」と真顔で聞いてきた。戦国乱世に慣れてきてる… #真田丸2016-03-06 21:00:05 via Twitter Web Client信繁…

『真田丸』 第8話 「調略」

今日の #真田丸 はとってもハードな予感ですが、三谷さんがどういうバランスで書くか楽しみ。2016-02-28 18:04:43 via Twitter Web Client #真田丸 録画見た。毎回、固唾をのんでかぶりつく45分間が終わってから、ふつふつと興奮が湧きあがってくる。なんち…

『真田丸』 第7話 「奪回」

おばば様かっこええ!の回であった。 冒頭のあらすじに名前が出るに相応しい、おばば様の貫禄と活躍。真田昌幸の母であり幸隆の妻、戦国の名物女丈夫への敬愛あふるる脚本がうれしいじゃないの。蔵ノ介さんに清水美砂さん、見てるかな #真田丸 #風林火山2016…

『真田丸』 第6話 「迷走」

姉上がピンチです! 「琵琶湖のどこにあんな断崖絶壁が?」とTLで見かけてププッとなりましたが(笑)。一緒に人質になってたみんなも助けましょう、の結果、自分が追いつめられる松。もちろん、他の女子供たちのゆくえだって知れません。ここは戦国乱世です…

『真田丸』 第5話 「窮地」

楽しい伊賀越えであった・・・って、いの一番に間違った感想言いたくなる(笑) 安土から京にのぼってゆく信繁。入京直前だった家康。真田の郷の昌幸、信幸。滝川一益。変事の情報を得る速さも経路もそれぞれ。錯綜や混乱の描かれ方に、三谷さんの熱がこもっ…

『真田丸』 第4話「挑戦」

日曜日の19時前にちょっとTLをのぞいてみると、「本丸の皆さん!今日もすごい面白かったですよ!!」と早丸組の方々が興奮気味にツイートしてて、「武者震いがするのう!!」になる私ですこんにちは。今回は何といっても信長・・・かと思わせといて家康でし…

『真田丸』 第3話 「策略」

あらすじとしては、武田が滅亡し、真田の帰属はまだ決まらないどころか信長に会えてすらない、お話が進まない回のようでいて、すごく面白くて45分があっというま。漢字2文字、それだけ見ると味も素っ気もないようなサブタイトルが、わずか3回目にして全面的…

『真田丸』 第2話 「決断」

楽しーい! 硬軟のバランスがすこぶる良い感触です。大河ドラマに何を求めるかはそれぞれですし、大河ドラマと一言で言えど、50数作、様々な作品が作られてきたわけですが、基本は「歴史エンターテイメント」だと認識しています。ワクワクドキドキが基本で、…

『真田丸』 第1話 「船出」

お…面白かったよおおおお…・゜・(つД`)・゜・ #真田丸2016-01-10 20:58:53 via Twitter for Android 平岳さんの勝頼のかっこよさが見たこともないものなのに、「そうよ、勝頼ってきっとこういう人だったのよ!」て思えて、息をのみっぱなし。時代劇史上に残…

文月の六 / 『真田丸』 第1次キャスト発表

●7月某日: ゆうべは割と早く寝たしお酒も飲んでないのに、すごーく眠くて、朝なかなか起きられず、ほぼサクと一緒に起きる。疲れているのでしょーか。最近急に暑くなった。サク、今日からリュックサック登園。もうすぐ行われる林間保育の準備の一環だ。先生…

『花燃ゆ』 31話 「命がけの伝言」

30話「お世継ぎ騒動!」とやらは、録画を見ないまま消去しましたの。見た方々がネットで呟いてるの見て、「もうムリ!」てふんぎりがつきましてね。おはぎやら何やら、とても見る自信がない。これでやっとこさリタイアだー、と、すっきりすらしてましたの。…

『花燃ゆ』 29話 「女たちの園」

わたし本日、映画『海街diary』を見てきて胸がいっぱいなんですけどね。「あー、花燃ゆの感想書いてなかったなー」と帰り道に思いだして(思い出してしまって 苦笑)、「吉田松陰の妹の人生も、ちゃんとした脚本で見たかったなー」ってふと思った。歴史的に…

『花燃ゆ』 第28話 「泣かない女」

”「花燃ゆ」後半へ” URL 土屋P「これまで杉家のホームドラマを描いてきたが」 いや、描けてない 「『大奥編』では毛利家というスケールの大きなホームドラマとなる」 幕末維新で忙しいってのに一大名家の奥御殿のどこにスケールの大きさが?2015-07-07 23:1…

『花燃ゆ』 第27話 「妻のたたかい」

何はともあれ、東出昌大さん、おつかれさまでした。ご自分でも何を演じているのかよくわからなくなったのではないかと推測しますが・・・あるいは、今の東出さんにはこのような等身大の久坂(と名乗る人物)が精いっぱいかもしれないけれども、でもやはり、…

『花燃ゆ』 第26話 「夫の約束」

このドラマの作り手が、幕末にも長州にも何の思い入れもないことは早くから露呈していますが、それならそれで、本来、その代わりに家族とか子どもとかに重点がおかれるべきだと思うんですよ。そっちにも大した思い入れがないようだから困る。見るべきものは…

『花燃ゆ』 第25話 「風になる友」

瀬戸康史くんは熱演でしたね。私は瀬戸くんってライトタッチなドラマでチラッと見たことがある程度だったので、甘やかな童顔の彼が、池田屋での最期の印象が強い吉田稔麿をどう演じるのだろうと当初から思っていたのですが、顔を思いきり歪めて感情を迸らせ…

『花燃ゆ』 第24話 「母になるために」

夫を追って三田尻まで来たついでに、七卿のごはんの世話をするとか、京菓子・八橋を妄想で作ってみるとか、いかにもこのドラマらしい卑小さです。それらの創作が面白い展開に結びつくわけでもなく、作劇上の何の必然性も感じられないままにのんべんだらりと…

『花燃ゆ』 第23話 「夫の告白」

何かのオタクをやってるっていうのはもちろんそれがすごく好きだからなんだけど、それについての良いところだけじゃなく、良くないところも、普通の人よりいっぱい知ってるってことでもあります。なので私は大河ドラマが歴史に対して良くない役割を果たして…

『花燃ゆ』 第22話 「妻と奇兵隊」

13話『コレラと爆弾』も印象的だった安達もじりが演出を担当、 <a href="http://emitemit.hatenablog.com/entry/20150331/1427794581" data-mce-href="http://emitemit.hatenablog.com/entry/20150331/1427794581">『花燃ゆ』 第13話「コレラと爆弾」 …

『花燃ゆ』 第21話 「決行の日」

久しぶりに姿を見せた桂さんは総髪になっていました。まぁ、『八重の桜』会津編で出ずっぱりだった綾野くん演じる松平容保なんぞ、「某日曜=美しい月代」→「翌日曜=見事な総髪」に変身していたので、これだけ長いこと遭難してりゃ総髪も整うってなもんでし…

『花燃ゆ』 第20話「松陰、復活!」

今回、鈴木杏さん演じる辰路さんがとってもよかったのですが・・・(後述)時は今、文久2年ですか。血生臭くも華やかな幕末絵巻のあれこれが華麗にスルーされていくのを見る(=いろんな出来事が全然映像で見られない!!)のは、やっぱりつらいもんがありま…

『花燃ゆ』 第19話「女たち、手を組む」

「熱血先生、誕生」 「高杉晋作、参上」 「躍動、松下村塾!」 「塾を守れ!」 「最後の食卓」 「松陰、最期の言葉」 「龍馬、登場!」・・・・などなど、ひどいサブタイトルを連発している我らが『花燃ゆ』ですが、今回はなんと「女たち、手を組む」ときま…

『花燃ゆ』 18話「龍馬、登場!」

げー 今日、鉄腕DASHやらないの!!2015-05-03 18:39:51 via Twitter Web Client ちぇ、鉄腕DASHやらないんなら花燃ゆ見るのもやめよっかな・・・と、関連性のない行動に走りそう。DASHの面白さの貯金で花燃ゆに耐えている感があるんだなーと認識。2015-05-0…

『花燃ゆ』 第17話「松陰、最期の言葉」

吉田松陰が死ぬ回だってのに、しかも今回の松陰は主人公の兄だっつーのに、なぜ、こんなに、45分が長いのでしょう・・・。で、ふと思い出して『八重の桜』で松陰が死んだ回の自分のブログを見たら、あたくし、すげー面白がってたんだがw http://d.hatena.ne…

『花燃ゆ』 第16話「最後の食卓」

なんか、江戸護送=死罪みたいな前提で展開していくのが、いかにも「史実ではこれが最後だから、ちゃんとお別れシーンを盛り上げないとね〜」って意図がスケスケで興ざめが否めなかったのだが、サブタイ「最後の食卓」に寅次郎=松陰の姿がなかったのは驚い…

『花燃ゆ』 第15話「塾を守れ!」

伊勢谷友介、熱演。つくづく惜しいドラマだと思った。藩に仇なす危険人物とみなされ、牢に入れられ(まあ、野山“やしき”なんですがね)、外界との手紙のやりとりを禁じられ、果ては筆と硯を取り上げられる。目も耳も奪われたも同然だが、それは「本質」が明…

『花燃ゆ』 第14話「さらば青春」

子どもの新年度に向けての針仕事があってよかった、ってレベルのつまらなさ。幼稚な大河ドラマはみんなそうなんだけど、歴史を「線」でしか描かない(描けない)のな。条約締結→志士たち激化→安政の大獄→間部暗殺計画→松陰投獄って、そりゃそうかもしれんけ…

『花燃ゆ』 第13話「コレラと爆弾」

自分のTLって自分好みにカスタマイズされているものなので、TLにおける作品の評判って大概まとまるんだけど、「花燃ゆ」に関しては、大河の視聴習慣のある方の中でも、「今回はマシ」「今回はクズ」みたいにすごくバラける傾向にあるなーと思う。それもむべ…

『花燃ゆ』 第12話「戻れないふたり」

なんっつーか、東出くん@久坂のかわいさだけで見るしかないドラマなのだが、久坂っつーか、「久坂玄瑞を名乗る青年」でしかない(他の登場人物にもいえる)わけで、しかも演じる東出くんの演技は東出くんでしかないわけで、しかしとにかく久坂はかわいいの…

『花燃ゆ』 第11話「突然の恋」

【悲報】 2年連続で主人公の結婚までのエトセトラが面白くなかった 【要工夫】もうね、面白くないのをやるくらいなら、いっそやらなくていいんだけど。恋心とかなしにスーッと成り行きで結婚してくれてかまわないんだけど。面白くないものを見せられるってい…

『花燃ゆ』 10話「躍動、松下村塾!」

おもしろかった(ひらがな)。おかしい、あいつらw松陰先生の「来る板前」・・・もとい「狂いたまえ」がこーゆーシチュエーション(お文ちゃんとのイチャイチャを見とがめられて因縁つけられた吉田稔麿に加勢してケンカだワッショイ → 玉木おじさんに怒り散…

『花燃ゆ』 第9話「高杉晋作、参上」

せっかくの松下村塾なんですけど、幕末のイデオロギーを描くことにまったく向き合っていないため、すごーくぬるいんですよね。この時点の萩城下ではこんなもんだったのかな、攘夷とかって。あと、数週前から思っていたんですが、松陰のことをやたら「罪人」…