五月の十六
●5月某日: 夫の会社主催のイベントに行く。熊本の復興支援や地域貢献を目的としているらしく、熊本の物産などを紹介するほかに、ミニプラネタリウムや段ボール迷路やお絵描き水族館など、子ども向けのコーナーもいろいろ。
それらの設置や当日の受付、ポップコーンやわたあめのブースまで含めて社員さんたち自身が多く対応している。(若い女子社員に接客させる…とかじゃなくて、普通におじさんがやっている)。うちのように、子どもがいる社員は、係員をするのではなく、できればプライベートで家族で来てねという形になっていて、独身の方やお子さんがもう大きい方が中心になって、しかもほとんどが立候補で横断的に「実行委員会」を作ってやってるらしい。こういうイベント、ちょいちょいやってるとこみると、そういうことが嫌いじゃない人たちが一定数いるみたいね、ど~も。
ともかく、普段は法人相手にザ・サラリーマンをしてる人たちが、こうやって近隣の住民さん、家族連れとかと直接触れ合う機会がある、しかもみんな割と張り切って楽しんでやってる感じはいいなーと思うんである。夫の会社の人たちにお会いするのもなんだかよい(あいさつ程度で気をつかいすぎずにすむのが、また良い)。
動物たちと触れ合ったあと、大人気のミニプラネタリウムはもう夕方分まで予約で満席御礼だし、お絵描き水族館(描いた絵を特殊機械(謎)でスキャン(謎)すると、スクリーン上の水族館で泳ぐってやつよ)やろっか~と誘うと、足を止めてうつむくサク。「あ? もしかしてうまく描く自信がないとか?」と聞いてみると、「・・・・うん」。「じゃ、ダンボール迷路する?」「・・・・・」 夫、「どうしたの、急に」 私「まいっか、じゃ、帰ろっか」(←めんどくさがり) サク「・・・・わたあめたべたい」
わたあめなんて非生産的にも程がある(偏見)、しかもすげー並んでるし・・・という母の思いを読んで、そんなにもおそるおそる言い出したのか。で、食べ終わると「なんか、かくじしんがでてきた」ですってw サラッとあまり凝らずに描いたら早々にスキャンしてもらって、そこから、よくもそんなに飽きないねってぐらい延々とスクリーンを見てた。ダンボール迷路も3回。
生くまモンもいたんです!! ミーハーなので相当きゃーきゃー言うてやったw
夜ごはんは、大人は海老と野菜の辛いパスタ。子どもはタロー特製ハンバーガーであった。明日は運動会。早く寝る・・・はずが私はそこそこ夜更かしを。
2017ロンドン世界陸上3日目、女子100決勝、女子400予選、マラソン、女子棒高跳びなど
中本、川内、がんばってる! 最後までがんば(;o;)
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月6日
#世界陸上 ちょ、川内が10位まできてる!
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月6日
#世界陸上 川内抜いたw
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月6日
400m女子予選、面白かったなあ! 若いミラーの充実ぶりがすごかった。アリソン・フェリックスが疲れを残しすぎず決勝にピークを持っていけますように! モンショーが調子良さそうなのもうれしい。解説の谷川さん「いやー、モンショーはおそろしい・・・(しみじみと)」同感ですw
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月7日
それにしても400の走りって美しいね。アリソンやミラーの走り、無駄がなくてのびやかで、見てて気持ちいい。1日中ずーっと見ていられるかもしれんと思う。
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月7日
男子400ハードルは、安部選手が準決勝へ。わああああ。最高の走りだったんじゃないでしょうか。
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月7日
そして予選終了後、アリソンガチオタの織田さん「アリソンは今大会で自己新出すんじゃないか? ちょっと期待してます。すごく綺麗になったし」相変わらず語弊があるな!w でも期待したくなる気持ちはわかります。
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月7日
それにしてもだな、リオ五輪の400女子決勝のゴールは、何度見てもアアアアアアアッてなる( ノД`)
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月7日
100女子準決勝、トンプソンがいいのはもちろんだけど、タルーがすごくいい! メダルきそう。そしてアイエが残ってくれてホッとしたーーー! 掲示板見て通過を確認して、ピョンって感じで飛び上がってた。かわいい・・・
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月7日
女子100決勝、朝原さんも、織田さんも、私もトンプソン本命だと思ってた金メダル、トリ・ボウイが奪取した! いやー。次回ワールドのドーハ、そして2010東京と戦国時代ですかな! 渾身のフィニッシュに胸打たれたけど、隣のコースに転がっていっちゃって、ラロワさん大丈夫だったかな。
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月7日
小さなタルーが弾丸のように飛び出してぐんぐん進んでいって、ほんと、アフリカに初の金メダルかと思ったけどねえ! 本当に小気味よい走りをする人だ。今後が楽しみ。準決まではどこかイマイチげだったのに、決勝、大外(違)からぐいっと差し込んできたシパーズはこれからも怖い存在。
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月7日
アイエは6位。予選では心配になるような走りだったのが決勝の最後まで粘り抜いて、やっぱりトップアスリートらしい地力と根性で。次は絶対メダルとってほしい!
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月7日
そしてシェリーアン・フレイザーが今大会に出場していないのは、怪我でも、国内大会落ちでもなく、出産が理由であるとやっと把握! わあー! おめでとう! きっと復帰してくるんだろうなと思う。楽しみにしとく!!
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月7日
それにしても、毎回ながら100m女子の決勝・準決のスタートラインが大好きだ。肌の色や体形や顔立ちはそれぞれで、髪形もアクセサリーも刺青やピアスも、そして表情やパフォーマンスも自由で、どれもかっこよくて、すごくエンカレッジされる。
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月7日
なんだかんだ言って、織田さんは今や本当に陸上が大好きで、「次に期待します」とか「これからが楽しみですね」とかが、紋切り型じゃなく、心の底から次が楽しみで期待してて、自分がMCするかどうかとか関係なく、次もワクテカと見るんだろうなって感じる
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月7日
「んもー! もっとあれやこれやお見せしたいのに(放送時間が足りない!」みたいなの、ガチで言ってるよなって思うもんw
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月7日
女子棒高跳び決勝、モリスとステファニディのたたき合い。我が家では、蛇を飼っているという理由で(息子がへび使いシルバー@キュウレンジャー好きなので)モリスを応援してたけど、勝ったのはステファニディ。クリアとパス、順番。いつもながら息詰まるようなせめぎあい。
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月7日
え? え、ちょっと待って、あのあと、ステファニディ、レコード挑戦したの? 4.91って!
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月7日
ベネズエラの19歳、ペイナドが銅メダルを獲得したのも胸熱だったんだけど、同順で銅メダルをとったシルバが息子(小1)には印象深かったもよう。いやほんと、シルバには次大会もがんばってほしいのよ!
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月7日
2017ロンドン世界陸上2日目、男子100決勝、女子100予選など!
ボルト。現役ラストを(五輪でなく)今大会に決めた理由を「応援してくれた沢山の人たちに見てほしいから。ロンドンってみんな来やすいでしょ?(easy to access)」と言ってて、当たり前なんだけどグローバルだな!と。確かにリオよりロンドンは行きやすいかもしれんけど……!
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月5日
ガトリンおめでとう、ガトリンの涙に泣いた。ボルト……うわーん(ToT)
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月5日
いやー。しかしレース後も達観したようなボルトが印象的。朝原さん「これが100メートル競技だと思うんですよね。力と力のぶつかりあい」
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月5日
朝原さんもレース後「最後にこういうレースを見ることになるとは……」と言ったきり1分以上絶句してた。次に口を開くと「長いこと勝てそうで勝てなくて、苦しい時間を過ごして、やっと勝てた」とガトリンを称え、そして「これが100メートル競技、筋書きが予測できない、力と力のぶつかりあい」と。
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月5日
ガトリンへの激しいブーイングはドーピング歴も関係してるって? うーん。そういうものなのかもしれないけど、やっぱりボルトに勝ったからってのは大きいよね
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月5日
ロンドンはベルリンと並んで陸上競技が心から大好きで詳しいお客さんが多く、ものすごく盛り上がる印象なんだけど、その盛り上がりが転じると激しいブーイングにつながるのね。日本にはそこまでない文化だからオオッと思うなあ。
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月5日
そうか……ガトリンにはこれまでも、国際大会(特にヨーロッパ)ではブーイングあったのか
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月6日
女子100予選。フレイザーは出ないのね……しょぼん。しかし今大会も美しい女たち!! トンプソンとボウイは磐石、タルーとドイツのルケンケムペルが鮮烈な印象。
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月6日
シパーズ、オカグバレはまぁまぁ。心配なのがアイエだよー。スタート前はとてもいい笑顔だったのに、走ったあとはこわばっていた。ところでいつも思うけどアイエって佐藤たけるんにちょっと似てませんか
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月6日
100女子、アメリカ、イギリスはともに3人とも準決勝進出。みんなかわいいのだよー。アメリカのあと2人の女子大生感も、なんかよい。イギリスは地元の大声援を受けて、スタートラインでみんなすごいビッグスマイルなんだよね。プレッシャーもあろうに
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月6日
男子400予選、バンニーキルク余裕。マクワラ、カーリー、メリットなど順当に通過していく中で、ベルギーの双子ボルリー兄弟が踏ん張って通過して胸熱。もう大概ベテランだよねー。どちらかのほう(名前わからず)、ファイトあふれる追い込みだった。
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月6日
TBS世界陸上サイトのトップページ、ボルトと織田さんがまったく同じ大きさとシリアス度で2ショットっていうのはどうなのかw https://t.co/EkfqNjh0gj
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月6日
2017ロンドン世界陸上1日目、男子100予選、男子10000!
世界陸上始まったー! 男子100予選、日本人3人準決勝進出おめでとう!! サニブラウンすばらしかった!!
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月5日
多田のスタートもすばらしかった。中盤以降の加速となるとやっぱり厳しいのね。ガトリンにもいまだ力を感じた。そして、そして、カナダのドグラス! なぜ君は出てないの。ケガか、ケガなのか。決勝でのボルト・ガトリンとの対決楽しみにしとったのに。
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月5日
前半でこれまでのボルト劇場の振り返りやってたけど、北京以降、五輪・世陸すべて見てる、予選からすべて克明に覚えてる。本当にすばらしい10年間だった。うるうる。
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月5日
男子10,000mを見て号泣・・・ラスト1周、叫んだ叫んだ。めっちゃくちゃ長く感じた。5年以上も絶対王者だったのに、ゴールした後、「どうだ、見たか」でも「わーーー!」でもなく、まるで信じられないような泣きそうな顔でへたりこんだファラーに涙とまらず。おめでとう、おめでとう
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月5日
てかファラー包囲網ほんとうにおそろしかった・・・今大会でトラック引退してマラソンに移るっていうの、えー勿体ない! 35歳で今からマラソンかよ・・・と思ったけど、こんなに包囲されるんじゃ、トラックを去ることにむしろホッとするわ
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月5日
はー・・・・ファラーすごいファラーすごい。最後に織田さんがチラッといってたけど、赤坂ミニマラソンで走ったよね春に・・・どういうキャスティング力だったんだあれは・・・・しかも太鳳ちゃんが全部もってったしww
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月5日
ところで100m男子予選6組、ボルトと多田が並ぶスタートラインでアナが「多田は中学時代に2009ベルリン世界陸上のボルトを見て、こんな選手になりたいと決意したそうです」といい話を紹介すると、5秒くらい黙ったあと解説の朝原「私のことは見なかったんでしょうかね、出てましたけど」ってw
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月5日
こういうところがあるので、朝原解説は聞き逃せないw
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月5日
でもそんな朝原さんはボルトが本当に大好きで、予選6組のスタート前「さあ、ボルト劇場始まりますよぉ↑」ってw 普通そういうの実況アナウンサーが言うことだよね、解説者じゃなくてw ほんと、1ファンかってぐらい、毎回ボルト劇場楽しみにしてるよねw
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年8月5日
五月の十六 / 国際宇宙ステーション
帰宅したサク、「サクタロー、だいピンチ!」と言うからどうしたかと思えば、「あしたで、うんどうかいのれんしゅう さいご!」ですと。
そしてめんたいワイドで情報を仕入れたらしく、国際宇宙ステーションを観測すると言い張る。別に全然興味なかったんだけど、調べたら8時15分ごろから、望遠鏡などなくとも肉眼でハッキリ見えるらしいので、家族で見てみることに。見えた!見えたよー! 南西から北北東に向かって、ゆっくりと、でも確実に動いている。1等星よりも明るく、飛行機のように点滅もせず光っているのでそれとすぐわかる。感動だった!!(単純)
五月の十五
卒園児に「歌詞集」を担当した3人で集まってランチ。といっても近所のモスバーガー。アボカドチリバーガーシリーズも玄米フレークシェークシリーズも、はからずも今日からだった! 玄米フレークシェークって今もやってるんだね! 大学の頃、よく食べてたわ…。なんせ私、大学時代、モスバーガーの上に住んでたのでね。
幼稚園ママ友とランチ。お店の方、長居してほんとすんません。最初はしおらしく新1年生の近況報告とかしてたけど、結局菅田くんかっこいいとか成田凌くんのほうがいいとかそんな話ばっかりで
今日友だちと話してて気づいたんだけど、ハセヒロとか小栗旬とか高橋一生とか、30代半ば以上の役者さんはもちろんかっこよくて演技うまくて見るの大好きだけど、最近、もっとだいぶ若い役者さんからしかもらえない何ともいえない幸せ?癒し?みたいなものがあるなーって。結論:年とった
菅田くんとか坂口健太郎とか泉澤祐希くんとか矢本悠馬くんとかさー。永山絢斗とか佐藤健もまだこっちに入ってる感(個人の感覚ですよ
下校後、サクの友だちが遊びに来る。ほんの20分くらいしか時間ないのに、どうしても遊びたかったみたいw ビンゴゲームがやりたかったらしく、盛り上がっていた。送り迎えはしないよ、とお母さんが言い含めていますとのことだったが、時間がきて「ひとりで帰れる?」と聞くと「わからん・・・」としゅんとする。「あららー、どうしよう?」「○○からならひとりでかえれるとおもう・・・」子どもってほんとかわいくて面白い! ということで、サクと一緒に送っていく。別れ際、チェッコリダンスの応酬し合いでなかなか別れないw うけるww 夜ごはんは、トンテキ! キャベツの千切り、五目豆。
そういえば昨日、サクが教室の配置図を書いていた。机を人数分書いて、誰がどこに座っているかも全部。合っているかどうかわからないけど一人もかぶってなかったし多分合ってるんだろう。運動会の応援団(5,6年生)がかっこいくてマネしたりしてる。応援歌も紅白両方分、エンドレスってな勢いで歌っている。こういうところはお調子者というかノリやすい性格で、私に似てるのかもしんない。夜ごはんは、焼きそば、かぼちゃサラダ、味噌汁。
五月の十四 / お尻を・・・
というエピソードがあったのだけど、今日のプレゼンは、これまでチャレンジの連続だった智美さんの半生のお話で(大げさですか?)、今日のプレゼンもまた、智美さんにとっての1つのチャレンジで、これからも智美さんのチャレンジは続くのだろうなーと。
会終了後、がんせさん・智美さんとランチしながら来月の会の打ち合わせ。サクと夫はその間、晴好夜市のてっぱんバトルで焼きそばとかお好み焼き食べたり、ロフトでランチバスケット買ったりしてたようです。サク、お小遣い(お年玉)からまたナノブロックのセットを買っていた(レベル3・カメレオン。約1時間で完成)。今年のお年玉は一部しか預からず、自由に使わせてみている。夜ごはんは、さばのミリン干し、味噌汁、ズッキーニのグリル、トマト、きゅうり。
夜ごはんはカレーライス。きゅうり、トマト、甘夏。
「じゃあ、お尻を指でツンツンしてもいい?」
五月の十三 / 田植えのお手伝いで宮本常一を思い出す
行きの車中で夫、手植えがどれだけ腰にくるかを語るのでちょっとびびったけど、私はこういう作業は好きなたちじゃないかなと予想した通り、楽しかった! 楽しかったといえるぐらい、「ちょっとかじった」程度のお手伝いってことだろうけどねw
入る時はちょっと水が冷たく感じるけど、午前10時も過ぎると土は暖かくて。苗床から1房ずつとって、間隔を守りながら植えていく。近くの人同士でお喋りしたりしながらも、思い出すのはやっぱり宮本常一『忘れられた日本人』で何度も何度も繰り返し読んだくだり。
●昔はのう、田植えちうたら何も彼も競争じゃった。朝暗いうちに起きて、苗代へいって、みんなで一とき植えるほどの苗をとると、それを田へ持っていって植え始める。
あとは男が苗をとってくれる。それを苗運びが運んで、小苗打ちが打つ、早乙女は苗とりを追うのがおもしろうて、苗を持ってくるのが遅けりゃ、みんなで「この甲斐なし奴が!」とどなりつける。
●田植えのときは女のほうが偉うてのう、男を追うのが面白かった。男の苗とりがあんまりはかどらんと、早乙女がドベ(泥)を持ってのう、手伝いの男にぶちかけて、しまいには田の中へ突っ込んだりしたもんで・・・
●昔は田植え歌もずいぶん歌うた。この人の爺やの爺やにあたる人がのう、ひょうきんで歌が上手で、田植えごろになると太鼓一つ持って、あっちこっち田を植えているところの畔へ立って、太鼓をたたいて歌を歌うたもんじゃちうて爺やが話よりましたがのう。歌にあわせると手も調子がついて仕事がはかどったもんでありました。
●この頃は田の神様も面白うなかろうのう。みんなモンペをはいて田植えするようになったで。
「モンペをはかずにヘコ(腰巻き)だけじゃと下から丸見えじゃろうが。田の神様がニンマリニンマリして・・・。」
「見んされ、一まち(1枚)植えてしもうたろうが」
「そりゃあんた、神さまがお喜びじゃで・・・」
「わしもいんで(帰って)亭主を喜ばそうっと」
『田植え歌の中にもセックスをうたったものは多い。作物の生産と、人間の生殖を連想する風は昔からあった。(中略)田植えのときにそんな話の中心になるのは、たいてい元気の良い四十前後の女である。若い女たちにはいささか強すぎるようだが話そのものは健康である』
腰が痛くなったら、一枚下の田んぼのほうに降りて、土踏み。そこは今年から新たにやる田んぼなので、まだ土が硬くて水が入りにくい。人の足で踏みしめて柔らかくするんだって。
『おんな城主直虎』 第30話 「潰されざる者」
・・・と思ったらムロ劇場始まったw 「見たいよね? こういうムロさん、見たいよね?」っていう感がすごいww 大河らしくないって酷評なんてくそくらえ、という作り手側の振り切りがいっそ気持ちいいです。今までだって、スイーツ大河朝ドラ大河ジャンプ大河などなどいろいろあったんだから、ムロ大河があってもいいよw
方久を追いつめていく松也氏真の演技がすばらしかった~。こんなにも印象的な氏真像、大河でも初めて見るな、私は。で、こんなんされても今川には全然腹立たない。武田が憎たらしくなるばかりという、すさまじい武田dis大河だwww というか、「武田をここまで悪しざまに描いても歴史オタクは怒らない。なぜなら真実だから。むしろ喜ぶ」って感じで、時代の流れを感じますw
瀬戸・祝田は、直虎が家督を継いで間もないころにモメた村で、それをおさめるために取り立てた、つまり直虎が最初にパーティに加えた方久という男から篭絡するという、寿桂尼さまのデスノート計画のいやらしさよのう。方久が篭絡されるのは、まあ、わかるんだよね。武家の使命がお家を守ることならば、商人の使命は利を得て利を守ることだから。いや~鶴+龍で方久を追い詰める場面、これまたすばらしかったですね、視聴者サービス的に。私はやっぱり、いったん痛めた腰が治るムロ劇場で爆笑でしたけどww
井伊谷三人衆の前で、「直虎がデスノートで廃されたほうが私にはうれしいんですけどね」と言ったり、之の字と六左が下手な芝居を見せたり(←この2人も、久々に「まだまだ頼りにならないレベルの家臣ですアピール)、但馬も彼らの前で慇懃無礼してみせたり、「但馬は井伊の乗っ取りをくわだてている家老」アピールが久々にこれでもかと(視聴者に)繰り返されたw
前回と同じように関口を迎え、今川の企みを知って衝撃を受ける直虎。前回と同じように、之の字&六左に背を向けて「何とか考える」と言うんだけど、額を抑えて崩れ落ちていて、前回より懊悩の深さを感じさせていてよかった。
政次が今川の動きを怪しんでいたこと、そして怪しんではいても先手を打てるほどの器量はないこと、どっちも納得できる、これまでの描写の積み重ねだよなあ! そして「但馬はあのアマと同じムジナ」と読んでいた寿桂尼さま、お流石! できればそれを悟ったシーンもいただければありがたかったけど。あのアマ、というのが「尼」なんだろうけど「女と書いてアマと読む」のほうのアマにも聞こえて、ぞくぞくしました~!
この危急に際して、向かい合うのではなく互いに一人で碁を打つ直虎と但馬。大河の定番のようだけど良いシーンでした。2人はきっと通じ合っている、でもきっと、最後のところで政次は違う答えを出す。というのが伝わるんだよね。
そして今回わたしが一番感動したのは、瀬戸村の甚兵衛たちの「徳政令は望まんに!」大合唱です。ベタだけど泣けた・・・。森下さんの脚本はいつも普遍的な、つまり現代の社会システム・政治システムを思わせるところがあるのだけど、村人たちの危険を顧みない直訴は、「私たちにできないこと・やろうとしてないこと」が具現化されていたように思えたなあ。それは、私たちが直虎のように民を守ろうとするリーダーに恵まれないからというだけなのか? なんかそうじゃない気がしたんだよなあ。考えすぎかもしれないけど。
まあ、そんな村人たちの大合唱は、力ある者には騒音や害でしかなく、容赦なく打ち据えられていくわけで。なんてことないシーンのようで、とても胸が痛かった。泣けた。
前回、「井伊の民を一人も殺さない」と宣言した直虎が、ここに至って「関口の首」という血なまぐさい閃きを得るところでオオオーとなった。井伊を守るために今川を裏切る、それだけでなく、誰かの首級をあげると決意した!!!
そしてそこに出てきた但馬「俺を信じろ。信じろ、おとわ」。静かな口調と澄んだ目。森下さんは、ほんっと、少女マンガの勘どころをよくわかっとるなあああ!! と思ってたら予告のずぶぬれで「地獄へは俺がいく」で、憤死した・・・・のではなく、ちょっと笑ってしまったw なんか、なんかさww そこまで決めんでも・・・って感じw
いや、いよいよだなあって思うんだけどね。なんかちょっと、TLの盛り上がりがさ、「八重の桜」のときの尚之助様@長谷川博己フィーバーを思い出す感じ。八重はさー、尚さま人気にあやかりすぎてちょっと作品のバランスを崩した感があったからさ。
政次、もちろん退場にふさわしい盛り上がりはあってしかるべきなんだけど、なんもかんももってっちまうようなのは勘弁な、と個人的には思ってる。森下脚本だから大丈夫かなと思ってるけど。
五月の十二
朝は涼しくて肌寒いくらいだけど、9時、10時ごろからぐんぐん気温が上昇するこの数日。今日も27,8度くらいまでいったみたい。まぁ昨今の日本の5月後半ってこうだよね。
銀行で子どもの給食費の口座振替手続きをしたんだけど、そーゆーときに、私って大人なんだなあ、いっぱしの親みたいだなあと思う。31までバリバリの会社員で、ムハッとする額を扱ったり、超頭のいい人と仕事したりしてたのに、昨日きょう、親になったわけじゃないのに、アラフォーなのに。
↑この気持ちに名前をください・・・