卯月の十二

●4月某日: なるせ事務所でパーティの打ち合わせ。夕方はサクのスイミング。6時間授業のあとなので、帰宅後すぐに家を出るスケジュールになる。蒸した日で汗だくで帰宅したのでプールに入れるのは気持ちよかったもよう。

帰り、遠足のお菓子を買う。自分の趣味嗜好とはかりつつ ものの3,4分で要領よくピックアップして税込みでほぼほぼ200円。小3の実力を見た。夜ごはんは、餃子、もやし炒め、小松菜とレタスのサラダ。何回かに分けて見ていた『ウルルン滞在記』スペシャルを見終わる。おもしろかった・・・! サクもおもしろがってた。復活しないかな~。


●4月某日: 15時半から小学校でPTA役員会。総会→委員ごとに分かれての分科会。すごい時間かかって疲弊する。私は17時10分ごろにお役御免となったが、幼稚園時代からの友人がくじで委員長を引き当ててしまい、彼女は引継ぎで20時半まで学校にいたそうだ…。誰も悪くないんだけど、みんな協力的なんだけど、何かがおかしいよね…。

夜ごはんは、パリパリ麺の皿うどんとみそ汁。


●4月某日: なんか朝から疲れたなと思ったら、久しぶりのお弁当作りでの早起きと緊張感ゆえだったw 歓迎遠足、昨年は雨で中止(校内遠足…名前が矛盾しとらんか?)だったが、今年は小雨の中、レインコートを着てお弁当を食べたらしい。

連休前にお金を下ろさなきゃと思ってたんだけどここ数日なかなかタイミングがなくて、今日やっと行ってみると、十連休直前かつ月末の昼休み…みんなやるこたぁ同じですよね。

というわけで、ついに歳時記も買ったことだし、列に並んでいる間にこの状況を一句読んでみようと思い立ちました。推敲、呻吟。

「銀行の列しゅくしゅくと春時雨」

夜ごはんは、鉄板で瓦そば。野菜もいろいろ焼く。明日はキャンプのため早朝に家を出る。寒が戻るという予報もあり、衣服や持ち物にも悩む~!

卯月の十一 / 中学校の制服をジェンダーフリーに

●4月某日: 夜、Terra cafeに参加。

夫も仕事の一環で講演会だったらしい。

市民と弁護士の憲法学習会、terra cafe kenpou
4/23のテーマは 【 LGBTと制服 】講師は弁護士の後藤富和さん。

中央区の警固中学校。この4月から、昔ながらの詰襟の学生服/セーラー服 → ブレザータイプの標準服に変更。

ネクタイ、スカーフ、ジャケットのフォルムなどなどを含めると40種類以上の組み合わせが実現し、「自分が着たいものを選んで着る」。もちろん、女子がスラックスを選んでも良い。スカートとスラックス両方を購入し、気候や気分によってその日に着るものを選ぶ子もいる。

f:id:emitemit:20190731002618j:plain


ある日突然(←本当にある日突然だったらしい)PTA会長に選ばれた後藤富和さんが制服の改定に乗り出したのは、トランス男子の中学時代の話を聞いたのがきっかけだったという。彼にとって、セーラー服の着用は体中に重い鎖が巻きつけられるような激しい苦痛。制服を着なければ校内に入れてもらえない中学校で、彼は不登校になり、勉強も部活もできなかった(※警固中の子ではなかったようです)。

憲法上、すべての子どもには「教育を受ける権利」があるし、さらにはどんな服を着るか・着ないかも「表現の自由」「自己決定権」として保障されている。本来、制服には何の拘束力もない。ユニクロしまむら等で安く機能的な衣服が買える時代、制服はなくなってもいいはずだ。

けれど、長年続いてきた制服を一足飛びに廃止しようとするのは、あまりに非現実的。
廃止を掲げて十年かかったら、いま苦しんでいる中学生にとって何の意味もない。
ならば、まずはいろんな子たちが苦痛なく選び、着用できる制服を1日でも早く作ろう。

後藤さんたちの制服改定プロジェクトはそんな深慮で始まった。


プロジェクトの進行については、あまりに最近のあまりに生々しい話になるのでSNSに詳細を書くのは控えますが、とにかく、物事を変えるのはものすごく大変! それに尽きる。プロジェクトというか「戦い」に近い。

それでも後藤さんと古賀校長はあきらめなかった。LGBTの当事者、弁護士、支援団体、市議、PTA、地域、制服メーカー、そして生徒たち…さまざまな人々と連帯しながらプロジェクトは進行。

「物事を変えたい、でも、どうやって?」という疑問に対するひとつの答え。ぞくぞくした。小学生の親として学校やPTAにある種のモヤモヤを感じている私にとって、後藤さんがPTAを巻き込んで変革していくくだりは特に感銘を受けた!

LGBT、外国ルーツ、ハンセン病被差別部落…差別の話を聞くと、たいていの人は「人権無視だ」と言う。けれど

【人権とは、「遠くにいるかわいそうな人の話」という感覚にとどまりがち】

だとする後藤弁護士の指摘は鋭い。耳が痛い気分にもなる。

先日、セクハラやミソジニー(女性蔑視)についておしゃべりしている中で、友人が「とはいえ、私にも差別や偏見の心はあると思う」と言った。大きくうなずく。私自身も同じだと思う。

“遠くにいるかわいそうな人の話 ” に泣いたり、“大きな権力の横暴の話 ” に憤ったりするのは、よくできた物語を消費したり、日常の鬱憤のガス抜きをしたり、正しい自分に酔ったりするような、自己都合・自己陶酔の部類に近くなりがち。いつも自覚的でいたい。

かといって、「LGBT、外国ルーツ…。当事者じゃない私には何も言う資格がない」といって完全に線を引いてしまうのも違うと思っている。

ここが難しいところで、「半径5mの人を大切にします、私にはそれしかできません」というのは正論かつ現実的なようで、無知の知に陥る危険がある。なぜ無知の知が危険かというと、差別や権力の横暴に知らず知らず加担してしまう可能性があるからだ。その罪は、回りまわって自分のところに返ってきたりする。

話はPTA会長に就任して最初の入学式に遡る。そのときの後藤さんの挨拶。

「慣れない制服を着て窮屈に感じている人、自分には似合わないと悩んでいる人は、(中略)どうすれば良いのかを周りの大人と一緒に考えましょう」

のちに、後藤さんはこの発言を後悔するようになったという。

「相談してください」「一緒に考えましょう」と簡単に促すことの残酷さ。
カミングアウトしなくても心地よい社会でなければならない。

勉強会には、息子が通った幼稚園で長年 給食を作っているNさんが来てた。
「井上さんだよね? 久しぶり~! どうしてここへ?」
互いに驚き、おしゃべりしながら一緒に帰る。
「なかなか、女には出かけにくい時間だけどね」
とNさん。私は息子を、Nさんは介護中のお母さんを、それぞれの
夫に頼んでの参加だった。

息子が年少のころだから、5年近く前か。Nさんが携わっている「教育を考える会」の活動について初めて聞いたときは、正直なところ腰が引けていた。今はむしろ前のめりでいろいろ質問w また遠からず、どこかでご一緒する気がしている。

夫が参加したほうの講演会。夫のざっくり感想がおもしろかったのでメモ。

佐々木かをり
夫「バイタリティがすごい。積んでるエンジンが違う」

岸博幸
夫「さすが、話がうまい。手抜き感あるけど」

●伊藤羊一氏
夫「ジーパン」

それぞれ、詳しい感想は聞いときました。
働き方改革についての所感で意見の不一致をみるw

 

卯月の十 / プレゼン勉強会でプレゼン講座

●4月某日: 
facebookより
4/21(日) プレゼンターの方にプレゼンの練習をしていただくという主旨の当勉強会ですが、今回は講演・講座の経験豊富な雁瀬さんからプレゼンの講座をしてもらいました。

題して、【魅せる!プレゼンテーション】
ぜひたくさんの人に受けてほしい~!

f:id:emitemit:20190731002338j:plain

商品を売り込んだりコンペに出たりの当事者でなくても、仕事で、地域で、家族で、日々いろんな人といろんなやりとりをしているはず。
正確に、効率的に、お互いに気持ちよく自分の意思を伝え、時には相手のアクションを促せたらいいですよね。
そのための理論と技術がぎゅっと詰まった講座です。
プレゼンテーションだけでなく、広い意味でコミュニケーションのお話でもあったと思います。

詳しくは、ぜひ実際に講座を体験してほしいのですが、プレゼンに必要なのは「熱意と準備」。
「どうしよう…」「うまくできるかな…」と緊張ばっかりが先行しちゃって、
「何が何でも成功させてやる!」「そのためにぬかりなく推敲&練習!」
という準備部分が不足しがちなことって、初心者あるあるだと思いました(実体験ねw)。

講座の途中のワーク。魅力的な自己紹介が続出!
良い学びと少しの準備時間で、こんなに効果が出るのですね。

それから、これもまさに雁瀬さんが以前書いていましたが
卒業式のような式典に登壇しての挨拶にせよ、こういった「プレゼン」にせよ、
世に多いのは、「男性向け」の講座やアドバイスだとあらためて感じました。
社会構造上、まだまだ、女性への需要が少ないのでしょうね。

プレゼンのちょっとしたテクニックや、挨拶での言葉選びなど、「男性がするもの」と想定したやり方を女性が行うと、うまくいかない・違和感があることって多いんですよね。そのあたりの認識、実践の方法、応用など、わかりやすかった!

夫が某地元企業の人事担当者なのですが、
「最近の新入社員は、“ 電話の取り方 ” 研修に時間がかかる」
と言っていました。
“ 家電 ”の利用が激減し、自分以外にかかってくる電話をとる・つなぐ経験をしていない人が多いからだそうです。

一方で、今の若い人たちはプレゼン的なことをさせると驚くほど水準が高い。
学生時代の経験値が、今の30代以上とはだいぶ違う。・・・とのこと。
確かに、小学校の時点でも「調べ学習」「グループごとにアウトプット」「一人ひとりの発表」などの機会が多いですもんね。

つまり…
電話にしろプレゼンにしろ、学びと経験があれば多くの人ができるようになるってことです!
「私には無理」「苦手」と思わず、聞いてやってみる価値、ありますよ~!


恒例、カレーランチしながらおしゃべり。あこさん、Oさんのお子さんたちのお話など面白かった! 大学とか就職とか、あっというまなんやろなー。生まれて8年たって今。あと8年するころには受験も終わって高校生だもんね…。

サクが吹き矢のちっちゃいのみたいな道具(?)をオリジナル制作。いいんだけど、家のあちこちにつまようじやら切ったストローやらが落ちている。
夜ごはんは、アジの干物、みそ汁、もやしとにんじんの酢の物、ブロッコリーなど。『ウルルン滞在記スペシャル』録画を見る。竹内涼真ほんといい。最後めっちゃ泣いてるやん! こっちも泣くやん! 


4月某日: 今年度最初の参観・懇談。科目は「外国語」。プロジェクターを使って動画を映しながらの授業だった。3年生は週1で外国語の授業があるというからいbっくり。

初回だからか、懇談会も20名超の出席だった。こういうときの自己紹介・一人一言等はなかなか同調的になりがちなのでちょっと違うこと言いたいなというのがエゴかもしれないけど私の姿勢。夜ごはんは、ニラ豚、糸こんのチャプチェ、たけのこごはん。

 

卯月の九

●4月某日: ユニクロ。ランニング4.5キロ。12時からになり、気温上がってきて、日陰を選んで走った。

是枝監督の対談集を読んだこともあり、西川美和いきものがかり水野さんとの「スイッチインタビュー」の録画を再見。すごくいい~。スイッチインタの好きな回はほぼ永久保存してる! 

夜ごはんは、マーボー豆腐、アジ刺し、サラダ。切らし続け(買い忘れ続け)ていた片栗粉をやっと買ったので。ここ数日、抗生剤を飲んでいるサク。「すっごくまずい!のみたくない!」と嘆くので「だよね~」と同調するも、「だよね~、じゃねーよ! わかってねーだろ!」と間髪入れず怒られた。だよねw 


●4月某日: インタビュー原稿、最終稿になった。

note.mu

午後、小学校へ。イマドキは土曜日にPTA役員決めをするのだ。強制加入、強制参加というのは厳密には憲法違反らしいが(そらそーよな)、我が学校の実態はいまだに強制加入、強制参加、ポイント制である。ポイントを稼ぐため幼稚園時代からのママ友Aちゃんと一緒に学年委員に立候補、じゃんけん選抜をくぐりぬけて決まった。はぁー。別にやりたくないけど早くやっときたい、早くやっときたいけどやりたくないという、この微妙なPTA心ね。そして相変わらず、着てるの全員おかーさんだな。

帰宅して夫に「おっつかれさまです!!!」と迎えられる。うむうむ。

夕方からごとうさんとこへ、今日は選挙戦の振り返りと今後の話し合い。才気あるお母さんたちが中心で、子どもたちいっぱいで、議員の事務所の集まりとは思えない華やかで活気ある雰囲気。会費制でとったケータリングすごくおいしかった! 夫さんに初めてお会いする。予想以上のイケメン! 一人ずつの挨拶もよかった~。

 

卯月の八 / 『ぽんぽこ』の衝撃!

●4月某日: 朝、不調を感じつつ家事雑事。15分ほど横になったらだいぶ回復したので、運転して実家。夕方、サクを耳鼻科に連れていく。今日からまた少し苦い薬を飲む。わーわー文句を言いながら飲んでいる。夜ごはんは、肉じゃが、小アジの南蛮漬けなど。「イッテQ」の録画で、ガンバレルーヤがロシアで犬ぞりを体験。もちろん『動物のお医者さん』を思い出し、なつかしく読みふける。


●4月某日: サクのスイミングで幼稚園時代のお母さん(学年は違う)に偶然会う! 学校の時間割の関係で、クラスの変更に来ていたらしい。月末のキャンプも一緒になる予定。そういえば昨日、スーパーで別の幼稚園時代のお母さんにも会った。…と特筆事項になるくらい、普段は近所でもあまり会う機会がない。みんなそれぞれ忙しいのよね。夜ごはんは、親子丼、小松菜のお浸し。


●4月某日: 天神でいろいろ買い物。けっこういい買い物したけど厚手の長袖Tはいいのが見つからず。もう季節を過ぎてるのかしら。よく歩いた。夕方、どんぐり文庫。絵本『とんでいく』と、ストーリーテリング『3びきのこぶた』。「とんでいく」、ほんといい。大好き。もっと大々的に再版したらいいのにな? 夜ごはんは、肉じゃが、ししゃも、みそ汁。

こないだ地上波でやった『平成狸合戦ぽんぽこ』を録画して初めて見た、4回くらいに分けて。簡単には語れないくらいすごい作品だった・・・。むちゃくちゃいろんなものが詰まってる。

驚いたのは、サクがその後もちょいちょいリピートして見てたこと。トトロにもそこまでのこだわりを見せなかったし、普段ベイブレードだのイナズマイレブンだの見てる2010年代の子には、ぽんぽこは古く感じるのではないかと思ったが、「めちゃくちゃおもしろい」らしい。

 

卯月の七

●4月某日: 事務作業いろいろ。運転の練習。銀行。お昼、Iさんと待ち合わせて市議選・県議選の総括…というテーマを冠したただのおしゃべりだけど(笑)。大橋「ハンアリ」超おいしい。超人気。お惣菜の食べ放題が太っ腹。こんな美味しいものがある国と断交しようなんてネトウヨの意見には断じて賛成できん。『きのう何食べた?』の初回録画を見る。イイ! いいよ! テレ東の本気を感じる!! 詳しくはコチラ ↓

note.mu


●4月某日: ポスティングや駅立ちが本格化してから回避していたランニング、約1か月ぶりに復帰。時間の制約もあり4キロ。走ってない間も何やかや足は使っていたのでブランクはほとんどない感じ。サク、午前中は子ども会の1年生歓迎会。1時間前まですっかり忘れていて危うくブッチ(死語?方言?)するとこだった。

篠栗へ。「熊っ子」という昔ながらの食堂でお昼を食べる。裏山でタケノコ掘り。サクも掘り方のコツをつかんだもよう。すぐに庭でカマドに火をおこし、ゆがく。サク、火の番にハマる。夫は庭で燻製づくり。鶏肉、ウインナー、チーズ、ゆでたまご、落花生。なかなかの出来! 夜ごはん、アジとイワシの刺身が絶品!


●4月某日: サク、今日も朝から火遊びを…。田舎の楽しみだな。義実家の近くでこんにゃく祭りをやってるので行ってみる。午前中からすごい人で駐車場はちょうど満車になるとこ。こんにゃくすげー。糸こんの詰め放題にトライするサクw 

恒例のタケノコ宅配便、多い年は忙殺されるくらいだけど(←盛ってない!)、今年は裏作でおすそわけの量も少ない。十連休に向けて本の物色を始める。夜ごはんは、おそば。どんこ椎茸、エノキ、小松菜、そして糸こん入りw 

●4月某日: インタビュー原稿のなおし。がんばる。運転の練習。放送大学の勉強をやっと始める。今期はついに(←自分的に)「歴史と人間」だ! 

サク、帰宅後すごいしゃべる。すごい勢い。うむうむ。夜ごはん、豚とタケノコ、しいたけのオイスター炒め。サラダ。

 

卯月の六 / どきん・あな

●4月某日: 寒い。冬のよう。某案件で家の中に業者さんが入るので、久しぶりに私の作業机を本気で片付ける。TO DOはまだまだいっぱいある。ほんと、一歩一歩だ。夜は美味しい豚バラ、アジの干物、レタスとキュウリと小松菜のビッグサラダでワイン飲む。サクも明日は休み(入学式)なのでのんびりした夜。


●4月某日: (facebookより)

小学校にはお決まりの「音読」という宿題。いつもはハナから放棄している息子(新 小3)が、2日連続でやっていた(たぶん3日で終わると予想)。

国語の教科書の最初に載っている「どきん」
聞いていて面白かったのが、本人は普通に読んでいるつもりのようだが、明らかにヒップホップ調(笑)

今どきの子ども、こういうrhymeを見ると、このリズム感が体から出てくるんだなあ。我が家、そこまでヒップホップ聴いてるわけじゃないのに。

息子は割と詩が好きらしい。工藤直子さんの詩集『のはらうた』も、私の本棚にある銀色夏生もパラパラと見ているときがある。息子に限らず、子どもはけっこう詩情を解するものです。小学校や家庭文庫の読み聞かせでもそう感じる。

今回の音読の「どきん」も割と気に入ってるらしく、中でも
「いんりょくかんじるねえ みしみし」
のところが特にイイと言う。

谷川俊太郎って、『いちねんせい』を書いた人だよ」と言うと、「ああ! たしかににてる!」と大きくうなずいていた。

この詩集、和田誠の絵がいいし、学校のクラスで読み聞かせるのも楽しい。おすすめです。

その中で、息子が一番大好きだった詩がこれ。↓↓↓

「あな」

はまべに あなひとつ
のぞいてみたら カニがいた
みちで見つけた あなひとつ
のぞいてみたら ひとがいた
へいにあいてる あなひとつ
のぞいてみたら おこられた
からだにあった あなひとつ
のぞいてみたら うんこさん
そらにぽっかり あなひとつ
のぞいてみたら まっくらだ

 


結論: 息子が好きなのは う ん こ
それはともかく、
谷川俊太郎ってすばらしいよね。


天神へ。サクが買いたいものがあるというので(スクリーントーンだった)。ご近所に赤ちゃんが生まれたのでちょっとしたお祝いも買う。お昼はラーメン屋さん。サクの立ち読みが立派に長い!
夜ごはんは、焼き鮭と豚汁と野菜サラダ。

卯月の五 / 一夜明けて

●4月某日: 寝たの4時半だったけど、7時からまた応援団グループでやりとり。公職選挙法って本当に煩雑で、世間の常識を超えている。もちろん、すべて理由があってできてるんけど、ネットやSNSが発達した今、どうかな?って思う項目もいろいろ。

後藤さんとこも、成瀬さんとこも、SNSにはお祝いがたくさん。私個人宛てにもメッセージいろいろいただき、ありがとうございます。

直接お祝いを言いたくて、なるせ事務所へ。
ここでは年の離れた方々との出会いが多く、豊富な人生経験を聞かせてもらったり、みなさんのパワフルさ、おもしろさに感嘆したり。いつもあたたかく接してもらってありがとうございました。事務所ってやっぱり、候補者の人柄が出るよね。

出先から事務所に戻ってきた成瀬さんは、L.L.Beanのパーカー姿。
ちなみに、どーでもいーけど、うちの夫と色違いのやつですw

今朝、この格好で事務所前に立って挨拶していた成瀬さんを見かけた夫、今までにない親近感を抱いたらしい。服の力って偉大!(笑)

さらにどーでもいーけど、このパーカー、
『僕らは奇跡でできている』で高橋一生が着てたモデルでもあります(笑)
(夫 「俺のほうが先に買ってたけんな!」)

閑話休題
当選翌日、さすがに今日はお休みってことでの私服かなと思ったら
ポスター剥がしとかいろいろやるらしく「作業服よ」とのこと。
本当におつかれさまです。

始業式から帰宅したサク、新しいクラスについて報告。おつかれさまです。
夜ごはんは、ギョーザ、春雨とわかめの酢の物。夫は飲み会。


●4月某日: 選挙前と春休みで荒れがちだった家の中、ためがちだった諸事を少しずつ片付けていく。千里の道も一歩より…。新年度の書類書きもいろいろ。

「学校はめんどくさいけど、じゅぎょうは楽しみなんだよなー」と言っていたサク。3年生、「生活」に代わって理科と社会が始まるのだ。帰宅後、もらってきた新しい教科書を時間をかけて読んでいた。きっとすぐに、「じゅぎょうつまんない」って言い出すんだろな。子どもの「新しいことが楽しみ」「勉強は楽しい」という意欲を奪いがちな学校教育について考えさせられます…。

5月にやる「ママじゃな」ワークショップについて、仕込みと打ち合わせ。
夜ごはんは、鶏ときのこ、ブロッコリーのクリーム煮。じゃがいもやにんじんのスープ。

卯月の四 / 開票!

●4月某日: ついに投票日! 応援団では、当選に備えたお花の準備も万端。昼ごはん、ごぼうの炊き込みご飯とわかめのお吸い物。春だわ~。

今日から始まった「けだまくん」とかいうアニメ(コロコロコミック発祥をえらく気に入ったサクに、パロディの動画を撮りたいとせがまれる。サクがボケ、私がツッコミ役という漫談形式だ。「台本を書いてきたら一緒にやってもいい」と言うとちゃんと書いてきたw 

そんな君は明日から新学期、新学年、クラス替えだが…。「ぞうきんに名前書いた?」と聞くと、「かいてない。明日学校でかくけん!」と敢然と言う。3年生ともなるとこの余裕か。夜ごはんは、カマスの干物、お吸い物、春雨ときゅうりの酢の物など。

今朝のサク。起きて一言目(@ふとん)が、
「いよいよや・・・」だったので、
「何が?」と聞いたら、
「せんきょ・・・どうなるんやろ・・・」
って、大人でもそこまで気にかけてる有権者少ねーわ!と笑ったが、実際私にとっては笑いごとにあらず。

投票箱が閉まった直後に決まった知事選のあと、なんと長い夜だったことでしょう。

NHKの速報サイトをしょっちゅうリロードしつつ、後藤かおり応援団・なるせえみ後援会メンバーや友人たちとグループスレッドでやりとりしつつ、
「決まるまで寝れそうにない!」という夫と喋りつつ… ←ネット投票、いやせめてマークシートにしたらもっと早く開票できるのでは等々

雨と雷鳴がすごい夜だった。

0時15分ごろか、(獲得票数の順ではなく)ポスター番号順に得票が記された画像がまわってきて、上から11番目までに成瀬さんが入っているかどうか数字に目を凝らしながら体が震えだしちゃってびっくりでした。
成瀬さんと娘さんのお写真を見て泣く。

大激戦になった早良区の県議選が決したのはさらに1時間ののち。
開票率96%から全ッ然 先に進まなくなって、
「なんか、トラブルかもな。さすがに3時とかまでかかったら困る」
と先に寝床に行ってた夫が
「当確出たぞ!」
と叫ぶ。寝る気ないやんw

数瞬後、後藤かおり応援団グループスレッドも歓喜の嵐。
やがて次々に写真や動画が届き始め、それらにコメントしたり、いろんな人とのやりとり、
「中の人」としてSNSに投稿、すると続々届くコメントやリプライ…
興奮と感動の3時間でしたね…
えぇ、寝たの4時半でした(笑)

朝は7時から、また応援団メンバーとやりとり。
選挙が終わって当選したということは、候補者には議員生活が待っているわけで、ここからがスタートなんだよね。相談事項いろいろ。おしゃべりもいろいろ。

選挙にかかわるって、
人とかかわることであり、
別アングルから社会を見ることでもあり、
非常に実務的なことでもあり、
おもしろく感動にあふれ、
他方では数々の疑問を抱き、くやしい思いをすることでもありました。
これからいろんなところでシェアしていけたらいいなと思います。
SNSには書きにくいこともあるので、
キョーミのある人は、ランチとか飲み会とかしよーぜ!

↓ 中の人(=私だw)も感激。喜びの動画もありマス! 




 

卯月の三

●4月某日: 告示から9日、ついに最終日。某駅での挨拶からスタート。土曜なので人は少な目。帰宅後、写真と動画を組み合わせてスライドショーを作る。動画とかは私の畑じゃないから、って思ってたけど、ああ、もっと早くやればよかった~! やればそこそこ、できなくはないのに。なぜ最終日の朝にとりかかるの、私!!! 昔からそういう性格! 仕事も試験勉強もギリギリにしかしません! 

昼、某団地で歩行遊説。こりゃまた暑い。いったん帰宅し、夕方は別の某団地で歩行遊説。野田参議がいっしょ。さすが現役、マイクパフォーマンスの力強さよ。天神から合流した安田さんとおしゃべりしながら待機し、7時、マイク納め。事前にライトが配られてサプライズの要領が説明され、ちゃんとできるか無駄にドキドキしたw 

事務所で軽い打ち上げに参加。おもしろい人ばかりおもしろいお話ばかり。23時59分まではSNS活動できるので、成瀬さんとこも後藤さんとこも投稿おさめ。