霜月の九

●11月某日: 

私 「きのう、何度か会ったことある方に『20代だと思ってた』って言われた(実話)」
夫 「おじいさん? おばあさん?」
息子「20だいだったら、もっとおっぱいがボヨーンってなっとうはず」
私 「・・・・・・」
息子「や、おれがさわりすぎたから、たれーってなったのかな」

 (※ 夫じゃないよ! 息子が言ったことね!!)

息子「はだも、20だいなら もっとツルーンって」
私 「わるかったなあ」
息子「お母さんが 60さいになったかお そうぞうしてみよう・・・むりだ・・・」
私 「朔が20才になった顔を想像してみよう」
息子「それ、ヒャダイン
私 「ヒャダイン? なんでw ビミョーやなw 似てるって言われたことあるん」
息子「いや、ない」

謎だ。

息子「なんかかこーっと」と言ってみるみる仕上がっていく、○ンコ観音・・・
夫は夜ごはんの仕込みを続けている。土曜日の朝。

消防機器の点検が終わるのを待って、大濠公園へ。夫は夜ごはんの仕込みではなく弁当を作っていたのだった。周回コースを、サクと2.5キロほど走る。1周(2キロ)地点に到達しすると「うおーっ!」とターボをかけるサク。意外にも、ぽかぽかとかなり暖かく、つまり走るとものすごく暑い。お弁当とても美味しかった。人がたくさんいた。

夜ごはんは、手羽先のグリル、一口カツ、ニラチヂミ、リーフサラダ、ミニトマトなど…。

 

APU立命館アジア太平洋大学 学長 出口治明先生 講演会!

 

 

f:id:emitemit:20190129185350j:plain

今回お願いしたテーマは『未来のために いま大人ができること』。
「タテ・ヨコ・算数」で考えると、世界はとてもシンプルにとらえることができるのですね✨

古今東西、人口が減って栄えた国は皆無。
ですから、日本の未来を考えるとき、最大の問題は【少子化】です。

欧米の先進諸国と比べても、日本の少子化は深刻。
なぜか?
日本では、いまだに【男女差別】が激しいからです。

はい、問題は少子化❗️ その原因は男女差別❗️
出口さん、こともなげに言い切りました。
なんてシンプルな真理。スッキリですね😆

f:id:emitemit:20190129185454j:plain

「男女差別があると、多くのしわ寄せが女性にいく。
 最近も “ 子連れ出勤 ” を後押ししようという話がありましたが、“ 子連れ出勤=母親がするもの ” という前提で話す人が多い。これで、女性は赤ちゃんを産みたいと思うでしょうか?」

男女平等の度合を示すジェンダーギャップ指数、日本は149か国中、110位。

GDP世界3位の国が、男女平等では110位。なぜこれをガマンしなければいけないのでしょうか? 女性の皆さん、もっと怒ってくださいね」
モンスターなクレームと、まともな抗議は違うのだ、と。
出口さん、このくだりで「怒りましょうね」と3たび繰り返されましたよ😆
“怒り” についてまた1つ、尊敬できる方からの素敵な言及をいただきました!

では、男女差別を是正していくにはどうしたらいいか❓
これまたシンプルな話です。

「クオータ制しかありません」

取締役や議員など、一定の割合をあらかじめ女性に割り当てる。
日本ではまだまだ「逆差別では?」「女性も嫌がってる」と賛否両論あり、そもそもクオータ制という言葉すら知らない人も多いのでは…? と井上は思うのですが、

「クオータ制は成果につながる。これはハッキリしたファクトです」

と出口さんは断言します。
極論すればあみだくじでもいいから、議員や役員の女性を増やすべきだそうです(笑)。

「女性が管理職はしんどそうと敬遠してしまうのは、ロールモデルがいないからなんですよ。男性は、男性同士で飲みに行ったら、「部長は権限もあるし面白そうやなあ」と教えてもらえるでしょう」
確かに❗️

後半、質疑のコーナーにて、不肖わたくし、
「私も含め、女性は “男性に比べ収入もキャリアも人脈もない自分が、意見を述べたり前に出ていいんだろうか?” と思いがち。どうしたら女性は自信をもてるでしょうか❓」
とお尋ねしたところ、明るいご回答でした。

「今なんも持ってないから、これから何だってできるんですよ😊 だって、のびしろしかないじゃないですか。既得権をもつ人ができることなんて、たかが知れてたりするもんです」
“今、日本で希望があるとしたら女性の存在だ ” とまで言われてましたよ。

f:id:emitemit:20190129185525j:plain

以下は、ビジネスと教育が密接に関係するところでもあり、とても興味深いお話です。
これからの日本は「幸福度」を追い求めよう、という人がいるけれど、
これからの日本にこそ、経済成長が必要。
なぜなら、世界一の高齢社会だから。
高齢社会は、莫大な年金や医療費を必要とする。
経済成長がなければ、国はみんなで貧しくなるしかない。

今、世界をリードするGAFAGoogleAmazonFacebookApple)はすべてアメリカ企業。
それを追う綺羅星のような予備軍・ユニコーン企業すら、日本にはゼロ❗️ これは世界のメディアや調査機関の共通認識だそうです💦

GAFAユニコーンのような企業の創業者や役員は、
・めちゃ高学歴(Wマスター=修士以上、しかも「数学と歴史」「物理と文学」のように文理の垣根を超越するダブル)
・めちゃとがった変人(ex スティーブ・ジョブズ)。中退など学歴は低い。

このどちらかである。そして、例外なく、多国籍企業

Googleでは、履歴書や人事考課のための個人資料から、学歴はもちろん、国籍、年齢、顔写真すらdeleteしているそうです。偏見の原因になるから。
「今までその人が何をしてきたか❓」
「今、何をしているか❓」
そして「将来 何をやりたいか❓」
その3つだけで十分なんだ、と。

翻って、日本では未だに製造業向きの教育をしている。
素直で我慢強く協調性があり、上司に従順な人間が良しとされる。決まった工程を、疑問を持たず粛々とこなせる人間。

「もちろん、ものづくりは大切です。 けれど今やGDPで製造業が占める割合は2割弱。
 従順で空気を読む能力に長けた “製造業向き” の人材がイノベーションを起こせるでしょうか❓」

一斉講義で教師が教えるのではなく、子どもたちに考えを言わせる。子どもたちが教え合う。ヨーロッパではそれが教育のスタンダードになっている。
クラス全員の顔が違うように、心の中も当然違う。

だから、子どもには「考えてることは言わなきゃわからないよ」と教える。
親は「我が子と他の子を比べない」ことが必須。

後半、ご参加の方から子育てについていろいろな質問が出るたびに、
「比べない」
ことを出口さんは繰り返し説明されました。

1人1人、脳は違うのですから。
(日本が誇る脳科学者、池谷裕二 著『パパは脳科学者』が出口さんの激推しです❣)

「今、日本で価値があるとされているものを持っていなくても、なんてことないんだな。むしろ希望の種かもしれない」と思いましたよ。我が子もそうだし、女性である私自身も。

なんたって、出口さんに言わせれば
「だから、『東大か、APUか』なんですよ」ですから(笑)。すさまじく引きの強いフレーズに痺れました(笑)。

めちゃ高学歴を目指す人は東大へ。そうではない、とがった変人(←日本的に言えば変態やオタク!)は。、APU立命館アジア太平洋大学へ。わかりやすい❣😆

そして、子どもたちに「自分の考えを言いなさい」と教えるのなら、まずは私たち大人がそういう姿を見せたい、と あらためて思いました。
ワークライフバランス研究所では、月に一度のプレゼン勉強会にて、多様な参加者でカジュアルなディスカッションをしていますよ❣ 次回は2/11(月)10:00~です。どなた様もお気軽にご参加ください😊
https://www.facebook.com/events/141366750113157/

f:id:emitemit:20190129185556j:plain

さて、出口さんからは、質問に答える形で「働き方改革」にも言及がありました。
定年はいらない❗️ 人間、元気なうちは働けばいい。
働くことは健康にも役立つ。元気な高齢者が増えれば医療費も減る。
ナベツネさんを見てごらん、あんなに元気で稼いでいる人に年金は必要ないでしょ?
定年をなくすには、年功序列をなくさなければらなない。もちろん新卒一括採用も。

高齢化の日本。だからこそ、
young support old から、【all support all】 へ。
「〇才以上に給付」という一律ではなく、年齢関係なく、困っている人に給付する。
所得税と住民票」による社会保障から、「消費税とマイナンバー」へ。
必要なのは、そのパラダイムシフトなのです。

出口さんは言います。
『大人の仕事は、次世代を育てること。』

そのためには、「行動」しなければならない。
行動しなければ世界は変わらない。
というか、行動しても そう簡単には変わらない(笑)。

賢い人は、可愛がられて生きていくため、自分を世界に適応させる。
けれど、賢くなれない人が黙らずに声を上げ、行動し続けたから世界は変わってきた。
(町おこしをするのは、「よそ者・ばか者」と相場が決まってる!とのこと😆)

行動するときに必要なのが「知識」です。
知識を得るためには、「人・本・旅」。旅とは現場に行くこと。
これも本当に、シンプルな理論ですね✨

「どうやって声を上げたらいいでしょう❓」と質問が出ました。

SNSがあるじゃないですか😊」と出口さん。
インターネットの普及で、発言コストは限りなく低くなった。弱者が手にした武器です。

「それに、SNSに書くのは、知識を頭に落とし込むための最良の方法なんですよ。
 facebooktwitterに書いたって、たいてい誰も見やしません(笑)。
 それでも「誰かに見られるかも」と思うと、自分一人の日記帳に書くのと違って、ちゃんと考えて書くのです。人間の脳はそういう仕組みになっています。
 お客さんが来るから綺麗にそうじする。誰も来ない部屋の掃除は適当になるのと同じです(笑)」

めっちゃわかります❗️
私、だから20年近く、記録はweb上にしています。
長文でも雑文でも、今と未来の自分のための文章なのです。
しかも、それを読んでくれる人がたまにいるから一石二鳥。
うれしいお墨付きを出口先生からいただきましたので、安心して長文を書きました(笑)。
最後までおつきあいくださった方がいたら、ありがとうございます😆💦

他にメモしときたいことはコメント欄に書きますね~
(まだ書くんかい😅)

出口さんは、ことさら声を張ったりアジテートしたりはせず、淡々と、でもハッキリと語られます。
必ずファクトの裏付けがあり、ユーモラスで説得力あるたとえ話を添え、にっこり素敵なスマイル😊。
その魅力にみなさんがすっかりまいっちんぐ(古)なのが見てとれました😆

f:id:emitemit:20190129185619j:plain

続く懇親会でも、いくつもの人の輪で、笑い声や熱心な懇談が💕
みなさんが刺激と興奮、大満足の面持ちで帰られる様子が本当にうれしかったです。
(後略)

追記

1.フランスの出生率を上げた【シラク3原則】など、子育て施策については、駒崎弘樹さんとの共著『世界一 子どもを育てやすい国にしよう』に詳しいです。
子育て環境の整備のために、男性の働き方や社会保障の仕組み、そして政治がどんなに大切かよくわかります。
しかも、対談形式なのでものすごくわかりやすい! 子育て世代仲間にも好評です! 

emitemit.hatenablog.com


2.お話に出てきた、人類進化学の大家にして京都大学総長、日本のアカデミアの最高峰の一人である山極壽一先生が語る「人間の本質」については、こちらに書いたことがあります。

mamajanaiwatashi.hatenablog.com


3.クオータ制=女性議員アップを説明してくださった出口先生、
選挙については、ご著書『人生を面白くする本物の教養』ではこんなことも書かれています。

「選挙は忍耐そのものである」
これはチャーチルの言葉なのだそうです。
「立候補者は、私も含めてろくでもない人間ばかり。その中から、少しでも税金をうまく分配できそうな“まし”な人を選ぶのが民主主義のしくみだ」

出口さんは「だから、政治家に過度に期待してはいけない。相当な忍耐をしながら、市民みずからがいい政府を作っていかなければならないのだ」と続けています。

人生を面白くする 本物の教養 (幻冬舎新書)

福岡で育ち、出口さんと同じ京都大学を卒業した芥川賞作家、平野啓一郎も似たことを言っていました。
『「どうでもいい」と思った瞬間に民主主義はおしまいである』

「政治のいろいろな問題を考えると、正直ウンザリする。自分だってそんなにヒマじゃない。でも「どうでもいい」と思った瞬間に民主主義はおしまいである。日常のかたわらで、根気強く関心を維持することが必要」と。

emitemit.hatenablog.com


4.そうそう、「4つのP」の話も印象的でしたね!
物事を変えるには困難を伴う。そこで大事なのが4つのP。

Project・・・確固たる目的意識。
Peer ・・・・仲間。一人でできることは限られている。
Passion・・・情熱!
Play・・・・ 遊び心。困難に対して生真面目に取り組むだけでは煮詰まる。プロジェクトには素っ頓狂な人が必要。

ここで「私だ、私。すっとんきょうな人」と反応しておられる方が、私の席の周りに少なくとも2名はいらっしゃいました😆



 

霜月の八 / 【ゆるマジ】養育里親制度って?

●11月某日: 「ゆるマジ」配信のためマミスマスタジオへ~。すると、友人まりちゃんがやってきた! まだ母乳が少し出ているという彼女、あこさんちの里子ちゃん(新生児)に授乳しに来たのだ! ふだんミルクを飲んでいる赤ちゃんだけど、何の違和感もない様子で一生懸命吸い付いて、しばらくすると飲み疲れて寝てしまった。かわいくてかわいくて、あこさんも、まりちゃんも、私も涙する。

この日の あこさんのブログはこちら
https://ameblo.jp/mammysmile/entry-12423381596.html

今日は、ライブ配信のテーマももちろん、里子ちゃん(里親制度)についてだ。

www.youtube.com

お昼ごはん食べながら、あこさんが研修やケースワーカーさんから聞いた話をいろいろしてくれて、また泣く。夜ごはんは、牛タン、鶏なんこつ唐揚げ、サラダなど。

●11月某日: 男女共サポーターの業務で某公民館へ。3人で寸劇「どっちなのよ」をやり、それにまつわる講話やグループワーク。先月、別の講座で、また打ち合わせの際にも訪れたのだけれど、ここの公民館、そして男女共の委員のみなさん、とても雰囲気が良くて、有難し。おにぎりやおやつもたくさんいただいた(だから持ち上げているわけではない!) 無事に終わるとホッとしますね。

夜ごはんは、ちゃんぽん。きゅうり、ブロッコリーなど。夫は今週3度目の飲み会! 私も家でワインあけたる~! 

毎年恒例、『中村屋』の特番を最後まで見終わる。今年もよかった・・・しみじみ。スペインでの勘九郎・鶴松の連獅子と、七之助の初の揚巻役、惹きつけられた。

「揚巻はとにかく器が大きいというのがキモで、それだけの人間性が備わればおのずと演じられるものだから、細かい工夫は(文献等に)あまり残っていない」という話を玉三郎がしていて、そのうえで「今の七之助は揚巻にふさわしい役者」と言っていたのが、じーん。

2人の子どもたち、勘太郎・長三郎はもちろんかわゆし。しかしすごいねえ歌舞伎やるんだもんね。長三郎の「パンツかじりた~い」にサクが超ウケていた。

霜月の七 / 「かたらんね」・あなたのいいところ

●11月某日: お誘いを受けて、某幼稚園の「かたらんね」という会へ。お母さんたちが中心になって、テーマを決めてみんなで勉強したりおしゃべりしたりしましょうということで、今回は2回目、食のお話だった。

添加物や表示の話、こうしてちゃんと聞く機会を持つこと、とても大事である。私なんか、普段はゆるく気を付けてる程度だから特に。しかしいつも思うのだが、日本人は何でこんなに添加物天国(地獄か?)になってしまったんだろう? 

後半、ワールドカフェ形式でお話していたら、ドイツに住んでいたことがあるという方が、「日本はお菓子の種類などもびっくりするほど多い、ドイツでは決まったもの(飽きる程度)しかない」とおっしゃると、他の方が「1人1人が自分の業務をマジメにつきつめていってそうなったんじゃないだろうか? 日本人にはそういう気質がある」とおっしゃり、なるほど添加物なんかもそういう面があるのかもしれないな~ととても興味深かった。

講師をつとめてくれた茜さんが、自分の農園からお野菜の販売も。シングルマザーになって、息子の言葉をきっかけに基山町に移住して農業を始めたという茜さんの生活は「里山資本主義」そのものだった。

夜ごはんは、「とり吉」の唐揚げ、もやし炒め、ブロッコリーときゅうり、みそ汁。夫は今日も飲み会。帰ってきた彼が出す「晴酒はしご」スタンプラリーの台紙を見て、ぐぬぬぬぬぬ!!! すげーはしごしとる!!! ジェラシー!!!!


●11月某日: 図書館から借りてた本を返す。ほとんど毎回、なんでか忘れちゃってて、数日遅れちゃうんだよね。すみません・・・。

学校から帰ったサクがすぐにランドセルを開けた(普段は夕方遅くなるまであけないからねw)。「ほら」と出して見せたのは、クラスのみんなが書いてくれた寄せ書き風の「あなたのいいところ」。子どもの自己肯定感を高める目的で、今度そういう取り組みをすると懇談会で聞かされていたやつだ。書いてあるいいところは、「足がはやい」とか「さんすうがとくい」とか「字がじょうず」「しせいがいい」「いつも元気」とか、小学2年生らしく、他愛なくかわいらしいことばかり。でもやっぱりうれしいんだろうね。こういうこと書いてもらえるのは。しみじみ。

夜ごはんは、シチュー、ブロッコリーきんぴらごぼう

霜月の六

●11月某日: 夫は早朝からゴルフへ。サクとのんびり天神に行く。久しぶりにアクロス山にのぼる。とても天気が良く、日のかげんもいい感じ。なぜかラジオ体操を始める(私にも強要する)サク。そして二人羽織の要領で影絵づくり。

f:id:emitemit:20190125224453j:plain

ブックオカで今年の書店員が選んだ本を1冊。サクもサバイバルシリーズの本を1冊。はー、ふくらはぎがプルプルする。あ、酷使しすぎて(笑)こわれちゃったDVDのリモコン、買い替えたやつがきた。何て快適なんだ! 夜ごはんは、白身魚フライ(惣菜)、さつまいもなどの味噌汁、野菜いろいろ和え物。


●11月某日: 午後から某中学校で男女共サポーターの業務。チャリで行こうと思ってたけど雨が降理想だしな~と思って結局歩く。うちから2キロほど。中学校というところは・・・小学校よりもさらに軍隊だ・・・平成も終わろうというのに・・・と、おののいたけど、あとから校長先生・学年主任の先生とお話してみると、なるほどね~と思わされる部分もあり。難しいッスね。

夜ごはんは、鶏と野菜のトマト煮、ポタージュ、サラダ。夫は飲み会。

サクは『ネプリーグ』のバルーンなんちゃらというクイズが好きで、テレビをつけてやってるとリモコンで参加する。やってて思うのは、私たちけっこう世間を理解してる(笑)。今日の政治家チーム?かなんか、全然ダメやったw

『あさイチ』プレミアムトーク 村木厚子さん

あさイチ』のゲストに村木厚子さん! NHKグッジョブよ!
しかも、無実の罪で拘留されていた160日の間に彼女が読んだ本を本棚にして再現。わかってらっしゃる!

f:id:emitemit:20190124204809j:plain

番組では『花さき山』と『一日一生』が紹介されていましたね😊
チーム・バチスタの栄光』でおなじみの海堂尊
妖怪がたくさん出てくる『しゃばけ』シリーズの畠山恵
モリミーこと森見登美彦の代表作『夜は短し歩けよ乙女』など人気作家の本、

司馬遼太郎梟の城』や山本兼一利休にたずねよ』のような時代系エンタメ、

東海林さだおの味わい方』なんて、しょうもなさそうな(褒めてます)本もあれば
剱岳 点の記』や『夜と霧』のような重厚な大作もあり、
藤原伊織佐々木譲のようなハードボイルド系、カポーティもありますね。

筆談ホステス』や『ちいさなあなたへ』のようなヒューマニスティックな本、
幸田文や『いまなぜ青山二郎なのか』なんてのも渋いですね。

家族は村木さんの好みそうな本を、友人たちは自分のおすすめを差し入れた結果、こんなすばらしくバラエティに富んだ本棚ができあがったらしい。

どうも、児童文学系が好きなお友達もいるんでしょうね、
ナルニア国ものがたりや、100万回生きたねこ、とぶ船もありますね。その方からの差入れかな?

『蒼路の旅人』があるっっっ!

国際アンデルセン賞を受賞した、日本が誇るファンタジー作家 上橋菜穂子さんの本。
この「守り人シリーズ」は綾瀬はるか主演でNHKドラマでもやりましたが(いまいちだった…)、10冊あるシリーズの中から7作目の『蒼路』を選んで差し入れた方、
わかってらっしゃる!!!(握手を求めて)

この1冊、少年チャグムが父に裏切られあわや暗殺というところを逃れ、逃避行の中で別の国の虜囚となり己の無力を思い知らされるも、持ち前の素直さ伸びやかさそして芯の強さで孤軍奮闘、最後にはたった一人、夜の大海原に飛び込んで死中に活を求めるのだ。

『奇跡というものがこの世にあるのなら、それを起こせるのは、ただ神にすがり、祈る者ではなく、こういう決断ができる者ではなかろうか。』

という一節、西野カナばりに胸が震えまくったのを覚えてます…。
まさに、拘留中の村木さんをぶん励ましたに違いない1冊。
しかも、コナン大好きだという村木さんなので、だいぶお萌えになられたかもしれないw

私の萌え感想はこちらです↓

ほかにも私が大好きな本 入ってた~!

●『風が強く吹いている』(三浦しをん
どシロートたちが自主練習・自主合宿を通じて箱根駅伝を目指す!
(好きすぎて何度も感想を書いている)




●『鷺と雪』

ベッキーさんシリーズ第3作。昭和初期の上流階級の華やかで知的な文化的生活と、その裏で進行してゆくキナ臭い事件…。タイトルから何が描かれるかはわかっていたはずなのに、最後、戦慄!


●『君たちはどう生きるか』もありますね。最近、歴史勉強会でも紹介しています。

emitemit.hatenablog.com

村木さん本当にすてきな人だった、夫さんともども。
夫さんのお名前が「タロー」なので、なおさら親近感w

正直言って、「あさイチ」やるようになってから大吉さんをちょっと嫌いになりかけていたので(いや、大吉さんはソツなくやっているのだ。イノッチがすばらしすぎたのだ…)、この日の大吉さんにはホッとした。村木さんの徳の高さゆえかも。

しっかし、やっぱり報道以外には、NHKの良心は生きているということか。
勤労統計データの不正問題について、視聴者からのメールも紹介していたよ。

村木さんのコメント
「役所には、悪いことをしようとしてやっている人はまずいない。
 何らかの圧力がかかっていたり、ひずみが背景にある場合が多い。
 それをなくすためには、外の目を入れてプロセスをオープンにして隠せないようにする必要がある」

まさにそのとおり!あさイチ、次は前川喜平さんを呼んでほしいものです。

霜月の五

●11月某日: フラッシュさんのCDがすごくいい。

f:id:emitemit:20190123212803j:plain

『Sugar's Tone ~ それぞれがそれぞれで』 本名、佐藤さんだから、さとう=Sugarっていうw 今のフラッシュさん(と家族)が詰まってる。昔の歌も今のバージョンで再録してあるんだけどすごく馴染んでる。子どもたちを歌った歌が、優しくて楽しいんだけどどれもちょっとずつ悲しいのがフラッシュさんらしい。

サク、図書室で借りて来た工作の本を見ながら、何やら動くロボットを作る。見るからに、8歳1人ではなぁ~という難易度だったけど、私はこういうの苦手なので全然手伝わないし、彼もハナから私に期待してない。1時間半ほど集中してただろうか? 強度の不足(厚紙でやるべきところ、普通のコピー用紙だったしいねえ)でどうにもならなくなって、「ああーっ」となっている。かなりの格闘しかもかなりいい線までいってただけに、そりゃ悔しいよねっていう悔しがりっぷり。うむうむ。1時間くらいかけて、自分で切り替えてた。

 

●11月某日: 土曜日だけど登校で、学習発表会なるイベント。最近凝ってる『ゾイド』のアニメをリアタイしてから登校するサク。学習発表会については、練習に辟易しながらもやっぱりワクワクドキドキ感もあるのだなあというのがわかるこの1か月弱だった。夫と一緒に見に行く。

国語の教科書にのっているアーノルド・ローベルの『おてがみ』を音楽劇にしたもの。

ふたりはともだち (ミセスこどもの本)

サクはナレーターだった(といってもナレーターだけで30人くらいいるのよ)。みんな声が大きくハキハキしていて練習の成果を感じるんだけど、はしばしににじむバラバラ感とか、アチャー感が見ててホッとするんだよね。歌は2年生らしく元気いっぱいでよかった。サクは途中で客席の私たちに気づいたらしくにっこり。セリフがけっこう後半だったので緊張してるかと思いきやけっこうのびのびしてたかも。

夜、いろいろ質問するとうれしげに返答して「ほかにも しつもんあったらどうぞ」と言ってたw 午後はパソコン仕事。

夕方、ランニング6.5キロほど。秋の色濃い町を走りながら、「月日は絶対に巻き戻せないな‥‥」なんて、わけもなくおセンチな気分になる夕暮れ。同時に、店々にともる灯りを横目に見て、「だらだら飲みながら だらだら喋る飲み会したーい」と思う。だらだらがポイント。うだうだでも良い。誰かー! まぁとりあえず家で飲みましょうw 夜ごはんは、豚バラ串、ホタテバター焼き、マグロ赤身、サラダ、枝豆、フライドポテトなど。

 

霜月の四

●11月某日: 午前中、市民ネット那珂川事務所で、伊藤さん・事務局長と打ち合わせ。12月、男女共同参画をテーマに一般質問をするとのこと。伊藤さんはパンを焼くのがすっごく上手! 今日もすすめられるままにいただいた。バスを早めに降りて(遅めに乗って)1.7キロ×往復歩いたけど、今日もすっごく暑い。ここんとこ毎日だ。20度を軽く超しているのだ、11月なのに。

午後は小学校へ、サクのクラスで読み聞かせ。『かようびのよる』と『こぎつね せかいのはてへゆく』。

かようびのよる

こぎつねせかいのはてへゆく

「かようびのよる」のじっくり絵を見せたあと、「昨日の夜、こういうことあったかもしれないよ~(今日は水曜日)」と言うと子どもたち騒然(笑)。こぎつね~は、私が大好きな絵本。安心のホームがあるからこそできる、子どもの空想の大冒険。絵も文章もとてもすてきだ。帰り、サクのクラスの女の子たちといろいろ話す。夜ごはんは、サバ、みそ汁、きんぴら、ブロッコリー

●11月某日: にきちゃんとランチ。アジア料理のお店でフォー入りのトムヤムクン。アジア料理の中には沖縄料理も入っていたのがユニーク。ここでお知らせがあります。私、不惑にしてついにパクチーを好きになりました・・・! もともと香味野菜は何でも好きだけどパクチーだけはダメだ、と流行りだしても冷ややかな目で見ていたのだけれど、気づけばあの刺激に舌鼓を打つ自分がいるではないですかw 

それはさておき、にきちゃんと打ち合わせやご相談もかねていろいろお話したあとは、一緒に「プリマヴェーラの会」展へ。しほちゃんが毎年出品している。ちょうど彼女も在廊もしてて、しほちゃんの絵についても他の方の絵についてもいろいろしゃべってたら、立派なイタリアの画集を出してきてくれて、H野先生ほか画家3人の方のレクチャー交じりで美術談義。テンペラ画と油絵それぞれの歴史や、ジオット、マサッチオ、ダヴィンチなどなどの絵のこと…

夜ごはんはハンバーグ、みそ汁、スパサラなど。あらかじめ刻んでいた玉ねぎをうっかり入れ忘れたハンバーグ、すんごい肉肉しかった。灰谷健次郎『太陽の子』を読み始める。ところどころ・・・というか、かなりちょくちょく泣いている。既に。

『いだてん』 第2話 「坊ちゃん」、第3話 「冒険世界」

f:id:emitemit:20190107221418j:plain

●第2話 「坊ちゃん」

森山未來の遊びっぷり、踏み倒しっぷり、女に甘えっぷり、そして逃げっぷりが、2話めとは思えないほどなじんでいる・・・すごい既視感・・・w


●第3話 「冒険世界」

霜月の三 / 男女共同参画カルタ、お披露目

●11月某日: 午前中、昨日のライブの写真など整理。動画をKinemasterでちょいと編集してスライドショーも作ってみた。KinemasterのアプリをDLするとこからやったからね、アナログ人間がんばりました。サクは夫と、優勝セール。ミニゾイドを買って組み立ててホクホクしとった。

午後はアミカスの30周年記念祭へ。カルタ大会のスタッフが本業(?)だけどいろんな展示を見て回ったり。男女共同参画カルタは私も属するサポーターズクラブが、私が属するよりだいぶ前から製作して、今日が実質的なお披露目。これ力作なのだ。50音それぞれに句を考案し、イラストをつけ解説文も吟味して、もちろん印刷所等とのやりとりもあり。こういうことを、ほとんど何の見返りもなくやる人たちがいるから世の中良くなっていく、ってことがいろいろあるんだろうなあと思う。

で、カルタ大会にはサクも来た。サポーターズで同世代のKさんやYさん、元アミカス職員Nさんの子どもさんも来てて、普段は大人だけで会うことが多いメンバーなので新鮮だった。

f:id:emitemit:20190121203633j:plain


●11月某日: 天神や博多まで出て行かなくても、近所の八百屋や薬局でも優勝セールをやっている。何でこんなトチくるった値段なの? ポイント10倍ってなんぞ?と思ったら、セールなのだった。ホークス日本一ほんとありがとう!! 夜ごはんは、野菜の肉巻き、こんにゃくとえのき、にんじんのきんぴらなど。

●11月某日: 午前中、小学校へ。読み聞かせサークルのミーティングと、リハーサル。来月のおはなし会のポスターも作る。今度Kさんが語る『うちの中のウシ』がめっちゃ面白い! 

2年生の教室の前の廊下を通ってると、教室の中のサクが気づいてΣ(・ω・ノ)ノ!って顔をした。ほか、サクの友だちや幼稚園が一緒だった子たちなども、手を振ったりハイタッチしたりしてくる。かわゆ。

急いで帰って移動、早良区某所でGさん後援メンバーと勉強会。そこに、雁瀬さんが里子ちゃんを連れて来てた! 養育里親(特別養子縁組ではない)として、これから1年程度おあずかりするらしい。なんとまだ新生児! かわゆい~かわゆすぎる~もちろん抱っこする。夜ごはんは、鍋! 豚肉と野菜、しめにちゃんぽん麺。