1945年(昭和20年)6月19日、福岡大空襲(再)
6月19日は福岡大空襲があった日です。
昨年、【ライフイズマイン】に書いたものをシェアしますね。
当時の被害の状況など、ごく簡単にですがまとめています。
1年生になった息子も平和授業を経験。
帰宅後、開口一番ってぐらいに、
「きょうのどうとく、すげーこわかった!」と。
「ばくだんがおちてきて、おりがこわれたらやばいから、しょうがなく・・・・」と先生が読んでくれた『かわいそうなぞう』の要を得たあらすじを語り、「もう、すげーやばかった!!」と言う。
私は自分が平和授業をものすごく怖がるタイプで、平和授業がある日は「お腹痛い」と訴えるくらいの子だったのだが、息子もやはり強い衝撃を受けたようです。
でも、息子から「福岡大空襲」という言葉や説明は出なかった。
やはり、「人がおおぜい死んだ」「しかもこの近くの人たちが」というのと、「動物園の動物が死んだ」というのでは、子どもにとってだいぶ違うと思うんだよね。
もちろんいずれは戦争の事実を知り、学ばなければならないけど、それは1年生ではなく、もう少し学年が進んでから詳しく教えるということなのかな?今は。
それにしても、思い出すのは、怖がる私に対して母が
「だいじょうぶ。それは昔の話で、そんなことはもう起こらないんだから」と言ったこと。
もうそんなこと(戦争)は起こらない、
と断言できるくらい、日本人は平和を当然のものだと思っていた時代だったのでしょう。昭和60年代。湾岸戦争もオウムも阪神大震災もまだ先の話。
それから30年、今は地震など天災のみならず、原発やテロやミサイルに対する不安を抱えながら私たちは暮らし、子どもを育てている。なぜこんなことに・・・。
やっぱり歴史勉強会が必要だな!と思う私です。
卯月の七
●4月某日: 日曜日の今日は、サク、夫と一緒に小学校まで歩いてみる。道はちゃんと覚えているもよう。午後から、幼稚園のクラスのみんなでお花見をしようという呼びかけがあって、私は昼ごはんを適当に済ませてからぼちぼち行こうかなーと思っていたら、小学校から帰って来た夫「すごいいい天気! 外で食べたら絶対気持ちいいぞ」と言う。言って、自分で弁当を作り始めるので、何の否やがありましょうw
おにぎり・卵焼き・唐揚げ・野菜いろいろポテサラ・苺など詰めて(詰めたのも夫)、意気揚々と公園へ。思い思いに来たり帰ったりだったけど、17人のクラスで12,3家族と会えた。子どもたちは、幼稚園からのお散歩&外遊びコースでもよく来ていたところなので、勝手知ったるといった感じで、弁当もそこそこに切り上げて遊びまくる。サクも早々に長袖を脱いで肌着で走っていた・・・。自然と、お父さんチーム・お母さんチームという感じで集まって、それぞれおしゃべり、そしてビール・チューハイ・焼酎・日本酒・ノンアル・・・たくさんの空き缶空き瓶。夫もちゃっかり、小さい焼酎&水筒にお湯を詰めて持ってきていた。やる気あるなw
小腹がすくと戻って来る子どもたちにおやつとかあげながら3時間超。途中から日がかげって風が冷たくなったけど、桜は満開だった!(でも写真を取り忘れた)。中途半端に飲み食いし続けたので、夜ごはんは軽めに、けんちんそば。
卯月の六
帰ると、さっそく、「ちず」を作成するサク。チョーさんか(古。from 「たんけんぼくのまち」)。『長くつ下のピッピ』の返却日だと思い出して、夕方、近くの図書館まで歩いて(走って)いく。外に出たときの、子どもの「開放されたーっ!」て感じの反応を見ると、うんうんと思う。
夜ごはん、麻婆豆腐、チャーハン、春菊の白和えときゅうり。夫は新入社員さんの歓迎会。Eテレ2355でやってた「缶を斜めに立てる方法」をやってみる。
昼ごはんはブロッコリーなどの辛いトマトパスタ。午後、夫とサクはいろいろお出かけ。私、やること捗ったー。もう20日も、基本的に、ずーっとサクと一緒だからね。や、いいんだけど。そんなことも今だけだからいいんだけどさ。こないだ美容室でシャンプーデビューしたサク、今日はヘアカットデビューして、満足げに帰って来た。家具の物色は決め手がなかったみたい。
夜ごはんは、ささみチーズカツ、ビッグサラダ、ニラ玉。ささみチーズカツって、労作だよね。わたし絶対しない(断言)。中にピーマンも入ってた。んまい。ブラタモリの録画(神戸の港)とか、TBSオールスター感謝祭とか、いろいろ見る。ビール、赤ワイン。
「女性の翼」ノルウェー研修報告会、と、共謀罪法案成立
(facebook投稿より)
ついに共謀罪の法案が成立したことを知りました。
法相は国会答弁のていを成していない状態。
首相も同様。しかもヤジまで。
官房長官は国連特別報告を受けて国連に抗議すると言い。
最後は、委員会採決という本来の手続きを省略して中間報告で強行採決。
そしてNHKはこの数日、国会中継をやらなかった。
どーなってんだ。
瑕疵なく運用されると思えるほど楽観的にはなれない。
集団的自衛権行使を容認する閣議決定のあとだった2014衆院選。
それでも、与党が勝ちました。
(475議席中、自民291+公明35=326議席)
ここでも、与党が勝ちました。
(242議席中、自民121+公明25=136議席)
どちらの結果にも暗澹としたものですが・・・。
年内か、来年か。
そこでも、与党が勝つのでしょうか。これでも。
みんな何も思わないんでしょうか。
忘れてしまうんでしょうか。
それとも賛成・支持してるんでしょうか。
Twitterを見ていたら、こういう意見を見ました。
他人と話し合いたくもないし、
問題を解決するための苦労もしたくもないし、
問題のことを視界に入れたくもない。
いっそ支配されたままでいるほうが楽。
その結果、自由を奪われてもいい。
それぐらい、考えたり解決したり話し合ったりするのがしんどい。
我慢することはそれなりに得意。
そんな人たちが、この政権を続かせているのだろうと。
マスコミが煽る『与党 vs 野党』の構図。
これが、勝ち組・負け組の格差に敏感にならざるを得ない、世知辛い今の世の中で生きる人々に、
「勝ち馬に乗らなければ」という意識を抱かせる。
「自分が支持している側が勝った」という安心感や快感のために政権を支持する。
6歳の息子。
私と夫(親とかでも)がちょっと議論したり、
ニュースについて意見を交わしたり、
「もっとこうしてほしい」というような要求とかをすると、嫌がる。
ケンカしてるとか、ケンカになりそうだと感じるみたい。
「やめろ!」「そういうこというな!」とか、言う。
「ケンカしてるんじゃないんだよ。
話し合ってるだけだよ。
言葉で伝えあわないとわからないんだよ。」
と、教える。
それでも不服そう。
話の内容は、6歳児には難しいものが多いから、
口喧嘩とディスカッション、意見発表とかの区別がつきにくいよね。
ニコニコ笑いながら楽しく過ごす雰囲気こそが「仲良し」の証拠だし、安心だと感じてるんだろう。
まぁ当然の反応だと思う。まだ6才だから。
みんな、そのまま大人になってしまってるのかもしれないと思う。
時間や心の余裕がないから、
社会のことも政治のことも考えないんじゃない。
いや、それもあるんだけども。
根本的に、考えたくないからだ。
問題を解決する能力なんて自分にはないと思ってるし
そんなことに労力や時間をかけたくないし
議論(対話)のやり方も知らない。したこともない。
議論なんてして、相手に、周囲にどう思われちゃうか怖い。
ニコニコ楽しい話以外で関係性を作っていくことが苦手。
言葉のいらない「以心伝心」がすてきなコミュニケーションとされていて、長年連れ添った夫婦は会話なんてなくても通じるよね、とか・・・。
大人になったら、職場の業務、あるいは子育て。PTA。
「これをやりなさい」「これがあなたの仕事よ」「これが正解よ」
と言われたこと「以外」のことを、自分で選んで、主体的にやる機会が少ない。
だから、どうやっていいのかわからない。
そうやって、考えない習慣、興味をもたない習慣、言葉にしない習慣がついてる。
この50年、さまざまな人々の努力や活動を経て
女性の地位が向上したノルウェーでは、
彼らは対立は何も生み出さないという教訓を得て、
対話を推し進めるに至ったのだと。
「『対立もなく対話もなく』じゃないでしょうか?」
と言われていて、本当にそうだと思いました。
まして対話もしようがない。やろうとしても、へたくそ。
それが、集団的自衛権や安保法案や秘密保護法、大臣たちの失言etc
いろいろあっても結局与党が勝ってしまう選挙結果に表れているし
自分の思い、自分の言葉、自分の存在が大切にされなければならない。
同じように、対話の相手も尊重しなければならない。
「すべての人を生かす」
「格差を生じさせない」
「未来(子ども)に投資」という国家のポリシーのもと、
保育園にも
「あなたはこの世で唯一の存在」
「1人1人を尊重」
「誰がエラいとかじゃない」(正しいニュアンスがわからない…すみません…)
などの掲示があったり、歌を歌ったりする。
などを、子どもの頃から身につけられる環境があるそうです。
和を乱さないこと、迷惑をかけないこと、均質であることが
今もって良しとされている・・・
翻って日本の現状を見ると「うーん」となる複雑な日でした。
希望のほうが大きくなるように、していきたいですね。
報告会はとても密度が濃くて、充実していて、
みなさんの発表もとてもすばらしくて、楽しかったです。
取り急ぎの感想でした。
facebookでは意外なほどいろんなコメントをいただけて、よかった。
『みちのく民話まんだら ~民話の中の女たち』 小野和子
民話は、お国言葉で1フレーズを1行に書いてあり、下の方は余白が多い。それが、土地のお年寄りにゆっくりと語ってもらっているような感覚を呼び起こす。それぞれのお話のあとには筆者の「あとがたり」が付されているのだけれど、これがすばらしい。お話についての解説や考察、採話したとき(収録されているお話は、筆者が東北を歩いてまわり「民話を知りませんか」と語ってもらったもの)のエピソードなどが書かれているのだけれど、平易であたたかみのある筆致で、さまざまな視点から実に深みのある内容がつづられていて、胸を打つ。
収録されたお話の中でいちばん好きなのは、『眠かけおそよ』。
民話は単に「むかしむかし」を語ることではなく、語り部という特別な人によってだけ語られるものでもなく、あなたも、わたしも、また語り手なのだということです。わたしたちがよく知っている「むかしむかし」の話だって、みんな、それが生まれた時代には「現代の民話」として生まれ、人々の共感とともに語り伝えられて、現在に至っているのではないかということです。
いまこうして生きているあなたやわたしの暮らしがそこにある限り、今日も明日も、湧くように生まれつづける、それが命ある民話の姿なのだということを覚えておきたいのです。
卯月の五 / 『足元の小宇宙2』
どんぐり文庫お話会より帰宅。今日はまず、こどものとも年少版より、絵本「はるをみつけたよ」。絵がすごくきれいなんだよねURL
ストーリーテリングは、「おんどりと ひとかけらのダイヤモンド」。トルコのお話らしいんだけど、いわゆる「おうさまと9にんのきょうだい」型が混じってる。洋の東西を問わず存在する型の昔話。たくさんのクマンバチが王様のズボンの中に入っちゃうとこがミソ!
で、くまさんパペット「雨降り編」を挟んで(今日の福岡は雨なので)、最後にもう1つ絵本「ラチとらいおん」。新しい季節にぴったりやね
そういえば先日のNHKスペシャル「足元の小宇宙」すごくよかった。雑草を描き続けてきた絵本作家、甲斐信枝さん86歳。今も大きな道具袋を担いで嵯峨野の野っ原でスケッチするんだけど、その観察の仕方がやっぱり、並大抵じゃない。ものすごい目を持ってるし、野原でスケッチ始めたら5,6時間だし
甲斐信枝さん。とにかく雑草、その営みが大好きで、何十年も飽きることなく、日々感動しながら見てる。ずーーーーっと見てるので、ノゲシの綿毛は風上から風下へじゃなくて、渦を巻きながら四方八方に飛んでいくとか、カラスノエンドウの種が弾ける瞬間とか、全部、その目で見て、知ってる
1985年刊、『雑草のくらし』は、畑の一画の空き地を5年間観察したもの。1年目はメヒシバが繁茂するけれど、2年目はノギクとツクシ、3年目はカラスノエンドウ…と、覇権は変わりゆく。生存競争をかけた栄枯盛衰。やがて人間の手ですべて刈られてしまうのだけど、その下にはまたメヒシバの芽が!
番組のクライマックスでは、夜明け前からキャベツ畑で張り込みをして、日の出とともに、キャベツの葉にびっしりとついた露の粒が、光の関係で七色に輝くのを見る。カメラがそれを捉えた瞬間、見てる私も息子6歳も喝采だったよね。すでに甲斐さんの「目」にすっかり魅せられてたから
イベントのお知らせ 『私の あなたの 眠れる力を社会へ』
※ちょっと、しばらく、この投稿を一番上におきますね。
以下、facebook投稿をコピペで…
(facebookやってるっていうとリア充みたいですが、ブログにtwitterそのうえfacebookまでやってるって、完全にネット廃ですねぇ、はい)。
【再び登壇しまっする】
6月のワークライフバランスプレゼン勉強会は、特別企画!
テーマは「私の あなたの 眠れる力を社会へ」
専業主婦や、フルタイムでバリバリ働いてるわけじゃない女性たち。
ええ、私も、その1人です。
それは自分で選んだ生き方だけど、なんだか時々モヤモヤする・・・
子どもはかわいいし、子育てを楽しみたい
やりたい仕事がハッキリとあるわけでもないけど
ずっとこのままでいいのかなと思う・・・
そんな気持ちになることないですか?
(“クイズ100人に聞きました” ばりの、「あるあるー!」の怒号を期待(古) )
●社会参加ってなんでしょう?
●家事育児など、主婦の仕事の価値とは?
●夫婦間、対等ですか?
●稼ぐ=エラいのか?
…でも確かにお金って必要だよね・・・
そんなこんなを、4人の登壇者をはじめ、
皆さんともお話しながら共有できたらと思います。
登壇者の1人がわたくしです!
10分くらい、プレゼンもするよ。
日曜日の午前中というみなさんそれぞれ貴重なお時間ですが
こちらも貴重な会になりそう!
今回は40席以上ありますので、どしどしご参加くださいませ。
私たちと同じような境遇の方だけではなく
企業で働いている女性や
専業(パート)主婦を配偶者に持つ男性などもぜひぜひ。
いろんな方に来ていただければ、お話もより広がりますからね!
まだ少し先の日程ですが、ぼちぼちご検討いただき、
参加してみようかなという方は、コメント欄やメッセージ、LINEなどでお知らせくださるとうれしいです(^^)
(お子様連れの方は、その旨も書き添えてくださると助かります)
◆
ブログを見てくださってる方でこのあたりが行動範囲の方いらしたら、どうぞどうぞご検討ください。日曜日の午前中ですけども。おめにかかれたらうれしいです!
卯月の四 / 油山 / 気のいいやつ
おしぼりや敷物と一緒にリュックサックに入れて、今日はどんぐり文庫で油山散歩。山の駐車場まではK田さんの車に乗せていってもらう。仲良しのNくんもいっしょに連れていく。車中、K田さんの、子どもたちの話の救い方、受け止め方のうまさよ! 山の桜は公式発表では「4分咲き」とのことだけど、やはり個体差があって、ときおり、何本かの連なりが見事なピンクのカーテンになっている箇所もあり、そのたびに後部座席の子どもたちも歓声をあげていた。
大人、子ども、合わせて20人くらいのツアー。はじめに、木の太い幹や切り株が椅子になった小さな広場で、なぞなぞ遊びや絵本の読み聞かせ。今日はうららかな春の日和で、風にそよぐ木の葉の音や、鳥のさえずりを聞きながら、エッツの絵本をみんなで見る幸福感!
くすの広場でお弁当を食べた後は、子どもたち、みんなで遊ぶ遊ぶ。鬼ごっこに始まり、かくれんぼ、あぶくたった煮え立った、ハンカチ落とし、だるまさんがころんだ・・・。最初の鬼ごっこにうっかり(?)入ってしまったので、その後も、
私「私もやるの?」
子どもたち「もちろん!」
と、ガチで参加することに・・・。や、楽しかったですよ。帰宅は4時ごろ。よく遊んだ1日。夜ごはんは、餃子、ハンバーグ、味噌汁、五目豆。なんと餃子の表面が黒焦げちゃんに。
昼はシェフ・サクにホットケーキを作ってもらう。ひっくり返そうとフライ返しをつっこんでみたらまだまだで、フライ返しには生地がべったり、丸い形も崩れてしまった。「あーあ、落ち着いて待って、そーっとやらないからだよ」と私が苦言を呈するのを悔しそうに聞いていたサク、もう1分待っても生地の様子が変わらないのを見て「おいおい、これ、火がついてねーんじゃないのか?」 はっ! 火の世話だけは私の仕事だったのだが、ええ、付け忘れてましたねw 「かーちゃんのしっぱいだったな!」とサク。責めたてず、爆笑するところが気のいいやつだと思う。
夜ごはんは、小アジの南蛮漬け(夫が日曜日に仕込んでいたもの)、たいのアラ煮(義父からもらったもの)というW主役。春菊の白和え。子ども用にチキンライスを作ったのだが、この材料もサクに切ってもらった。
『おんな城主直虎』 第23話 「盗賊は二度仏を盗む」
・・・・・と、それらしくまとめてみましたが、正直ムハムハです! 高橋一生と柳楽優弥を同時に鑑賞できる悦びよ!! あ、“よろこび”の字が思わず愉悦とか悦楽とかのやつに・・・
ということで、まずは但馬。そこへなおれ。
おま、時代劇における「おかしな咳」は重大な死亡フラグであると知らんわけじゃなかろうな? ハリウッド系や海猿とかの「この戦いから帰ってきたら結婚しよう」と同じ扱いよ?おかしな咳は。それを、近藤どころか視聴者をも出し抜く小芝居として使いやがってぇぇぇ! しかも小芝居が妙にうまい!! 中の人が高橋一生だから当然だけどぉぉぉ!
って感じでやられましたね、はい。
これさ、前回のラスト、直虎と龍雲丸の心が通い合う様子を見て席を立ち、スゴスゴと自宅にとって返したあげく「くだらないぞ、但馬」って自嘲してた但馬くんが、その直後の流れで、小芝居まで見せる機転で龍雲丸たちを逃がしたのだと思うとムハッときますよね。
「殿が大騒ぎするから」という理由は当たらずとも遠からずで、ようは政次は直虎が泣く顔を見たくないと反射的に思ったんだよねきっと。龍雲党と相通じるまでにあんなに頑張ってたおとわを悲しませたくないと。龍雲丸なんて但馬にとっちゃいろんな意味で危険人物なのに、それでもおとわが龍を求めるなら引き渡せないと思ったんだよね。
直虎に「致すな」と言った。「井伊のために奴らを使うのはいいけど奴らのために井伊を使うな」と。直虎のストッパーたる家老としてド正論だけど、もう既に政次自身が井伊のためというより直虎のために奴らを保護するという、裏腹の所業に手を出しているw
政次よう、けっこう危ないんじゃないのかい? 確かに龍雲党が家来になったら井伊の防御力は上がったけど、近藤とのしこりは後々まで残ることになってたよね。
でも、あの直虎と政次の対峙の場面、よかった。直虎がとても静かで、政次をまっすぐに見つめていっさい目をそらさない。「この件については政次に従う」という澄み切った言葉は、「政次を信じている」というのと同義でね。反対に、内心の動揺がいろいろとある但馬は頭も目も動いてね。
あとで龍雲党を待ちながら「われはいつでも平常心」という場面があったけど、その前に華やかな打掛を試着しながらウッキウキしてたとおり、直虎は龍雲丸に対しては全然、平常心じゃいられないんだよね。寺からの帰り道、とつぜん現れた龍雲丸が「お役目は続ける。俺たちを信じてくれた直虎に報いるために」的なことを言うのを見つめる直虎の、瞳を見開いた表情の可憐さ! そのあとの涙目と笑顔のかわいらしかったこと! 反対に政次に対しては、とても平らか。なんだかんだいって、直虎は芯のところでは、政次を信じ、あてにもしてるんだよね。
さて龍雲丸。
「空に雲があったからでさぁ」、歌舞伎や往年の名芝居の決め台詞のような晴れやかさと裏腹に、周囲の誰一人も理解できない龍雲丸の根深い屈折も見えて、「ああ…君もやっぱり森下作品のめんどくさい登場人物…ようこそ……」って感じがした。こうなると但馬との対峙がさらに楽しみ #おんな城主直虎
「断りまさあ」といい、「空に雲があったからでさあ」といい、柳楽くんの、ここぞっていうセリフ回しや表情が本当に好きです!!!!! 奉公を持ちかけられた時の「また酔ってんじゃないの~?」のマイムもよかったね!!!!(わたしはどこまでも目移りする視聴者よ!!!!)
奉公をやめた理由については、いろいろ想像はできるけれど、今のところ確定はできないような文脈で描いていたと思う。ただ、「党のメンバーが理由ではない」「党のメンバーにも誰にも言わずギリギリで決めて、誰にも言わずあの場に臨んだ」ってことは確定してる。龍雲党が、龍雲丸がリーダーとはいえ強権的な組織ではないことも描かれてる。それなのに一人で決めて、その心はメンバーにもわからない。うーん、いいねえ! 盛り上がるねえ!! その心が覗きたいぞ!!!
あの「龍の雲」を見上げた表情は暗いものではなかったからね。トラウマや怨恨が響いての翻意じゃなかったと思うんだよね。
私が思うには、龍の雲は龍雲丸にとって吉兆というか「自由な龍であれ、思うままに生きよ」と自分を鼓舞する道しるべみたいなものじゃないかと。井伊で伐採の仕事を請けることはチャレンジだったけど、「かこわれる」となるとそうじゃなくなる。ってことかなあ。
「仲間になる」って、井伊の「家中」というお家システムに加わる方法しかないわけじゃないんだよね。ってことかな。そんな龍の判断に対して、政次がプッと吹きだしたのがなにげにとてもよかった。彼には珍しく、曇りもなく、正直な反応だった。井伊だの今川だの幼なじみだのにがんじがらめで生きてる政次。人を食ったようなこと言って自由に生きてける龍雲丸を、つかのま素直に羨ましく、好もしく思ったんじゃないかなあ。
義兄を思うなつさんの瞳、思いが募っている様子がありありと。山口紗弥加さすがにうまいよなあ! この2人、このまま清く美しい義理の兄妹関係でいくのかなあ?と思わせといて、ここまでプラトニック期間が長くなれば積もり積もっていくものも大きいから、いつかどかんとくるぞ、そうとうエモい場面になるんじゃねーの???ってニヤニヤする私がいますw
お寺の場面、古い説話集のエピソードみたいで面白い。あたりまえだけど小林薫うまいし。読経もっと聞きたかった~。そして龍雲党を家臣に加えたい之の字、弓をそろえてやりますかな之の字、おめかし正装之の字、どれをとっても今日もかわええな!!! でも、単純なだけじゃなくて、之の字は強い家臣団への思いがことさら強いんだよね。なんたって井伊の当主は直虎で、戦となったときの怖さを語ってたもんね。
卯月の三 / オリンピック大河の主演発表!
結局、昨日に引き続き、福岡城址に行くことに。今日は途中まで(乗り換えなしで行けるところまで)バスで行き、そこからひたすら歩く。城内も、歩く歩く歩く。サクがスタンプラリーに執念を燃やしたこともあり、めっちゃ歩いた。昨日よりずいぶん暖かかったせいか、1日でだいぶ開花が進んでた気もしたし(気のせい?)平日だけど人はとても多い。「福岡城さくら祭り」は本来この日までだったけど、今年は開花が遅れているため、会期が延期されるそうだw
祭りのグルメ屋台で焼きそばと唐揚げを食べる。すっごく歩いたし日差しは強いし、エールズが地ビールの屋台出してたしで、ビール飲んだら美味しいだろうなーって我慢するエラい私(とわざわざ書き添えておく)。帰りもまたバス停までてくてくてくてくてくてく歩き、降りて文具店まで歩き、油粘土1kgなども含めて買い込んだ荷物をもって、またてくてくてくてく歩いてスーパーで買い物して、荷物を増やして、帰る。すげー歩いたぞ。てか、サクもよく歩けるな・・・。
2019年、オリンピック大河の主演発表!!
#宮藤官九郎 さんが脚本を手がける2019年のNHK大河ドラマの主演を、 #中村勘九郎 さんと #阿部サダヲ さんが務めることがわかりました。URL
ぎょえー!ぎょぎょぎょぎょー!数多の主役候補の中から勘九郎さんが!!
あまちゃんに出なかったサダヲさんがまんをじして大河主演だねえ!!
そして久々に、歌舞伎界からがっつり主演級だねえ。というか主演だけど。私は何年も前から、久々に大トメに歌舞伎役者がきてほしいなあと思って、というかぶっちゃけ、勘三郎にがっつり出てほしかったんだよね
それにしても、今年もまだ本格的な出番はこの先だし、最終回まで超重要な役どころで出るのがわかってる状態で、次の次の大河で主演が確定してるなんて、私の知る限り初めてだわ。阿部サダヲ。#いだてん #おんな城主直虎
これは俄然、志ん生のキャストダービー案件ですね。落語家じゃないと思うんだよね。いや鶴瓶ならありえる? 今思いついたのは、本命・佐藤浩市、対抗・生瀬勝久、大穴・古田新太と吉田鋼太郎。どうでしょう。さすがに西田敏行じゃないと思うのだけど。#いだてん
『#いだてん』の志ん生、ナレーションを担当し、52年という長い年月の傍観者になりうる可能性があることを考えると若い役者さんなのではと予想。本命:松山ケンイチ、対抗:青木崇高、大穴:春風亭一之輔 (敬称略)ってところかなあ。晩年だけならたけしさんやきたろうさんというセンもあるけど。