文月の十

●7月某日: 朝ラン5.5キロほど。9時ごろから始めて川沿いのコースだったけど、日陰が無くてもう大変暑かった。これからしばらくの季節は無理せず、でもちょこっとでも走ろうの気持ちで。スパイスたっぷりのカレーが食べたいと家族に提案、平尾「ジョティ」へ。インドカレーのお店ほんと増えたけどほんと安いよね、って、これ私、数日前も書いたっけ? 人件費の問題なんだろうかやっぱり。安くても、どこもほぼ間違いなく美味しいからうれしいんだけども。

そのまま、サクとパパは博多駅へ、鉄道模型店でNゲージを走らせに行ったけど3時間待ちだったらしい。昨夏に買って気に入った魚の図鑑(とはいえ当時は怖いのが載ってるから捨てたいと言ったのを私が隠しておいて、最近復活した)のシリーズの、「昆虫」を買ってきてた。最近の図鑑のすごいのなんのって、なんかスマホをかざしたらムービーが見られるの。私がその技を習得するとしょっちゅうやらされてイヤなので、夫担当にしたけど。

夜ごはんは天ぷらそば。さつまいも、ピーマン、ささみを揚げてくれた。「鶴瓶の家族に乾杯」綾野剛の回。当たり前だけど、東出くんといい、個性が出ますなこの番組。

 

●7月某日: 夕方から、サクの仲良しの友だちが遊びに来て、そのまま泊まっていく運び。泊まるほうも泊まられるほうも、お互い初めての経験である。寝坊ぎみに起きてきたサクにそんなプランを提案すると、「うん、うん」と静かな肯きからだんだんテンションアップ! 母と姉に贈りもの、サクが折り紙の切り絵で「木に止まる虫たち(かぶとむし、くわがた、かなぶん)」という作品を同封する。フリーハンドで切りだしている技術が、私には既にわからない。

さて16時ごろ、友だち来たる。ひと遊びする様子も、2人ともいつもより興奮ぎみ。5時過ぎ、お風呂。「おれたちだけでだいじょうぶ!」と力強く言うので、風呂場でのケガがいかに危ないかせつせつと訴えたのち、「困ったことがあったらすぐに呼ぶんだよ」と言い含めて、まかせる。はたして10分後くらい?「かーちゃーん! こっちこーい!!」とやや切羽詰まったサクの声。

駆けつける(というほど広い家ではない)と、友だちNくんが泣いている。目にシャンプーが入ったらしい。ジャバジャバと洗わせると大過なさそう。「○○、シャワーできん・・・」としょんぼりするので、「おうちではどうしよると? おんなじようにやろう」と言うと、「おかあさんにしがみついて・・・」と言うので「いいよ、やってみて」というと、素直に両腕を私の胴体にまわすNくん。やばかわいい・・・! 

夜ごはんは、餃子、チーズ&ソーセージキャンディ、さつまいもサラダ、コールスロー、きゅうり。餃子は子どもたちに手伝わせて包み、定時で帰ってきた夫が焼く。49個つくって余ったのは5個。Nくん、すんごい食べっぷりの子なのだ。気持ちいい。

しばしラジコンやジグソーパズルで遊び、布団敷きも子どもたちに手伝わせ、しばし布団で暴れたあと(友だちお泊りの醍醐味だよね)、絵本を読んで電気を消すと、Nくんがごく小さな声で「サクタロー、○※◆×▽#」・・・と囁く。サク「もうちょっとおおきいこえでいって」と、こちらもごく小さい声で囁き返す(笑)。Nくんもう一度言うが、私にもサクにも聞き取れない。というかシクシク泣いてる。
「だいじょうぶだよ、サクタローが朝まで隣で寝てるからね。私のことも、いつでも起こしていいからね」と言い、サクと両側から額を撫でたり胸をトントンしていると、スーッと静かに寝入るNくんであった。てか、興奮したサクが寝やしねー。

 

『14歳からの社会学』 宮台真司

 

14歳からの社会学―これからの社会を生きる君に (ちくま文庫)

14歳からの社会学―これからの社会を生きる君に (ちくま文庫)

 

 

一読すると、あちこちにちょっとした古さを感じる。もともとは2008年に刊行された本なのだという。恋愛や、仕事や、死について、今なら少し違った言及をするんじゃないかなと思う。この本に限らず2000年代の作品でそういうふうに感じることはよくあって、震災という出来事がどれだけ大きかったかを思う。

そうだとしても、読みでのある本だった。中高生向けにこういった本があるっていいと思う。親や先生に対してイライラしたり、自分のこの先の人生がつまんなく思えたりする時代。でも、その源はわからないし、どう対処していいかもわからず、反抗したり、つまんないとわかってることに没頭したりする時代。こういう本を読んで、すっとする子はいるだろうと思う。

14歳には難しいだろ~っていう話(カントやハイデガーの理論の紹介とか)が含まれていたり、筆者の子ども時代や恋愛体験(!)の話もあって、なんというか偏っている本でもある。無難な教科書みたいにしないという意図なんだろうなと思う。中2・・・。これを読んで筆者自身に超傾倒する子もいるかもしんない。でも、そうやって読み込むことで、派生事項に興味を持って、いろいろ見たり読んだりしながら年齢を重ねるうちに、いつしか自己を確立していくかもしんない。そういう「感染」と「卒業」が大事なんだ、と、この本に書いてあります(笑)。

いいなと思うのは、時代に伴って人々の意識や社会がどう移り変わってきたかを簡潔にまとめているところ。

「みんな仲良く」「みんながそう言ってる」の「みんな」が、時代と共にどう変化してきたか。

自分たちが受けている教育システムの原点は何か。当時の社会背景はどんなもので、どんな国民を育成するために教育課程が組まれたか。それが、現代、どのように合わなくなってきているか。

子どもは「今」しか知らないし「今」の視点しかないけれど、中高生になると、時代の数直線を伸ばして物事を見ることができるようになる。そんな時期にこういった俯瞰に触れると、とても新鮮で、世の中が違って見えるようになると思う。自分の立っている座標が見えてくるというか。

それから、(体験談などに偏りはあれどw)対人コミュニケーションや、生死や、社会に対して真摯に向き合おうと呼びかけているところ。「上手になれ」とスキルアップを求めるのではなく、真摯にコミットしようと言っている。その難しさや怖さを語った上で、それでも真摯なコミットはバーチャルやニヒリズムをはるかに凌駕するものが得られるのだと。

そのためには、自己と他者両方の「尊厳」が大切で、尊厳を支えるのは「多様性」だと冒頭ではっきり述べている。そういうことってあらためて語らずとも大人の姿から子どもが感じ取ってくれたらいいんだろうけど、こうやってストレートに書いてある本があっていいと思う。

ちょっとどうかなと思うのは仕事についてで、やりがいなんて必要ない、やりがいと吹聴するのは大人たちや社会の罠で、そんなものを過剰に求めるから不幸になるっていうのは大筋でそのとおりなんだけど、この本が書かれたときよりもさらに今、若者の雇用状況は悪くなっているだろうしその歯止めも見えない状況だと思う。「働く」ことへの期待水準を下げておくのが自衛だとしても、下げ過ぎるのも大人の不誠実なんじゃないかなあ。

おすすめの本や映画などがいろいろ載ってるのは楽しい。SF作品の社会批評性について述べていて、たくさん紹介している。大人には、巻末の重松清との対談が面白かった。 

僕たちの世代は「民主主義」=多数決だと単純化して思いこんじゃった人がすごく多いんじゃないか、と。「みんなで決めたんだから文句言うな」というやつです。その「みんな」というものにうまく治まったときの安心感と、そこからこぼれてしまったときの不安感っていうのを、親が持ってると思うんです。そういう「みんな」との折り合いの付け方の難しさを、14歳の子どもだけでなく、親も持ってると思う。

 
同じく対談中、「切断操作」「クレージークレーマー」についての話も面白かったので興味のある方はぜひ。

 

 

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文月の九

●7月某日: 1日2外食。私は一昨日もそうだった。なぜかこういう時がある。昼はうちの実家の親・姉夫婦と回転ずし。回るお寿司って子どものテンションを超上げるよね、パネル注文して皿ゲットして食べてとサク、大車輪の動き。父が孫を喜ばせようとメロンソーダを注文したら想像以上にすっごくでかくて(まるごとメロンを半分に切ったところにアイスやらかき氷やら入ってる)、こういうのって親子世代だけでは絶対頼まないのでまぁ夏の良い思い出としましょう。

姉から誕生日のプレゼントにヘリコプターのラジコンをもらって大喜びのサク。ラジコンづいている。国分くんが「男子ゴハン」でやってたものらしい。30分充電して5分しか飛べないというシロモノだが(笑)とってもかわいくてよくできている。

夜は幼稚園の友だち家族と近くの居酒屋。子どもたちここでもテンション超高く、「もうちょっと、もうちょっと小さい声で」と何度も言う。連休ということもありよそも小さい子連れのお客さんちらほらでよかった。親たちもよく飲み2時間ほどで解散、帰宅後サクを寝かせて、夫と2次会、『プロフェッショナル仕事の流儀』2連発。デジタルクリエイター猪子寿之と、保育士の野島千恵子。

 

●7月某日: 夫、午前中、幼稚園の夏祭り仕事会。サクは朝からすごろく製作に意欲を燃やし、夫が出発した後は私がパートナーを引き継ぐ。コマに「3こすすむ」とかいろいろ作ってるんだけど「おどる」とか「おちゃのむ」とかがあってウケる。

日曜美術館、花森安治。ついに常子と花山の雑誌作りが始まるこのタイミングで、NHKはいろいろ関連番組を仕掛けてきているようだ。花森が描いた雑誌の表紙の数々、なんだか泣きそうな気持で見る。

ところで3連休中ですが私、放送大学の試験前で勉強もしています。が、気分転換も兼ねて(というほど勉強してないくせに)午後、ぎょうざの皮が破れないフライパンなどを調達に家族でホームセンターへ。花火やらお風呂に貼るポスター(子ども)やらも買った。夜ごはんは夫の労作。ささみ青じそチーズカツ、地鶏のロースト、ナスの揚げ浸し、豆腐ときのこの中華炒め煮。一度食べてから栽培した豆苗も収穫(?)して食べた。おつまみに目刺し。ビール、白ワイン。

 

『とと姉ちゃん』 最終週 「花山、常子に礼を言う」

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↑文頭、第1話が、じゃなくて「最終話が」。書き間違えた



















 

 

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文月の八 / お泊り保育

●7月某日: お泊り保育に持って行くサク弁、おにぎり2種、ソーセージ、ポークビーンズ、卵焼き、さつまいもチップス、オレンジ。遠足のように外で食べるときは食べやすいようにおにぎりにする。食べ終わったら捨てるとのことで、プラスチック容器と割り箸。

サクはいつもより30分近く早い時間に自分で起き出してはきたものの、さほど興奮した様子も、かといって緊張した様子もなく割と淡々としてる。天気予報を見て「きょう、はれだー!」と言ったり、お弁当をハンカチに包み、おしぼりを濡らしてケースに入れたり、普通に楽しみにしている感じ。1回くらい「おかあさん、さみしい?」と言ったかな。でもナーバス感ほとんど無し。

昨日の大雨が嘘のように晴れてきて、しかも割と涼しい朝。「お別れよ~がんばってねー!」感を出すと子どもも緊張するので、できるだけ普通に別れた方がいいかもしれませんね、と先生が言っていたので、普通に別れる。バスが出るまで見送ってほしいと言った子も何人かいたみたいだったけど、サクはここでやや興奮気味なハイタッチで元気にバイバイ。いってらっしゃーい。

昼、六本松でサニー夫妻とインドカレー。スパイスたっぷり、夏はカレーだね! 場所を珈琲店に移しておしゃべりは続く。創業40年以上、城南線沿いでちょっと道路より床の下がった専門店。あたりまえだけどコーヒーめっちゃおいしい! 

そのときの記事はこちらにも

「自分本位」を大事にする波がきてる~朝ドラ、大河、ライフイズマイン~ |


夜は夫と待ち合わせてビストロ。お泊り保育の夜は子連れでは行けない店に行こう!とは前々から決めていたこと、飲み食いのチャンスを逃さないのが私たち夫婦である。サクが楽しんでいることを祈って・・・熱を出したり怪我をして急きょお呼び出しなどないことを祈って・・・いのりつつ、飲む。工夫された前菜、バケットにパテ、ムール貝、鴨肉。美味しかった。ワインも。「よっしゃ、もう無事に寝ただろう!」と時計を見て、バーに入って飲み足す。夫と2人でこういうのは出産後初めてで、もちろんいろんな人と会うのも楽しいけれど、夫というものはやはり心安い存在だなあと思った(よっぱらいながら)。

息子のスケジュールは、集合から油山に登り、お弁当を食べ、下山して磯遊び、そこから宿泊先へ向かって、お風呂、夜ごはん、お楽しみ会。お楽しみ会は、今幼稚園で読み聞かせをしている本「かえるのエルタ」のエルタから、○○幼稚園のみんなにお手紙が届くという趣向に始まる。グループごとに問題が出され、リボンを結んだりトランプの絵探しをしたりしてクリアしていくと、最後にプレゼントの場所を示した手紙に辿りつき、各グループのリーダーが集まってそれを取りに行く(他の子たちは背後でがんばってー!と応援している)というもの。サクもリーダーの一員で、見事プレゼントの花火を発見したらしい。

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(後日、そのときの写真を園で購入、花火のプレゼント発見!)

ちなみにそれが19時ごろで、この時期の福岡はまだまだ明るい時刻ですが、子どもたちはもちろん花火を楽しんだとのこと。グループごとに部屋に分かれて布団を自分たちで敷き、就寝へ。パパママと離れて寝るのは初めての子も多く、親としちゃやっぱりここがハイライトだよなあ様子が見たいよなあと思いますね。

 

●7月某日: 子どもがいない夜、布団が広い。子どもがいない朝、静か。お迎えまで有意義にすごそうと思っていたが、ゆうべの痛飲で頭があまり働かずかなりのんびりと過ごしてしまったが、これはこれでまあ良し。読書などね。11時半に迎えに行く。








帰宅後、山のこと、夜ごはんのこと、ふとん敷きや夜のこと、朝ごはん、海などいろんな話を矢継ぎ早にしたあと、コトンと昼寝。やっぱり気を張ってた部分もあったよね。ものすごくハイテンションだったとは先生も言っていた。「さくたろうくん、山登りも先頭で、すっごく大きな声で叫んだり皆を呼んだりしながらのぼってましたよー」 夜は泣かなかったもよう、となりで寝た○○ちゃんが2かいオナラしたーとか面白がってた。朝は起床時間(6時)より前に目が覚めていたらしい。で、昼寝もしたけど夜も早く寝た。

 

 

『真田丸』 第39話 「歳月」

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一見、平穏無事な九度山スローライフなんだけど不穏も孕んでるよ、って描き方がうまいよなあと。

「全部こんな感じか?」「全部こんな感じです」予告ですでにネット民の話題をさらっていった絶妙な間合いのやりとりが序盤に。堺雅人と大泉洋だから、やっぱりこういうのも欲しいなって思うよねw 本人たちもやってて楽しかったのでは。

おそらく昌幸の死を受けて九度山に立ち寄った(?)らしい信之。「孫氏の兵法にも劣らぬ価値」からの「凡人にはわからん」の言葉には、この人の亡父への崇敬が滲んでたね。10年も離れて暮らし、僻地で死なせた(救えなかった)悔恨も含んだ崇敬というのかな。それに比べると、ずっとそばにいて、親父の悲哀もぶれないろくでもなさも実際に見て、暮らしの格好をつけさせるために借金を重ねていた源次郎の感覚はより複雑で生々しい感じもする。

でも、信繁は父のジレを受け継いでるんだよね。いや単純に、九度山の苦しい暮らしでは新品を求めるのも難しいだろうから、寒さをしのぐにはあれがベストなんだろうけど。昌幸のジレや座布団の獣けものした感じが、前半ではワイルドでかっこいい戦国の世を表現していたのに、信之たちが江戸や国元ではカチッと「江戸時代!」って感じの格好をするようになった今、時代に取り残された感を醸し出してる。

夕食時には「何の不満もありません」と家族で口をそろえておきながら、兄と2人になったら「実は生活が苦しいんです」って打ち明けるのがなかなかリアル。確かに九度山の生活は平穏。領地を攻められる恐れもないし、伏魔殿で上手く立ち回る必要もない。でも貧しいから畑仕事に精を出したり、行くところも制限されてるから身内でこぢんまりと過ごすしかない。だから子どもがポコポコ生まれたりするんだけど、佐助がペラペラと信之をdisったり、春がいりいりしてたりもする。

佐助は確かにあんなふうによく喋るのも彼の一面なんだろうけど、ストレスが溜まってるってことだと思うんだよね。能力を発揮する機会が全然ないんだもん。余計なこと喋らずに本気出せる人生のほうが、彼にはラクなんだろうな。江戸にいる薫ママはじめ女衆や女子トークに馴染める茂誠さんは居心地良さそうだけど(家康はもう江戸のインフラ等を整えている!)、戦乱の世が終わることで活躍の場を失う者たちも多くいて、その一人が佐助なんですな。領主たるもの、村の整備や領民の暮らしを安定させるのは大事な仕事、でもそんなの佐助にとっては「面白くない」の一言なんだよね。



そんな登場人物の少ない中、OPでトメグループにクレジットされたのは薫ただ一人で、高畑淳子の文字が燦然と輝き弾き消えていくの見て何とも言えない気持ちになった。これからしばらく、大河でも、他のドラマでも彼女を見ることはできないだろう。恐らく初めてだろう、大河クレジットの大トメが、とりあえずのありがとうさようならを彼女に伝えているようで切ない。綺麗な着物を着て若く輝かしい日々を(いろいろ盛りながらw)回顧し、皆に大事にされて幸せそうな薫の最後の姿も。

平穏でやることないから子どもポコポコ生まれて、でも平穏でやることないから春がきりにいらん対抗心燃やしてたりもして、閉そく感なんだよね。で、源次郎は子作りで春に応えることははできても子育てはからきしっていう詰んだ感じな・・・。



春がきりに心を許したのは、良くいえば、きりの励ましには裏がないってのがわかったんだろうし、悪く言えばきりなんか本当にメじゃない、って確信できたのかなって思う。「源次郎の子どもが欲しいと思うこともあった、でも素直になれなかったし、出産はもう(年齢的にも)叶わない」ってことだよね。そんなきりは切ない。春が3人も子をもうけているからなおさら。サナール紐を両端から思いきり引っ張り合っても、(かつて薫の腕をそれぞれでひっぱったときのように)拮抗した敵じゃないんだ、って春は思えたんじゃないかな、だから自分から吸いつくようにきりの手を握った。目をキラキラさせる春にドン引きするきりが印象的。それでもきりは結局、春の面倒も見るんだろうなー、梅にも裁縫教えてるみたいだし…

きりは、源次郎との仲は「最後にたった一度」みたいな感じかなーと思ってるんだけど(たった一度のあとが「情を交わす」なのか「源次郎に心底から頼りにされる /感謝の言葉をかけられる」なのかは分からない)、やっぱり佐助との接触が最近は気になるよね。霧隠…いや先週も書いたけど。




親子の囲碁シーン良かった・・・不遇だし閉そく感ある九度山の暮らしだけど、そんな暮らしの中でこそ(昌幸が好きだった碁を通じて)通い合う親子の情であり、これはきっと先でも形を変えてリフレインされるんだよね~





たかちゃん、岸井ゆきのさんだっけ? 初めて見たけどとても魅力的な女優さんですね。

 

『とと姉ちゃん』 第25週 「常子、大きな家を建てる」

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文月の七 / お泊り前夜

●7月某日: すっごい雨。雷も。夜中、あまりに強い雨が降り注ぐと、何だか怖くて目が冴えることがある。朝も引き続き土砂降り。土砂災害に関する警報、通称「スーパー警報」が出ていて、小学校は、「遅刻しても遅刻扱いにしないから無理せずに」ということになっていたらしい。幼稚園の子どもたちは雨の中をどひゃどひゃ遊んだりもしてたらしいが(笑)。お泊り保育直前の最後の説明会&懇談会。先生から、この数日の子どもたちの様子の説明があり、親たちも一言ずつ、ここ数日の家での子どもの様子を話す。いろんな子がいて、本当に面白い。






夜ごはん、ポークビーンズ、野菜のピクルス、きゅうり。サク、少うし甘え気味な気がしないでもないが、おおむね落ち着いた中で明日を楽しみにしていて、夜も普通に寝た。

 

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文月の六

●7月某日: ゆうべ1時近くまで起きていたので眠い。午前中、出かける前に「ちょっと、(昼ごはん用の)ちゃんぽん麺を買ってくるよ」と夫が言うと、「おれがいく」と言い張るサク。お使いしたいらしい。うまく買って帰ってきたが、「ちょっとまちがえた」と言う。セルフレジの操作自体は、普段ママと行くときもやっていて慣れているのだけど、間違えて「カード決済」のパネルをタッチしてしまったらしい。「おみせのひとをよんで、かえてもらった」おお、それは良い経験をしたね。

お泊り保育に向けてパンツなどのやりくりが厳しくなりそうなので、西松屋に行く。と、クラスのママに会った。だよね、そうだよね。100円ショップにも寄り、最後に参議院選挙の投票をして帰る。開票結果は、まあそんなふうだろうなと思っていたとおりだったけど実際にそれを目の当たりにすると、そしてそれを受けての安倍さんの改憲への意欲に満ちたインタビュー(@池上特番)を見るとけっこう落ち込んで、夜中までネットを見たりツイートしたり。

 

●7月某日: サク弁、ちりめんごはん、なすと豚炒め、卵焼き、切干大根、さつまいもサラダ、枝豆。朝から雨が降っているのを喜ぶサク。昨日新しい傘を買ってもらったからである。前より長い傘になったのが大人っぽくてうれしいらしい。日中のto do、進行遅れたけど何とか間に合ったーって感じ。急いで迎えに行き、先日の日曜参観の写真が貼りだされているのをチェック。子どもたち、雨の中で「せみの そうめんながしだー」と蝉の死骸をいっぱい集めたのを流して遊んでいる。ふっ・・・。

夜ごはん、豚肉の味噌バター丼、さつまいもサラダ、きゅうり&パプリカ。

 

●7月某日: サクを送って行ったあと、そのまま園に残ってお母さん劇団の練習。9月に行われる7-9月の誕生日会の練習を開始。今回は私もキャストに入っている。とはいえ、私のパートは相方(になる予定の人)が欠席だったので、おしゃべりとか小さい子のお相手がメインで、これまた楽しい時間。クラスのママが3月に産んだ赤ちゃんがぷくぷく大きくなってよく笑うようになってきたー。かわゆ!! 

降園後、サク友が遊びに来ることになる。うちに来るのが初めての子もいたけど、炎天下の中、みんなで30分近い道のりを元気に歩く。さすが年長さんやね。思い思いに好きなおもちゃで遊びながらも、一応「おうちごっこ」という設定(お母さんとかお兄ちゃんとか)があり、それが途中で「やっぱりおみせやさんごっこにせん?」「いいよ」とか変わっていったりして、おもしれーなw 夕方、それぞれお母さんが迎えに来て「じゃあ帰ろう」とみんなで外に出るも、とんぼの大群を見つけて色めきたつ子どもたち、サクが私のポケットから家の鍵をさらって「あみもってくる!」と行ってしまい、そこからしばらく虫捕りが…。久しぶりに女の子も来てたんだけど、一緒に楽しそうに遊んでてよかった。

夜ごはんは、ぎょうざ、チャーハン、トマトにきゅうり、野菜のピクルス。




フライパンのテフロン加工がかなり劣化しちゃっててね、すごくくっついちゃったの。とほほ。

 

【ママじゃな】 でデンマークレポートを公開しています

読んでもらえたらうれしいです。

 (facebook投稿より)

(上):

今回は、ちょっと国際的で、しかも社会派な記事です。
・・・といっても、やっぱり身近な記事でもあります。
以前、ポートレート記事にも登場してもらった幼稚園のママ友が、
一週間のデンマーク研修についてレポートしてくれたので、
ぜひ「ママじゃな」でもシェアさせてもらおうと、書きました。
専業主婦でも小さい子がいても妊婦さんでも! 
一週間デンマークに飛んじゃっていいんですよ~!! 
私(エミ)の汚いメモ書きを元に書いたので、
細かい事実誤認などありましたらすみません! ご指摘いただければ幸いです。

 

(下):

デンマークレポートの続きと、私エミの所感なども…。
私、ずっと自分は歴史の専門家だと思っていたんですが(うそですシロートです笑)、
思いつきで始めた「ママじゃな」を楽しくやってきて2年半、
柄にもなくジェンダーとか社会とかのことも考えたりするようになりました。
ていうか、誰でも、大人になって仕事をしたり家族を持ったり親が年齢を重ねたりすると、考えるようになりますよね。
皆さんのおうちは、平日の夜ごはん、家族そろって食べることできますか?
仕事の時間、家事育児の時間、自由時間を、それぞれ夫婦で比べてみると、どうですか?

 

mamajanaiwatashi.hatenablog.com

 

 もちろん、ユートピアなんてあるはずはなくて、デンマークにもいろんな問題があることもレポートのはしばしに挙げられていましたが、今回は、良いところを学びにいった旅だということで、それを中心に書いてます。