『真田丸』 第47話 「反撃」

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女性たちの回。

お通の正体には納得。「あなたと話すと落ち着く」に対して、最初から「みなさんそうおっしゃいます」と言ってたもんね。京の治安悪化に伴って、今や堂々の大名たる真田伊豆守の肝いりで江戸に下向したけど、その「プロ彼女」には甘んじず、あくまで「生業」で生活を立てるというのがお通の誇りなんだろう。純情な男を手玉に取る遣り手ではあるけど、信之のほうも勘定書きに対して、「膝枕二百文って高くないか?!」と疑義を呈した時点で、どっちもどっちってことじゃないかな。それにしても、この“一流の女”が現在の八木亜希子ってのがキャストの妙よねえ。小雪とか井川遥とかじゃないとこが信之の相手なのよねえ。

メインストーリーのほうが緊迫してる時にこういうシーンを入れてくるのが、親切な緩急に見えるか、兄弟の巧みなコントラストに見えるか、あるいは三谷幸喜の悪癖・悪ノリに見えるか、いろいろだろう。信之の姿も、呑気やねぇ、ぬるま湯やねぇと見えるか、いやこれが幸せってもんよ、と見えるか、牙を抜かれた哀れな獣に見えるか、いろいろだろう。

かつて稲とおこうという2人の妻を持つことで苦労した信之は、苦労した甲斐あって2人の妻の最強タッグに支えられて真田の家を堅持してるんだけど、私としちゃ、稲とおこうが一心同体みたいな描写があまりに強いのはちょっとエグくて好みじゃないかな。

大蔵卿局が女狐なら阿茶局は古狸」のたとえに笑ったw このセリフありきでのキャスティングかと思うくらいうまいw そっか、信繁は阿茶局の強さを知らないよね。そしてきりちゃんは知っている。人質時代&寧の侍女時代で。きりちゃんの生き字引感すごいな。んで、阿茶局の圧巻の仕事ぶりは視聴者にとって大いに説得力があるもの。こんなすばらしい見せ場を用意されたら役者さんも本望だろうなと思う。

面白いように阿茶局に丸め込まれる大蔵卿局。こういうキャラクターを書けるのはやっぱり脚本家の腕だなあ。 主人公サイドに感情移入しがちな視聴者としては口惜しくてならないシーンなんだけど、どこか面白いシーンになってる。

「ね、そういたしましょう」「そういたしましょう」「埋めてしまいましょう」「埋めてしまいましょう」簡単やなww あまりにうまくいって気持ちいいわw 

そこで投入される、かき回し担当きりちゃん! 信繁が与えた指示は完全にサッカーの後半の切り札みたいなの意識したセリフだよねw 無様に転げまわり大声をあげる長澤まさみ、これもまた役者の見せ場! 

常高院、初。私は『江~姫たちの戦国』におけるあまり多くない美点のひとつが「水川あさみの初の尼姿の美しさ」だと思ってて、こんなに尼姿が似合う女優は夏目雅子以来(夏目さんは尼じゃなくて三蔵法師か。リアルタイムは知らないんですけど。。。)であると当時豪語してたんだけど(ブログで)、それにガチで対抗してきたはいだしょうこお姉さんの尼頭巾姿であった! 

しかし交渉ごとって交渉力がものを言うわけで、曇りなき眼を持っていても常識人の常高院は阿茶の相手ではなく、これならいっそ茶々と阿茶の対決が見たかったわ…。そして交渉事は持ち帰らせず、勢いで押し切ることが大事ですね! 服部半蔵イズムにあふれた徳川家なのでありました。

で、茶々なんだけどさあ…。砲弾による侍女たちの死を見て落ち込んでる姿には正直ほっとした。それが真人間の反応ってもんだよねと。そこからの「源次郎! 茶々を叱ってください」で目を剥いたわ。今まで徹底して姫さま然、女王さま然として、自由奔放にそし傲然と振る舞ってきた女がいきなり弱々しく身を投げ出してくる。ほんっとうに厄介な女だよ!! 源次郎もほぼ完全のほだされとると思うがあそこで理性を保っただけでもえらいと言わねばならんやもしれん。

でも茶々は秀吉の前でもあんなふうに振る舞ったことがあるのかもしれんなーと思った。だからこそ秀吉は武器庫を隠したがったのかも。彼女の場合計算づくじゃないんだよね、奔放も可憐も無意識で、だから振り回される。(自己と同一化しがちな愛息以外)誰も愛せないけれど、一人で立っていられるほど強くもない、美しくて悲しくて厄介な女。でも茶々はきっとかつての秀吉の言葉通り、「日の本一、幸せな女だった」と言って死ぬ。それは信繁の「日の本一のつわもの」と対になったフレーズなんだよね。そこにどういう意味付けをするのか、まだ全然見えない。

作兵衛の真田昌幸論、そこからの源次郎論。

なるほど・・・・作兵衛が源次郎につき従ってるのは実は短い期間。というのがここで生きて来るのか。昌幸が武田麾下時代からの従者であるのも。

「昌幸は表裏比興の者なんかじゃなく、義の人であった、武田の旧領を回復することだけを考えていたのだから」と言われれば、うーん確かにそうなんだけど、そう言い切るのもちょっと違うような。と微妙に違和感を覚えるのは、先週の出浦による昌幸論や、信尹による信繁論とまったく同じ。

昌幸にとって信玄のみを己が仕えるに値する主であると、終生畏敬の念を持っていたのは確かだと思うけど、昌幸は忠義の為ではなく己と真田家の生き残りのために生きていたと思うし信濃や甲斐は武田の旧領である以上に「己の場所、真田家の場所」だったから執着していたんじゃないかなあ。と私は思う。

でも作兵衛にとって昌幸は(しかも、彼が昌幸と別れ、昌幸が故人になって長い月日がたった今だから)紛れもなく義の人に見えていたんだろうな、源次郎もその流れで義の人に見えるんだろう。だから、それもまたひとつの真実なんだろうなと思う。どこから光をあてて見るかで、人間も、物事も、全然違って見えるのだ、というのを先週の出浦・信尹に続いて今週も念押しでやってる。

それはもちろん信繁の「日本一のつわもの」伝説につながっていくんだけど、そこできりちゃんが信繁の死後、あやつをどう評価するかだよ!! きりちゃんの源次郎評は九度山編にあった。「がむしゃらで、むこうみずで、やんちゃで賢くて明るくて、度胸があってキラキラしていた、真田家の次男坊」。その面影を追い続けてきりちゃんはここまできてる。それは変わるのか、変わらないのか・・・。

でさ、和睦交渉でも結局徳川にいいように持っていかれちゃって、真田丸は破却、堀も埋め立てられるという大失敗になったのは信繁の力不足で、きりちゃんがローリングするぐらいが精いっぱいだったのもこれまで信繁が彼女を実力通りに遇してきてないツケが回ってきたわけで(妻たちと不器用ながらも向き合ってきた信之との差)、視聴者としてもうなだれるっていうか、ややもすれば「源次郎、おめーがダメなんだ!」って言いたくなっちゃうんだけれども。

でもそれがこのドラマの真田信繁なんだよね…と思う。家柄もないし長男でもなく、景勝や秀吉にかわいがられるといっても要は人質続きの年月で、身分はせいぜい左衛門佐どまり、「なりゆきで」負けて九度山で歳月を過ごした。人間性は、いいとこもあるけど、欠けてるとこ、足りないとこもある。大坂方が弱いのは源次郎の実力不足のみに起因するのではなく、独裁者秀吉時代からのツケでもある。そんな脆弱な舞台で、装備も実力もほとほと不完全な凡人・信繁が、なんとか足掻いてるのが「真田丸」のクライマックスなんだよね。

大坂城ってなんなんだろな。秀吉が遺した巨大な城。かつて昌幸が打ちのめされた城。ここにいるから茶々が苦しんでる城。父上への思いはあるけど自分は必ずしもこだわりはない、と秀頼が言う城。信繁が戻ってきた城。

堀を埋められ、「策はない。もはや勝ち目はなくなった」と信繁。それは正しい分析なんだよ。ここで、茶々も秀頼も、信繁も他の牢人たちも、みんなで大坂城をあきらめて捨ててたら、たぶん死なずに済んだ。どこか遠くの小さい国でとりあえず平穏に生きられた。百姓をしてでも。

でも、それは「九度山」になるってことなんだろうね・・・。九度山の生活が幸せだったかどうかと言われれば・・・。昌幸の姿を思い出せば、それがいいとは言えない。有楽斎のように「これでよいのだ」という人間がいるのもわかるけど(あの一言、とてもシリアスで、有楽斎の新たな一面、彼の心情を見たよね。)

しかし! 最近『それでも、日本人は戦争を選んだ』(加藤陽子)を読んでた私としてはだねw、「どうせ行き場なんてないんだからもう一戦しようじゃないか、えいえいおー!」「私はあきらめていないぞ、左衛門佐」でキラキラした皆さんと一緒には盛り上がれなかった。真田丸史上、最高に詰んだ気分。

「死んだように生きるより生き生きと死んだほうがいい」って刹那的な結論はこの物語にはふさわしくないと思うし、「敗者の美学を描くわけではない」と三谷さん自身最初から言ってるんだけど、ここからどうやって盛り返すんだろう? ほんとわかんない。ネットでは、家康暗殺して替え玉が生き延びる説とか、茶々ときりが入れ替わる説とかも見たけど、そういうトリッキーなことはないんじゃないかなと思ってるんですけどね。

ともかく、「堀が埋められて万策尽きた今、なのになぜ、信繁は戦うのをやめなかったのか?」という疑問の答えは、以前毛利勝永に「あんたは何のために戦うんだ?」と聞かれたとき答えられなかったアンサーにつながるんだろうし、それはまた、かつておばば様に言われた「己のさだめを知ること」にもつながるんだろうね。すごいドラマだー!

 

 

長月の七 / サクの結婚、八重の桜回顧

●9月某日: サク弁、ごはん、豚肉とピーマン炒め、のり卵焼き、肉じゃが、かぼちゃ。週明けから雨、近所のお友だちが乗せてくれる。雨脚は徐々に強まり、ものすごい勢いに。雷も鈍くゴロゴロと鳴っていた。

「ボクらの時代」中井美穂鈴木保奈美菊池桃子の回を見る。3人ともしっかり生きてきた大人の綺麗な女性ですてき。鈴木保奈美の女優オーラがすごいんだけど、喋ってるといちばん普通のお母さんっていうか・・・なんていうのかな、他の発言に対する反応や受け言葉が、芸能人っぽくないっていうのもあるし、すごく万事順調にやってこれた人だなーって感じがあった。菊池桃子は自分からはあまり喋らないけど振られるとさすが教授、しっかり喋る。

サク、0655で月曜日だけやる「たなくじ」を始めて私のスマホのカメラで撮影してめっちゃうれしそうだった。パシャパシャと3回も撮るもんだから、「1回だけだよ、くじだから」と慌てて趣旨を説明したが、撮ったのを見てみるとブレずに判読可能に撮れてたのは1枚だけだったw サク「ぜんぶかんじ・・・(絶望)」“奇数日小吉、偶数日大吉”だそうです。夜ごはん、鶏とエリンギ、ピーマンのクリーム煮。にんじんラペ。トマト。

 

●9月某日: 『とと姉ちゃん』が作る雑誌「あなたの暮らし」で洗濯機の商品試験をやっているのを見てたら、思い立って洗濯機の掃除をしたくなった。洗濯槽の洗浄はそれ用の洗剤を投じて時折やってるけど、普段よく見ないところにたくさんゴミが溜まっている。やってよかったよー。

幼稚園が終わってから母と待ち合わせしてお茶をする。お茶っていうかピザとか食べてたけどw サク、食べすぎてきもちわるーい、って感じになるがトイレに行ったらすっきり。最近の写真をプレゼントし、これはどこどこ行ったときの、これはどこどこで何してる、と1枚1枚正確に解説していた。本屋で母や私が「これは?」「これいいんじゃない?」と薦めるも、自分で念入りに物色して納得してから買ってもらう姿に、「あんたにそっくり…」と母が言う。だな。

夜ごはんは餃子、にんじんラペ、きゅうりなど。夫は飲み会。

サク、食べながら「○○(クラス名)に、さくたろーとけっこんする っていってる おんなが おる」と話し出す。3人くらいいるらしい(!)。女の子はおませちゃんだのう。

私 「誰と結婚するか、大人になってから決めたらいいよ」 
サク「うん。どうやってきめると?」 
私 「結婚しようか? って話し合うんだよ」 
サク「どこで?」 
私 「いや、どこでもいいけど」 
サク「みんながいるとこで?」 
私 「いや、いないほうがいいような…」 












↑ ×大温製 → ○大音声 ね。

 

 

長月の六 / 坂口健太郎とか息子からのLINEとか

●9月某日: 朝ラン9.2キロ。9時過ぎから9キロ超も走れる季節になったとですよ・・・! そのもようはコチラ↓

『初秋ランニングで戦国大名たちに出会ったよ♪』


坂口健太郎が王様のブランチに出てた。あさイチプレミアムトークの時も思ったけど、やっぱりとても自然体で安心して見てられる。良い育ち方をしてきた人なんだろうなー。育ちが良いんじゃなくて良い育ち方、ね。いや、たぶん育ちも良いんだろうけどw しかし「保育園時代が一番のモテ期だった」には「嘘つけっ!今だろっ!」と突っ込まざるを得ませんでした。

夫が仕事用の靴を買い、つられてサクも運動靴を買った。まあ、すぐサイズアウトするからね・・・。夜ごはんはふるさと納税していただいた美味しいお肉で、豚しゃぶ鍋! キャベツ、小松菜、ニラ、ごぼう、しめじ、えのき、豆腐、なんでもかんでもじゃんじゃん入れちまえー! サクが寝てから「超高速!参勤交代」の前半を見る。

 

●9月某日: のんびり日曜日。子どもの秋冬服をチェックして必要なものを考えていたら物欲スイッチON。昼ごはんはバジルたっぷりトマトソースパスタ。子どもはパスタを好まないので、バジルを抜いてソーセージを足してごはんにかけて食べさせる(って自分が作ったみたいに書きましたが夫です)。夫とサクはレンタルDVDを返却しに行くついでに福岡タワーに上ったそうだ。ついでというほど近くはないが…w 

サク@出先から、

「ふくおかタワーのけしきがすごくきれいだった、そのほかヤフオクドームとかヒルトンなど福岡タワーからいろいろみえたからたのしかったぜ~!!!!!!!!!!!!!!!!!  おいていってごめんな」

とLINEがくる(原文ママ)。ちょっと離れると夫のスマホから恋人みたいにLINEをくれてかわゆいが、6歳でこれだけできるって現代っ子怖ー。今に、自分の友だちとかに送りたがるなるんだろうな…。スマホはそんなに簡単には与えないぞっと。

さて夜ごはんはほっけと味噌汁と野菜の酢漬け、真田丸は第2次上田合戦からの超高速!関が原。

 

長月の五 / 幼稚園誕生日会

●9月某日: 幼稚園で7,8,9月生まれの誕生日会。誕生日会の流れを(すべてを見られるわけではないので推定しつつ)簡単に書くと、

全園児が講堂に集まる→誕生日の子どもたちが前に出て、一人ずつ名前と年齢を言う「○○くみ、○○○○です。○さいになりました」

→園長先生からお祝いと、お話

→組ごとに歌を歌う

→お母さん劇団の上演→

給食の準備、この日は講堂で全員で食べる。誕生日の子はステージに上がって食べる。

って感じ。誕生日の給食はちょっと豪華なお祝いメニューで、今回はキーマカレー、野菜と鶏肉のフォー。これに、母の会の予算から手作りデザートがつく。作ってサーブするのは役員さん。今回はかき氷にくだものつき。

お母さん劇団、今回はサクが誕生日月に入っていたので私も出演。年少組のお母さんと2人でエプロンシアターをやった。大きな○△□のポケットの中から、いろんな丸・三角・四角の形の食べ物や動物等をフェルトで作ったものを裏返しに出して、何の形か子どもたちにあてさせるクイズ形式。丸ならタコ、みかん、三角ならねずみ、といった具合に。子どもたちの自由過ぎる問答が楽しい。

子どもたちは、年少さんまでも驚くほど集中力があり、答えを口にする子・しない子などのばらつきはあるけど、ほとんどみんなが素直に一心に前を見続けてた。かわいい園児たちと見つめ合いまくりの時間。お母さんが何かに出るのは知ってたけど、いきなり出てきたー!って感じでニッコニコしてるサクは、はりきって「ねったいぎょ!」とか答えてた。

終わると、せんたく隊による楽しい「せんたくかあちゃん音頭」。練習のたびに、この音頭が頭を無限ループして無意識に口ずさみ、「はっ、サクにネタバレしてしまう」と慌ててつぐむ日々だった。最後にはちゃんと子どもたちのかわいいシャツやスカートなどをズラッと干したもの干しが登場する。

上演が終わったあと、小さい組は外で遊んで給食を待つ。大きい組は机やいすをわっせわっせと運び、並べる。サクも友だち4人で大きなテーブルを運んでステージに上げていた。1つ上げ終わり、ものすごい変顔で踊りながら降りていく姿を見届けて、家に帰る。

2時に再び幼稚園へ、迎えのあとは耳鼻科に。40分ほど待って診察。サクの副鼻腔炎は無事に治癒したとのことで卒業を言い渡された。病院を出ると目に見えてテンションが上がるサク。うれしかったらしい。夜ごはんは、サバ缶とキャベツときのこのパスタ、キュウリとオクラとトマトのサラダなど。

嵐にしやがれ」の録画、MJとムロさんの2度目の対決。2人の相性が良くて、そのうちドラマの企画とか持ち上がりそうだなってレベル。NHK地上波では今回パラリンピックの放送時間を増やしているらしい。サクが寝た後、ハイライト番組を見る。

 

長月の四

●9月某日: 9時前に寝てー、1時に1回起きたけどー、結局そのまま朝まで寝たよー。びっくり。そしてまだ眠いよー。びっくり。昼、適当に作った納豆チャーハンがものすご美味しかった。ひとり昼ごはんで納豆パスタは定番なんだけど、グルテンフリー・・・いやフリーとはおこがましいな、グルテン減のためチャーハンを取り入れてみたというわけです。でもパスタのほうが簡単かな? 

幼稚園の帰りに図書館に本を返却し立ち読み。サク、幼稚園では、助け鬼やらどろんこ遊びやら板のぼりやらリレーやら目いっぱい体を動かし、それが楽しいようで意気込んでいろいろ話してくれるけど同時にとても疲れているようで日々寝つきがよいですね。よいことですね。夜ごはんは、鶏手羽とナスのトマト煮、こんにゃく炒り煮、マカロニサラダ、きゅうり。

 

●9月某日: サク弁、ごはん(かつぶし)、ハンバーグ、卵焼き、マカロニサラダ、こんにゃく炒り煮、きゅうり。今日は代打弁当の当番、クラスの子の分も作る。彼のお弁当箱はとっても大きいので、ナスのトマト煮と、梨も追加。梅干しが好きらしいのでそれも追加。代打弁当についてはこちらに詳しく書いています。

12時から幼稚園のクラス懇談会。2時間たっぷり。最近の子どもたちの様子や、2学期特にとりあえず運動会に向けての保育の取り組みについて、担任の先生から説明がある。その後、お母さんたちから一人一言・・・というか一人十言くらい、いつものように子どもの近況を話していく。夏休みの過ごし方など、みんなそれぞれだなあと感じ入る。それぞれの家庭でそれぞれの育ち方をしている子たちが同じクラスに集って一緒に過ごしているんだなあと。面白いよね。

保育の後は、保護者会が所有する「文庫」の貸出しを行う曜日。お母さんによる読み聞かせもある。今日はうちのクラスに、1学期に転入してきたお母さんが担当してて、読むのとっても上手だった。子どもたちもすごく惹き込まれてるのがわかった。

2018年の大河が林真理子と中薗ミホのタッグによる「西郷どん」に決定。堤真一主演はガセだったらしい。数日前の私の沸き上がりはいったい・・・。

夜ごはんは豚肉とキャベツの炒めもの、具だくさん味噌汁、オクラ。夫は飲み会。サクがチビ鉄雑誌「鉄おも!」と絵本「新幹線でビューン!」で、全国各地の鉄道博物館的な場所と名前とを逐一照合するのに付き合う。照合作業・・・めっちゃオタク心ある作業だw 

 

 

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長月の三

●9月某日: 朝5時ごろちょっと目が覚めて、うとうとしながら、あー雨降ってるな風も吹いているな、と思ったけど、それから1時間半くらいして本格的に起きたら「すべてはもう終わった」感でした。この日のことはこちらに詳しく書きました。良い日でしたよ。

PCやネットを開けば、遠く離れた人や場所まで見られる時代だけれど、実はそれって狭い世界だったりするよね、と外に出ると思う。「書を捨てよ、町に出よう」 by 寺山修二。きっと昔は「書」が世界への窓口・・・と見せかけて自分の狭い世界になることもあったんだよね。いや、私のように、外に出ても本屋に行って読みたいの色々チェックして、「あー世界はまだまだ広いわ!」て希望を感じる人間もいるんですけどw 

出産祝いは私のプチバトーで買った。プチバトーさんはポイントカードを廃してアプリで会員管理をするようになったらしいのですが、その登録のため「“私のプチバトー”でURLを検索してください」ってにこやかに店員さんが言ったの。私のプチバトーって検索したの。うおお、なんというおフランスっぽさ! 夜ごはんは、なす豚味噌炒め、お吸い物、オクラとトマト。今日はなんだかまた暑い。

 

●9月某日: 3連休明け。迎えの時間まで、一人でいろいろはかどった。夫が午後休で、サクを迎えに行ってくれた。私は入れ替わりで幼稚園に行って、お母さん劇団のリハーサル。エアコンの無い幼稚園・・・玉の汗をかきながら和気あいあい、リハに励みましたよね。

その間、うちには3人遊びに来てたらしい。子どもたちの遊びを見た夫、面白がってた。良い経験ですな(夫にとって)。夜ごはんは、ささみチーズカツ、小鯵の唐揚げなどなど、夫の料理炸裂ー。サクを寝かせて、W杯予選を見ながら2次会・・・と思ってたら、サクと一緒にぐーぐー寝てしまった。夫は一人で見たそうです「勝ったけど、ストレス溜まった」。うん、あるよね、そういうこと。

 

長月の二 / 『西郷どん』制作発表

●9月某日: 2018年の大河が西郷隆盛になるって噂がまことしやかに流れてきても平静を保っていたわたくしですが、本日の朝イチ、主演が堤真一だという記事を見たら沸き上がってしまいました・・・!






















(はい、後日、西郷どんに堤真一は否定され、中薗ミホ脚本、鈴木亮平主演が発表されました。はい。しかしながら沸き上がる妄想記録として残しておきます。)

で、とと姉ちゃんでも見て落ち着こうにもあいつらハグしやがる。そして予告でチューしやがる! ま、ま、頭を冷やしに・・・ってわけでもないけど朝ラン。涼しい! いや、湿度はけっこうあるけど、26,7度ってところ。涼しいし、ゆうべ飲んでないし、超調子よい! 

歯医者に行ったサク&夫チームと昼に落ちあい、ランチ。こじゃれた店がまえのイメージに反して、ちょっと常軌を逸してるような(褒めてます)ビッグサイズのグリーンカレー(私)とカツ丼(サク)が出てきました。夫が頼んだ豚ヌードルだけが普通な量だったので、夫が活躍・・・しかし奴は辛いものに弱いのだった。その後、地下鉄に乗って木の葉モールへ。買い物、うまいこといった感じ。よっしゃ。

夜ごはん、ブリかま焼き、小鯵の唐揚げ、なすとズッキーニのグリル、きゅうりの生姜和え。ビールと白ワイン。サクが寝てから、Nスペの「大アマゾン 最後のイゾラド」を見る。イゾラドって文明社会に触れたことなく、アマゾンの奥地で暮らしている人々。見ながらも見終わったあとも夫ともいろいろ話したけど気持ち的には絶句するような~。

それがきっかけで買った、『ヤノマミ』。

 

●9月某日: 休養な日曜日。台風も近づいているし家族して家の中でおとなしく・・・あれ? 台風、なんか、やたら足が遅くなってる? なかなかやってきません。

サクと夫、ブロックで駅やホテル、水族館、タワーなどいろいろ作って、家族旅行を再現したストーリーを展開してた。紙に駅の名前を書いて、セロテープで貼りつけるサク。「うみやまえき」はともかくとして、「たながさえき」その、ありそうで聞いたことのない名前はなんでしょうw しかし私も子どもの頃、固有名詞考えるの大好きな子供だったよなーと思い出す。床屋ごっこもやってた。霧吹きを右の腰、左には、ハサミ・ブラシ・紙で細かく作ったお手製の鍬櫛などを袋に入れたのをつけて、パパとママを回って髪を整えてくれる。

夜8時、「おかあさん、さなだまるはみないのか?」「見るよ」「いいよ! さなだまるは、にちようび、いつもみていい!」 ありがとう。許可されなくても見るけどw 犬伏の別れであった。

 

『真田丸』 第46話 「砲弾」

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終盤になればなるほど、もう「何も言えねえ」っていうか、ここまできたら、あとはもうとにかく固唾をのんで見守るしかない、って気分になってきてますが。

先週の平野もそうなんだけど、今週も懐かしいあの顔この顔が出てきましたね。
で、うわあ懐かしい~!と思いつつ、あれ?と首をひねったのが、その人らが言う人物評。

出浦昌相 「そなたの父は博打を打ってるようで常に先を見通していた」

あれ?そうだっけ?

昌幸は勘と好みで動いてたようにしか…そしていろいろと外し続ける人生だった気が…
昌幸が先を見通していたとするならば、「嫡男信幸温存」を貫いて真田を守ろうとしたことかなあ。

そして真田の家を守るために信幸を温存する策は、結果的に、まさに適材適所だったよね。昌幸が残したものはそれだった、といってもいいくらいに。だから、かつてあれだけイケイケドンドン(死語)だった出浦が、今は全力で信之を止める。昌幸が残した真田の家を守るために。全力で、っていうか、ねばねばで止めたんだけどw

自分では止められないと悟って出浦を用意しておいた稲はさすがだな。真田を守るため、に徹してる。

真田信尹 「左衛門佐は我ら兄弟と違って義に厚い男」

あれ?そうだっけ?

確かに、信繁は共に長い時間を過ごし格闘した治部や刑部を慕っていて、その最期まで仕えた秀吉にも、その子である秀頼にも思い入れがある。でも、義のために戦っているのかな? 

そうじゃない、前述ツイートのように、信繁はエゴのため…という言い方が悪ければ「己のため」に戦っていることを、信尹はよくわかっていたと思う。それが、2人の短い対面に歴然と表れてたから、私たちは信繁の代わりに信尹に調略されたのだ(笑)。
「読まんでいい」その一言をこともなげに言う演技! 栗原さん最高かよ!

かつての「わしのようになるな」と言った叔父上だからこその「読まんでいい」なんだよね、長らくの次男坊生活から、さらに九度山での長い月日を経て、ついに己のために戦っている信繁だから、そのまま貫いてほしかった。でもそれは一方で、信尹が己の人生を否定することでもあると思うんだよ。調略を重ね影の仕事に徹することに信尹の存在価値があった。その仕事を放棄したんだよ。それは大事な兄の息子のため? 真田の家のため? 違う、きっと信尹が自分でそれを望んだ。自分の「あったかもしれない人生」を信繁の中に見ている。そこに心で与することが今の彼の本意。だから「不首尾に終わりました」と堂々と言った。

じゃあなんで「義に厚い男」と言ったかというと、家康なんかに「あいつはやっと己のために戦ってるんです」なんて言っても通じないししょうがないし(笑)、それより「義に厚い男ですから」と言ったほうが信繁の格上げになるってもんだから…だと思うんだよね。

生き残った近しい者たちが「先を見通していた」「義に厚い男」と言う。彼らを見てきた視聴者としては「うーん、そのまとめ方、ちょっとざっくりしすぎてるような…」と思うけど、伝説とはそのように作られるんだろうなという感じで、リアルだし、茶々と秀頼、そして信繁の死が、劇中その後、どのように語られるのかなという興味もまた、湧く。

信繁が「絶対に勝つ」ために秀頼を翻弄して悪びれないところなんて、いいぞいいぞ、ついにエゴイスティック剥き出しにしてきたね!と思ったんだけど、同時に、秀頼がとても哀れ。中川大志くんの悩める若殿ぶりがとても肉感的。でも秀頼も生ききるんだろうなと思う、このドラマだから。

あの老けメイク・老け演技で、あの手この手をひねり出す家康の、老獪なんて言葉じゃ表せない迫力。片桐に淀殿の御座所を尋ねるくだりがすごく良かった。「聞いておけばそこを避けられるから」なんつって、さすがに、それが嘘だとわからないほど片桐はバカじゃないし、それわかってて、わざとこういう聞き方してるんだよ、それに乗ってしまいますよ、っていう、内野聖陽小林隆の含みのある演技合戦!  

ただ勝てばいいんじゃない、いかに犠牲を少なく勝つか。と、まったく同じことを言う家康と信繁に分かれる明暗。家康は正確に、相手の弱みをついた。信繁は以前、「(いやいや来てる徳川軍と違って)こちらは戦う気まんまんだからこっちのほうが強い」というようなことを言ったけど、その理屈でいうと、「深層心理では死に惹かれている」茶々が君臨している大坂城は、めちゃやばいってことなんだよね・・・。

でも、生命の申し子・きりちゃんは、ほかならぬ茶々が望んでそばに置いているんだよね。ってのが興味深い。

茶々の部屋にたった一人で入る信繁、茶々の手を握ったあと出てきた信繁に、きりは何も言わなかった。あの、うるさい、鬱陶しいきりちゃんが一言もなく、目も合わせなかった。大助の武功を喜ぶ真田家のひとときの団らんの中にも、きりはいない。すごく気になる、きりちゃんの描写である。

~「真田丸」最終回は大河異例の無題!屋敷CP「皆さんが副題を付けて」
「台本を作り上げる段階では、ある二字熟語を想定していました」
「われわれスタッフ全員が、その二字熟語では収まり切らない熱くて深い思いが最終回には詰まっていると」




 ↑ばば様、言い遺すの回。

 

 

「Life is mine」 vol.34 菊池桃子が語る「子どもは親とは別の時代を生きるんだよ」って話 

シェアするの忘れてました。

先月、「福岡県私立幼稚園振興大会@ホテル日航福岡」に出席してきました。
桃子めあてで。

与党の議員の皆さんが来賓としてご列席で、「いつも先生方(幼稚園のじゃなくて、議員の先生方ね!)にはお世話になってます」とか、「あさっての補欠選挙では誰それをヨロシクお願いしますね」とか露骨な話が司会者からも壇上でもなされる会で、びっくりだったんですけども。

菊池桃子の記念講演は、与党に擦り寄る様子もなく、幼児期や児童期の母親たちにウケのいい話を、という感じもなく、
「この人、ガチで伝えたいことあるんだな」
って感じがビンビン伝わってきて、よかったですよ。

芸能人が政治的・社会的発言をすると、どうしても穿った目で見られる部分あるけど、
「何を言っているか」「どういう行動してるか」
をフラットに見ていきたいなーと思います。

そして芸能人と直接同じ場にいるっていうのは、やっぱりミーハー心を刺激されますな('ω'*)

lifeismine.me

 

 

 

長月の一

●9月某日: 午前保育。昼食を決めかねていたら、サクが「そとでたべたい、そとで」と言い、贅沢だけど明日からは弁当or給食だしまぁいっか、と思って、イートインにプラスしてランチメニューもやってるパン屋に行く。ディスプレイからパンを2つ選んで、シェアできそうなものは・・・っとサーモンクリームパスタをペッパー抜きでお願いしたんだけど、少なめのひと盛りを何とかかんとか食べるくらい。ラーメンは一杯たいらげたりするので、「サクはほんとに、パスタにはあんまり興味ないっちゃねぇ」と言うと「うん、そう・・・」と苦笑してたw 

ところで今日、午前中も午後もすっごく眠くていったい何ごとかと。睡眠時間や質としては、確かにたっぷり良好とは言い難いけど取り立てて悪かったわけでもないのに。新月? 

4時ごろからどんぐり文庫へ。最初に小学2年生くらいのお姉ちゃんがなぞなぞを2問と絵本を1冊読んでくれたんだけど、すっごく上手でびっくりした。ストーリーテリングは「あかずきん」。話を知っていても子どもたち何となくドキドキしてる感じが伝わってくる、サクも例外でなく。雨がバラバラッと降ってくる中、急いで自転車で帰った。夜ごはんは麻婆豆腐など。夫は飲み会。急いで帰宅してサッカーW杯初戦の後半を見てたけど、残念でした。

 

●9月某日: 2学期のサク弁スタート。ごはん、肉じゃが、マーボ豆腐、卵焼き、きゅうり。ま、ゆるーくやっていきましょう。せっかくいつもより早起きしたのに、早起きしすぎて眠いのか、いつになく超絶機嫌の悪いサク。とと姉ちゃんが始まるころに何となく持ち直して元気に登園。元気にっていうか、雨の中、私が元気に自転車を漕いで登園したのだがw 

昼、久しぶりの一人ランチで納豆パスタを作って食べる。ゆるーくグルテンフリーやろうと思ってるんだけど、パスタ食べちゃうねえ。夜ごはんは焼きそば・・・ってグルテン昼夜連続やないかい! 金曜日だけど休肝して穏やかな夜。