水無月の十四 / 代打弁当、ママじゃな にも書いてるよ

●6月某日: ゆうべ早く寝たのにモーレツに寝たわい。10時からランニング。今日は暑さもさほどでもなさそうだし、昨日の講座でついた勢いそのまま、板付遺跡まで行ってみよう!と目的地設定、30分足らずで着いたのだけども、そこまでの道のりでかなり汗をかいていて(時間的にもロード的にも日陰が少なく、かなり日なたを走っていた)職員の方に誘われるままに資料館を見学してると「あ、これ、ちょーっとやばいかも」という感じがしてきた。まだまだ大丈夫だけど、さらに日が高くなった状態であと30分普通に走ったらやばい。たぶん。という経験による予測。

帰り道は久々に本気出したよね、脱水防止との戦い。ランニングポーチには160円ぽっきりしかなかったので、まずアクエリアスを買って、飲んで、極力日陰を歩く! 歩くと時間かかるー。でもここで走ってはいけない。これ以上の水分(とミネラル)を失うわけにはいかんのだ! 家まで残り1キロってところになって、ついに走る。ここまできたら大丈夫。家にはシャワーとVAAMがある・・・! 遺跡見学も含めてたっぷり2時間強のラン&ウォークになった。板付遺跡・・・また涼しくなってからじっくり見に行くぜ。

さて、サクが夫と散髪へ。夏仕様になって帰ってくる。「おれのレベルでいちばんみじかい」と満足げ。夜ごはんは、焼きサバ、鶏ハムを作った出汁で豆腐や野菜のスープ。切干大根煮、トマト。

 

●6月某日: 今日のサク弁&シュン弁。ごはん(ちりめん)、のり卵焼き、マーボ豆腐、ウインナー、ひじき煮、小松菜の胡麻和え。出産後まだ間もないお母さんに代わって、クラスの有志(下に小さい子がいない、などのね)で交替でお弁当係をやっている。今日は私が当番で、2つの弁当を作った。いつも通りの地味弁ですがこれでも地味にいつもより1品多い感じよ(笑)。

代打弁当については、「ママじゃな」のほうに詳しく書いてます。実はなにげに反響が大きかった記事だったり。

mamajanaiwatashi.hatenablog.com

 

サクを幼稚園に送ったその足で、夏祭りのお母さん仕事会。各班、進捗が良くて余裕ある感じ。これまで、サクが買う可能性のある品物の班に入ることが多かったんだけど、今日初めて、かわいいヘアピン作りを手伝ってみた。ほうほうこんなふうに作るのねー。良い経験になりました(手と一緒にわいわい口も動かしながら)。クラスでアルプス一万尺が流行っているらしく、サクにたびたび誘われる。懐かしいすね。

明後日の「早起き会」の提案を先生から受けて、素直な子どもは「はやくねてはやくおきる!」と張り切っています。夫が飲み会だったこともあり、5時には風呂、6時には夜ごはんというさくさく具合で進められた。子どもが早く寝ると楽なのよね、実際。

 

>>うそ!つらい生理痛が?
鎮痛剤、飲みすぎかも… がまんできない痛みを自然の力で緩和しよう

 

 

水無月の十三 / 考古学講座を受講

●6月某日: 午後から、福岡市埋蔵文化センターにて考古学講座。「土偶と装身具にみる縄文人の身体装飾」奈良女子大学の武藤康弘教授。道路が混雑していたりして開始直前に着いたら、空いている椅子はもう本当に少なくて、200人の定員はほとんど満員だったんじゃないかな。よく埋まった、考古学講座だけに(←へた)。

先生が高校生のときに掘ったというものも含めて、縄文土器の破片をいろいろと持ってきてくれていて、席にじゃんじゃん気前よく回してくれる。写真をとっても、手に取って触れてもいい。博物館等で見ることはあっても、触る機会はまずないよね。で、触ると、すごく硬い。こりゃべたべた触ってもびくともしない硬さ。造作の技術、焼き上げる技術ってすごかったんだな。そして、縄文前期~中期~後期と時代が下ると、かなり薄い土器も出て来る。






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↑見よ! 本物の縄文土器! ぶあつい、固い!

 

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↑これはレプリカだそうです。

 

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↑後頭部。なかなか見ないでしょ? 

土偶は女性の形が多く、妊娠表現(お腹が大きい)ものも見られる。入れ墨や抜歯の表現も見られる。マスク(仮面)をつけているようなものも。衣服では、ショールをかけているようなもの、パンツのラインみたいなものが見えるもの。頭部の冠に貫通孔があったりして、これは冠に羽飾りのような飾りをつけていたのではないか。耳飾りの表現や、耳環を嵌め込むための孔も。

先生は考古学だけでなく文化人類学などにもクロスオーバーして研究しているらしく、土偶について、東北アジアの狩猟採集民とのかかわりを推察していた。人体や人面のある祭祀道具が豊富に存在しているらしい。また、満州族のシャーマンの祭壇に供えられる祖霊を祀った人形が土偶に似ていると言っていた。写真をとりたかったけど拒まれたらしい。北海道の著保内野遺跡から出土した土偶の装束が、モンゴル相撲の肩のところしかない上着とよく似ているとも。縄文時代、東北アジアとの交流もさかんだったことはいろんな本でも読んだことがあるけど、今日もまたそれを感じた。

夜は、サクと2人。この日の2日後のツイートより。





サクはその間、夫と一緒に博多駅に行って、模型屋さんでNゲージ走らせたり、ラーメン1杯ひとりで食べたり、楽しんでいたらしいです。夜ごはんはひとくちカツなど。ええ、仕事会に行く前に夫がこしらえてくれたものでした。

 

 

水無月の十二 / 「ママじゃな」更新情報!

●6月某日: サク弁、ハンバーグ、たまごやき、切干大根、トマト煮のチーズ焼き、きゅうり。今日は「ママじゃな」の取材に。ちひろちゃんのほうが遠くから来たというのに、しかも赤ちゃん連れてきてると言うのに、待ち合わせたバスに乗り遅れてしまったー! 天神で4分遅れのバスならここでは7分くらい遅れると思ったのよー!(言い訳) ちひろちゃんがバスを降りてくれて、追いついてからあらためて向かいました。

モデルさんは友だちの友だちで、何度かニアミスみたいなもあるけど、会うのは実質2度目って感じ。ドキドキワクワク。今回も楽しいインタビューでした。お料理上手な方で、まんまとおごちそうになりましてねぇ…。そして、1歳児2人だからと、モデルさんがお友だちをベビーシッターに呼んでくれていたんだけど、本職?てくらいに子どもたちよく遊んでもらっていて、優しい人でした。

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預かり保育を頼んでいたサクを迎えに行くと、同じクラスの男の子Sくんと外で遊んでいる。Sくんのお母さんも迎えに来てたけど、2人があまりに楽しそうに遊んでるから帰ろうって言いにくいねえとしばらく様子を見ながらおしゃべり。

子どもたち、自分の手拭きタオルを前方に放り投げる→キャッチするの遊びをやってるんだけど、キャッチは往々にしてうまくいかず、雨や泥遊びで土壌がゆるくなっている園庭に落ちまくり、汚れまくり・・・と思うと、「あらおう!」と言い出して水道で…じゃなくて、泥の水たまりで洗い出す(笑)。そうしてたっぷり泥染めになったタオルを今度は「干そう」と言い出し、どこに干すのかと思ったら園庭の回転ジャングルジムにのぼり、そのてっぺんにぶら下げている。おもしろすぎる。毎日まいにち遊んでいる園庭で、飽きもせず次々に遊びが繰り出され生み出されるんだよねえ。

17時、いいかげんタイムアップだよ、ということで帰途に。Sくん「さくにあれあげたい」と言い出し、お母さんの車から黄桃を3つ分けてくれた。夜ごはんは簡単に。皿うどんとインゲンの胡麻和え。

 

●6月某日: 今日すごくびっくりしたことがあった。サクを迎えに行こうと家を出たら、マンションの自転車置き場に自転車がない。ない。ない・・・。学生時代に、こんな要領で何度か自転車をパクられたことがあった。でも、まさか今になって。鍵はちゃんとかけていたのに。クソ重たいカゴのついたママチャリなのに。真昼間なのに…。3分くらいその場で固まって、「ま、まさか」と思い、現場へ急行。現場、それは最寄りのスーパー。朝、途中、友だちと会って子どもたちは3人で一緒に歩いて登園して、そこから園ママとおしゃべりしながら自転車を引いて帰ってスーパーでおつかれ~と別れて買い物をして・・・そのまま歩いて帰ってきてたのだ! 何してんだわたし。いや、疲れてると思うの。今週、なんか睡眠不足が続いてたりして。まあ、発見してよかった。

それにしても午後の暑さ・湿気、今シーズンで一番だったかも。思わずかき氷的なアイスを買って、サクと半分こして食べる。夜ごはんは、グラタン、イカのパスタ、きゅうりとトマト。ビールと赤ワイン。綾野剛くんが出た火曜サプライズを見る。愉快。

そういえば今日、サクが一年ぶりにわが家の魚の図鑑を見た。昨夏、本屋で自分で選んでパパに買ってもらった立派な図鑑だが、サメやらのページを見ていると怖くなって、「すてて」と懇願。立派な図鑑なのでもちろん捨てるのは忍びなく、私の本棚の最上段にこっそり忍ばせておいたのをなぜか今日になって見つけて、「あれみたい」と言い出したのだ。じっくり見てる姿に「怖くない?」ときくと「こわくないよ。」と答え、実際に丹念に読んでいた様子だが、夜ごはんが終わったあと、「これやっぱりなおしといて(なおす=しまう、の意ね。博多弁)あのいちばんうえに」と言う。「やっぱり、怖かった?」「うーん、ていうか、まえのこわいおもいを おもいだした」。そーゆー気持ちあるんだ!!

 

 

『真田丸』 第36話 「勝負」

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待ってました第2次上田合戦! 戦大好きマン・昌幸と、天下一の知恵袋・本多佐渡との戦いが楽しい。かーらーのー、急転直下!

秀忠の人間性が少しずつ見えてくるのもワクワクする。言葉少なく、父にしゃんとせいと言われて蛙のように家臣に平伏する暗愚っぽい初登場から、鬼嫁を通じて信幸への親近感をのぞかせたり、父への子供じみた反発心を元気すぎる妻にたしなめられたり、そして今回。ダメっぽいけど見どころあるやん!という。

犬伏での別れの宴、息子たちに大いに賞された昌幸の軍才が光る。神出鬼没で小競り合いに持ち込んで心理的に揺さぶり、刈田を防いで相手の兵糧を奪う。降伏文書で惑わせて時間を稼いで大雨を待ち、堰を切っていた敵を孤立させる。果ては染屋原に敵陣が張られるのを見越して背後の山への道を切り拓いておく。ピタリピタリとハマる策。

ツイートしたように、いたずらに主人公側の勝利と結論付けず「家康の命により戦は切り上げられた」ときちんと描いたのはさすが。初陣で冷静さを失っている状態の秀忠ではまともな戦はできそうにないなと思わせるんだけど、それを冷ややかに見つめる本多佐渡を描くことで、「でもこいつがいるから、簡単には負けないだろうな」とも思わせる。

当事者からしたら、敵が陣を払い去っっていったら「追い払った、勝った」と思うのは当然で、昌幸らの時代、戦とはそうしたものだったんだよね。そして、彼らが戦い、目にしてきた何万もの大軍どうしの戦いは、北条を包囲した戦であり、朝鮮への侵略で、どちらも長期戦になった。関が原の結果がどれだけ驚きをもって受け止められたか、脚本の妙によって視聴者も体感することになった。

治部と刑部、そして家康の軍装が、数多の映像作品や絵巻物で見る通りの格好で、「ああ、いよいよ始まる!」って高鳴ったあとに、佐助レポートだもんねw 戦の経緯は、(どこまで映像化されるかはわからないけど少なくとも佐助レポかナレで)来週説明があるんだろうけど、まずいきなり結果を持ってきたのがさすがの構成だよなあ。

これもツイートしたように、視聴者としては昌幸が生き生きして、彼の策が面白いように当たるのを見るとイェーイ!と思う。んで、次週予告で見せられた家康の悪役っぷりが憎ったらしくてしょうがない。

だけど、天下泰平を実現させ新しい社会システムを作って平和の礎を築いたのは家康で、それができたのは、昌幸みたいな戦大好きマン・戦がないと生きられないマンをしっかり処断したからともいえる。本当は下手で嫌いな芝居を涙をのんで続けた信幸のような人は、新しい世が訪れたとき、この平和を守るために力を尽くしたんだろうなとか。信幸だって本当は親子で徳川を迎えうちたかった。「戦場で暴れまくりたい」願望を持ってる戦国武将だったんだよね。

三成はどうやって死んでいくんだろう。いや、負け方も死に方も知ってるよ。このドラマで彼の死はどう取り扱われるんだろう。当然、昌幸たちに感情移入しながら見てるけど、一人また一人と去っていく登場人物たちを惜しみ、彼らの人生を称賛するだけではなく、新しい時代の意義もまた思わせてくれるドラマだと思うんだ。それだけに家康の予告での思いきった悪役っぷり(もうほんと、怖かったのだ!!)から、彼がそこからどのように描かれていくのか、気になる。

とりあえず、秀忠軍は「負けた」とは思ってないだろうけど、昌幸にいいようにされっぱなしで上田を去らなければならなかったのは本多佐渡には耐えがたい屈辱だったはずで、家康+佐渡の安房守憎しにお兄ちゃん+平八郎連合軍がどうやって立ち向かうのかドキドキします・・・

そんな中での昌幸「よっしゃー!!(ガチガッツポーズ」とか秀忠「これは・・・怒ってもいいのか?」とか、信幸「・・・・わたしです」平岩「(・・・コイツかフンヌー!?)」とか笑わせてもらいました。平岩役の役者さん、どこかで見たことあると思うが思い出せない。

前にも複数回書いた気がしますが近藤正臣はあさ来たのお父様よりこちらの軽みのある酷薄さが断然いいですね。稲。夫の筋の通し方に即座に対応、安房守にも読めなかった。兄弟での戦芝居はかつての上杉とのそれを思い出させ、城に入れず馬首を返して去っていく昌幸の後ろ姿はかつての勝頼のそれを思い出させた。

 

 

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『とと姉ちゃん』 第23週 「常子、仕事と家庭の両立に悩む」

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「Life is mine」 vol.33 「石川竜一 okinawan portraits 2012-2016 @三菱地所アルティアム」

lifeismine.me

 

天神イムズの三菱地所アルティアムで、9月25日までやっている写真展です。
私は絵も写真も専門知識とか全然ないんですけど、
見るのはとっても好きです。
この「とっても好き」が、意外と人前で言いにくかったりするんだけど。
「すごーい」とか言われると困るんだよな。
別に、なんもわかっとらんよ。見てるだけ。
感性に優劣とか大小とかなくて、誰でも自分なりのものを持っているもので、
それでいいんだと思います

 

 

水無月の十一

●6月某日: ゆうべすごい雨であった。うっかり窓を開けたまま寝ていたところがあり、朝がきたらめちゃめちゃ振り込んでいました、たはは。朝も断続的に降り続いている。窓から見える道は上りも下りもずーーーっと渋滞してる。雨の日は込みやすいところだけど、下りまでというのは珍しい。最近ちょっと睡眠不足が続いて疲れを感じますが…まだ週半ばだなあ、ふう。

降園後はお母さん人形劇団のリハーサル。キャストでない私は託児で参加。絵本を読んでくれるお母さんがあり、子どもたち今日もすごく楽しんでいた。パンツが濡れたので着替えたいけど自分の着替えがないーという子がいたが、幼稚園に備置されているものは既に全て貸出済みで、サクの着替えバッグを見ても着替え用のパンツ(2枚)は既に履いてしまったらしく、というか着替えたものすべてが水分をたっぷり吸収していてずっしり重い。残っている子に聞いて回ってもみな同じ状態である。みんな…今日のすごい雨の中でも遊んだのね…濡れながら…。

夜ごはんは、鶏手羽の甘辛煮、鶏と野菜のトマト煮の鶏2連発。サラダ。

 

水無月の十 / 幼稚園参観日

●6月某日: 先週のクラス懇談会に続いて今日は参観日。送ってきたその足から参観してよい。

登園すると子どもたちはまず自由遊びの時間なのだが、年長さんには「係の仕事」というのがある。前年度の年長さんから3月に引き継いだもので、4,5人のグループごとに日替わりで、外遊びのための「ままごと(フライパンや器などなどを入れたボックス)」「くるま(手押し車)」を出したり、遊具に鎖(のぼるための)をかけたり、雑巾がけをしたりする。そういったあらましは子どもから聞いたりクラスだよりで読んだりしてたけど、やはり実際に見ると全然違った感慨があるもんである。

まず、係の仕事が始まるまでが、長い(笑)。園バスでなく親が送り迎えするうちの園では、登園時間にばらつきがある。仕事は全員そろってから始めることになっているのだが、グループ1人目から最後(4,5人目)の子が登園するまでには20分くらいの時間差があったり。すると、待っている間に仕事へのモチベーションが下がったり、遊びながら待ってる間に遊びのほうが面白くなったり。原則、先生は子どもたちの自主性を重んじているので、「かかりするよー」「○○グループ、かかりやらんと?」など子どもたち自身が声をかけあうのを待っている。

やっと仕事が始まっても、たとえば倉庫から「ままごと」を運ぶ、というだけでも、子どもたちが協力してやるのは難しかったりするのだ。重かったり、数が多かったり、機嫌を損ねて或いは集中力が途切れて途中でやめちゃったり、ケンカになったり…。この日は、お母さんたちが見ているからか、やり始めたらけっこう真面目にやってる子どもたちだったが(笑)。年少さん、年中さんが気ままに思いきり遊んでいる中、その子たちの遊び道具でもままごとや車を出したり、掃除をしたりしてる年長児はなかなか頼もしくかっこよく見えるのだった。

サクの「すずめのてっぽうグループ(グループ名は子どもたち自身が考えたもの。今回は「草花名シリーズ」)は、今日は教室前の簀の子の雑巾がけだった。友だちと2人並んで、たったった、と長い簀子を一直線に、裸足の足の指を立ててなかなか上手に進んでいく。かわゆい。雑巾が汚れたら洗う。何度か繰り返して、年長、年中、年少とすべてのクラスの簀子を拭きあげ、終わるとグループ全員で集まって、担任の先生に報告に行く。「○○グループ、○○のかかり、おわりました」と声を合わせて言うんだけど、形式的なものに終わらず、先生との語り合いになってる。

さてクラスの部屋に集まってからの参観もいろいろ面白く。「リズム」と呼ばれている、ピアノ伴奏に合わせての広義の体操みたいなものも、年長になってより高度な動きをやるようになってた。

2人組になって1人がうつぶせになり頭の上に伸ばした両腕をもう1人が引っ張って部屋を動く、という「こいのぼり」がバカうけ。これ、引っ張られるほうが「力を抜く」のがポイントで、「力を入れる」のと同様、「力を抜く」ことの大切さを園ではたびたび言われる。電子音や刺激にあふれた生活様式もあり、現代の子どもは特に「過緊張」の傾向が多いらしい。でね、力を抜くと、顔からも魂が抜けるのね、その子どもたちの顔がおっかしくてw 

歌は「どろんこと太陽」「きかんしゃ」「たけのこ」歌も年長になると詞や音程が難しくて大人でも何回か聞いただけでは覚えられないくらい。それにしても「どろんこと太陽」っていいタイトルね! 

絵本の読み聞かせの様子も、うれしい驚きだった。









夜ごはん、鶏団子と野菜・きのこのスープ、切り干し大根煮、パスタサラダ。

 

 

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水無月の九

●6月某日: 朝だから疑惑もあるけど夫の熱がとりあえず下がったことに、サクがものすごくうれしそう。だからってホイホイ急に遊びには行けないことはわかっていても、やっぱり親が具合悪くして寝てて、ってのは不安なんだよね…。午前中、ネット関係の通信工事が入る。意外に早く終わった。私はランニング。30度近かったんじゃないかな。でも暑さにもだいぶ慣れてきたのか、炭水化物が足りてた感じもあったからか、調子はなかなか良かった。8キロ。

ちなみにサクさんも朝から微熱があり、そのせいかわからんけど、昼ごはんのあと、ひっさしぶりに昼寝。家族3人してごんごん寝た。そしてサクさん、起こしても起きない! 夕方「つい、ねちゃってた….。さ、いこう」とテヘッて感じで起きてくる。寝る前、本屋に行くと夫と話してたみたい。「もう夕方だから明日にしなよ」と私が言うと、ふえーんと泣きだす。実は、いつ以来か思い出せないくらいに久しぶりだった涙だったサクさんである。「いいよいいよ、サッと行こう、サク今日、楽しいことなんにもなかったもんな」と夫がとりなすと、サッと泣き止んだw 

夜ごはんは、鶏のトマト煮(ナス・ズッキーニ・玉ねぎ)、餃子、スパゲティサラダなど。夜中2時ごろ、ものすごい豪雨と稲光で目が覚める。ちょっと怖さを感じて眠れなくなりそうなくらいで、しかも湿気もあったので、思わず窓を閉めてエアコンをドライ運転して寝る。

 

●6月某日: 午前中、新しい扇風機を買おうと言って夫とサクが電器屋さんその他に買い物へ。2時間弱で帰ってくると、夫はそのまま布団へ直行。ごはんも食べたくないと言う。サクと私はホットサンドイッチ。具材を適当に並べて自分で好きなものを挟んだり塗ったりするスタイルにする・・・と、子どもはもちろん大喜びしますね。

心配なのは夫で、「この数日でいちばんしんどい」と言う。熱も下がり昨日はかなり元気になってたのに。頭痛と吐き気がひどいといってずっと寝ている。といって、ゆうべも今朝もしっかりごはんを食べている割に、実際に吐いてはいない。それは・・・熱中症による脱水症状では? 「どうすれば治る?」吐き気が誘発されそうな気がして、水分も控えているらしい。「飲まないと治らないよ。水と一緒に電解質も」←電解質とは何ぞやとか理論とかはよくわかっていないんだけどねw スポーツドリンクを飲ませてみると、案の定、超濃くてまずく感じるらしく、水と氷で割ると「おいしい」と言う。はいはいはい、これ完全に脱水気味ですね。でも自分で水分とれないほどではなさそうだ。

夕方、思い立ってサクとサーティワンアイスクリームに行く。行動範囲内なのに、初めて行ったこの店舗。もう4時ごろだったけど、ものすごくお客さんが多くて、家族連れや女子同士はもちろん、男の子同士や、何か外仕事系の休憩or帰り?みたいな男性集団もいて、アイス業界ってこうなってるのかーととっても新鮮だった。3日連続でサクと風呂に入るなんて久しぶりー。もう、頭も体も顔も自分で洗うし、拭くのも自分でやるので、ちょっと補足してあげるぐらいですむ、って感じで全然ラクだ。

夜ごはんは、焼き鮭、具だくさんの味噌汁、冷奴。夫はちょうどよいので(?)半断食してる。ところで午前中に買った新しい扇風機、開梱から組み立てまでサクが大活躍。好奇心、面白いって気持ちはいろんなことをさせるね…!

 

●6月某日: 夫、朝いちばんで病院へ。血液検査などの結果、やはり脱水の気が出てるということで点滴をしてもらったらしい。1日弱のプチ断食は良いデトックスにもなったかも? そういえば、先週の湯布院出張から帰ってきたときに、夫が「右足にだけ靴下の跡がすごい。むくんでるんだろうか?」と言ってて、思えばその日中、彼は昼食時以外ほとんど水分をとらなかったらしい。普段は屋内での業務がメインだから、暑さには慣れていないはずなのに。翌日の急な発熱も含め、それが発端だったかもしれないねと話す。

今回に限らず時々思うのは、男性は(…と一般化しちゃいけないか…)健康や身近な病気についての知識が少ない。熱中症や脱水のような症状については、特に子どものいる女性なら気になったり、どこかしらで情報を得る機会があったりして、予防法、対処法など含めひととおりの知識を持っているものではなかろーか。

さてサクタロー。親へのこっそり予告があったとおり、今日、来月のお泊り保育の提案を先生からうけたらしく、迎えに行くと、私を見るやダダダダーとダッシュして来て、「おかあさーん、おとまりいっていいー?」と叫びながら・・・コケた(笑)。スピードがついていただけに、なかなか立派にコケた。しかし素早く立ち上がって擦りむいた箇所を手でさすりさすり、「いっていい? おとうさんとおかあさんは、いかんとよ。○○○(組の名)だけでいくとよ。ちかくにうみもある。おふろがすっごーくひろい」など喋り続けるのだった…w 夜ごはんは、ニラ豚(玉ねぎ、ピーマン)、切り干し大根、スパゲティサラダ。夫はおかゆやお味噌汁から。

 

 

『真田丸』 第35話 「犬伏」

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はじめ、昌幸は実行可能な策を立ててるんだよね。家康の横っぱらを突いて首をとる。そうなると形勢は一気に上杉(石田)に傾く。佐助が届けた密書で三成の挙兵を知らされると、昌幸は即座に「早すぎる」と。これは正しい読みで、昌幸が戦の戦術面ではまだまだ冴えわたっていることを示している、そして信繁は「早すぎる」の意味をすぐに理解し、理解できない信幸に解説する。信幸は戦術の人ではなく、信繁にはその点、父譲りの才覚がある。こういうのがサラッと1,2分で描かれるけど、視聴者への戦術解説にもなり三者三様の人物描写にもなってて、うまいんだよなあ。

先週の感想で信繁を「父譲りで大局観ゼロ」と書いたけど、戦の成り立ちが戦国真っ盛り期から変化しているのはきちんと読めていたことが判明。父、昌幸は群雄割拠し小競り合いに終始しながら年月が費やされる時代にいまだ身を置いている。そうであってほしいという願いからでもあるんだろう。

「豊臣か徳川、勝った方が次の覇者になる、どちらかにつくしかない」中央政権を長く見てきただけあって、信繁はそこまではわかってるんだよね、そこでどちらかを選ぶとき徳川はあり得ないと思うのも大坂暮らしが長かったから。心情としちゃ、そりゃそうだよなあ。昌幸は「豊臣の下で自分は我慢し続けてた」、かといって徳川の下で働くのも矜持が許さない。昌幸はやっぱり真田という小さな郷の独立領主で、誰かの麾下について安穏を得るより、己の才覚で荒海を渡りたい男なんだなあ。武田信玄への思いは忠誠心というより畏怖心であり、今は郷愁なんだろうなあ、自分を思いきり暴れさせてくれた時代。

で、信幸は凡人だから戦術には疎い(それでも昌幸や信繁より一生懸命戦術書など読んで勉強してるところが泣かせる)。豊臣と徳川、どちらが勝利をおさめるのかもわからない。わからないうえで、二手に分かれるという奇策を出せるのが信幸! なぜなら誰よりも真田のことを考えてるから。家族みんなのことを思ってる、まっすぐな人間だから。

言われてみればほんとハマるんだよね、昌幸は組織としてカッチリしてる徳川軍よりはまだ自由に動けるだろう上杉の友軍のほうが向いてるし、信繁は豊臣寄り。で、父と決別してでも夫の自分につき従う稲がいる。それぞれの信条を考えると一手にどちらかにつくより別れた方がいいんだよな。んで、別れたらどちらかが勝って生き残れる(可能性が高い)。でも、どちらかが負けるのも確実なんだよね。そのリスクを希望に変えることができるのが信幸という真田の新しいトップなんだなあ。熱い。

「兄上には迷惑をかけっぱなしです」
「まあな、だが…」

の意味をはっきりと測りかねて、録画を見直した。この“迷惑”は何を指しているのか? ざっとTLを見た感じでも(真田丸のタグは速すぎて追えないからハナっから追わないんだけど)言及されてなかったように思う。パッと聞いたとき、まるで関が原の結末を予見(信幸がついたほうが勝ち、父たちの助命に動く労力をかける)しているのかと思ったけどそんなはずはなくて、だとすると・・・?

・安房守の血を引き「策士」を自負していた自分が妙案を出せなかったこと

 →でもそれは「迷惑」っていうより「不甲斐ない」みたいな話だよね。

・父と共に上杉(豊臣)につくよりここに残って徳川に父の離反を報告し、麾下に降るほうが大変

→それはあるよね。受けた信幸の「徳川に一番近いのは俺だ(だからしゃあない)」みたいなセリフも。信繁にしたら前回、家康の三たびの勧誘を言下に断ってるから、ここで昌幸が離反したと知ると家康がさらに怒り心頭になって信幸につらくあたるかもしらん。つまり先週「家康を怒らせた」のを含めての「迷惑」。

さらに広げて、

・今後も自分は父の下で働くのに対し、兄は父とは別個で真田を背負う立場になる

ってことも考えられるのかな。兄を助けたい、というのが信繁のもともとの志だったのに、結局兄を一人にして、自分は父と共にあるんだもんね。いくら老いが見えるとはいえ、父といれば矢面に立つのも責任とるのも父だから。いくら再会への希望を秘めていても、こうして別れれば、兄を支え助けることは容易にはできないのは想像できるわけで。

なんにせよ、兄の提案に圧倒されて言葉もなくうなずいたあと、2人になったときくしゃくしゃに泣く信繁が、ここからどう成長していくかですよね。んで、今、超絶かっこいい兄上にはこれからまだまだ苦労があるけどこのままかっこよさ天井知らずで行くのか、ちょっと情けない姿なんかまた見せてくれるのか、どっちにしても心から応援したいと思った。パパは何となく哀しい予感がするけど秀吉の最期ほどむごくはあるまいて・・・!


その昌幸の「表返り」と、ガラシャを引きずりだそうとするきりの「案外重い・・・!」、そして「せっかくやる気になっておったのに気持ちが萎えた!」のあとの「・・・若干な」。それぞれの一言で3回笑わせてもらいました。春ちゃんの「表返りだそうです」もなw 

そしてお屋形さまの「嫌がる奴は逃がしてやれ」を受ける直江は一言も発せず笑わせるww でも実際、真田軍でも嫌がってたよね、百姓足軽キンコン今野。そうだよね、一度戦場から離れたらもう行きたくないよね。ほんのちょっとだけど、庶民の意識にも時代の移り変わりがあると感じさせる描写だった。